日本大学医学部他 合格者インタビュー

2019年日本大学医学部他合格 Iさん合格体験談

覚悟を決めて一年しっかりやれば、受かると思います、レクサスなら。

【インタビュアー】千島(数学)

日本大学医学部他合格

合格おめでとう。

ありがとうございます。

一次合格した大学を教えて下さい。

帝京大学、日本大学、東京医科大学です。

最終合格した大学はどこですか?

帝京大学と日本大学です。

進学先は日本大学ですね。おめでとうございます。

ありがとうございます。

では、これまでのことをいろいろ聞かせて下さい。
まず、レクサスに来る前、現役の時はどんな勉強をしていましたか?

推薦を考えていたので、T塾で小論文を取っていました。そこで自習室を借りていました。英語・数学・理科はB塾で勉強していました。

一般入試に向けた勉強は、あまりしていなかったんですね?

そうですね。

そうすると、一般入試の結果もあまり良くなかった?

一次合格も出ませんでした。

他学部は受験しなかったんですか?

学校の先生には説得されたんです。他の学部でも合格が出ると気分的に違うから受けたらと。でも、公募推薦で落ちた時点で一浪するつもりだったので、他の学部は受けませんでした。なので、杏林大学と帝京大学と埼玉医科大学と東京医科大学だけ受けて、あとは浪人に備えていました。

結果が出た後はどうしていましたか?

自動車教習所に通っていました。精神的に参っていたので、リフレッシュするため行きました。

免許が取れて、予備校を探したわけですね。

免許を取った翌日にレクサスに来ました(笑)。

レクサスに来たきっかけは何でしたか?

一般入試の時に、いろんな予備校のチラシをもらったんですが、月曜日に小テストがあるというのと、夜に夜間指導があって、9:30まで強制的に自習があるというのが、怠けてしまうタイプの自分には合っているかなと思ったんです。それで、説明を聞きに来ました。

説明を聞いて、即決だったんですか?それとも別の予備校にも聞きに行ったんですか?

即決でした。渋谷まで通うのは大変かなと思っていたんですが、レクサスガーデンがあるということも聞いて、月曜日から土曜日までは渋谷にいて、週末は家に帰ろうと思いました。

レクサスの場合は、拘束時間が長いのでそういう利用方法もありかなと思います。賢い使い方だと思います。

週末は家に帰って良かったと思っています。家族と話してリフレッシュ出来ていました。

日本大学医学部他合格

その説明会のあと、基礎学力テストを受けたんですね。数学は評価がAでまずまず、理科は厳しい評価が出てますね、C判定とかD判定とか。やはり現役時代は理科まで手は回りませんでしたか?

化学は全然やってなかったです。

英語はどうでしたか?

学校の定期テストだと取れるんです。でも、模試とかになると全然取れないんです。短期記憶は出来るんですが、長期記憶になると苦手なんです。それで、何周もするレクサスのカリキュラムは自分に合っているのかな、と思ったんです。

数学で161点取れているから、普通ならA1かA2クラス(難関特訓コース)なんだよね。ところが、スタートはF3(基礎特訓コース)だったんだよね。この基礎学力テストを受けたあと、4月2日・3日のクラス分けテストまでの間はどんな風に過ごしていたんですか?

基礎学力テストの結果を受けて、数学よりも他の科目が悪いから、数学は落とさない程度にして、他の科目は全力でと言われたんです。

それでクラス分けテストの結果は、英語がだいたい真ん中くらいの成績で、理科は真ん中より下、数学は1回目の失敗が響いて下の方の成績だったんですが、数学は何かあったんですか?

私としては、2日目のベクトルが全滅だったんですが、1日目は何かをやらかしたという自覚がないんです。

とすると、自覚はないけれど計算ミスを連発していたということですね。

多分そうですね。

4月の開講までの間は理科を中心に勉強していたということですね。そして、授業が始まるわけですが、Iさんが立派だと思うのは、復習テストとか小テストとか、ずっと9割を取り続けているんですよね。この辺りは、どんなことを意識して学習していたんですか?

予習している時点で分からないところはなかったので、授業を聞いて、夜間のプリントを解いて終わりという感じでした。

それを繰り返しておけば、毎週の小テストは苦労することはなかったということですね。

はい、大丈夫でした。

それは、スタートが基礎クラスだったというのがありますよね。前期は、比較的余裕を持って勉強できた、そして基礎固めが出来たということですね。

はい。余裕があった分、化学と生物に時間を掛けることが出来たので、ちょうど良かったと思います。

朝8:00から夜9:30までのレクサスでの生活は、辛くなかったですか?

全然辛くなかったです。去年とか1コマ4時間の授業で、しかもそれが5時間とか、6時間とか延長するのが普通だったんです。レクサスのように1時間やって10分休憩時間があるというのは、むしろ楽でした、全然辛くなかったです。

現役の時とのギャップがそう思わせたということですね。朝特訓とか大変ではなかったですか?

ガーデンには4つ、目覚まし時計を置いていました。絶対にベッドから出ないといけないように工夫していました。

盤石ですね(笑)。それで無遅刻・無欠席だったんですね。
さて、レクサスの売りは夜間指導だと思うんですが、実際に受けてみてどうでしたか?何か感想はありますか?

あの時間がなければ、アウトプットする時間がなくなりますよね。それと、課題を出してくれるので、自分で何をやるか悩む必要がない。その課題をやっておけば、入試に対応できる学力が身に付くというのはいいシステムだと思います。

いいシステムで満足できたということですね。夜間指導の時間、何か意識していたことはありますか?

特に生物なんですけど、図説で確認しても細かいことをすぐに忘れてしまうんです。それで、2周目、3周目の授業の前に、まず自分で図説で確認して、分からないところがあったら聞きに行っていました。自分なりにきちんと理由を考えて、それを先生に説明するんです。そして、どこが違っていますかと聞いていました。

自分なりに課題を持って、質問に行っていたということですね。特に多く質問に行った先生は誰ですか?

田中先生です。

それは何か理由がありましたか?

1年間、授業を担当してくださった先生というのもありますが、とても分かり易い言葉で説明してくださるんですよ。それが自分の頭にすうっと入ってくるんです。

出された課題に満足していましたか?特に数学は、もっと歯ごたえのある問題をやりたいと思いませんでしたか?

私が受けたところは中堅くらいの医学部だったんですが、レクサスでやっていた典型問題で十分対応出来ました。典型問題をちゃんと出来るようにしておけば、合格出来るんだなと実感できました。

いわゆる最難関と言われる慶應とか慈恵とかになるとそういうわけにもいかないんですが、中堅あたりの医学部だと典型問題をしっかり出来るようにしておけば、十分対応出来ると思います。

日本大学医学部他合格

では、成績を見ながら振り返ってみたいと思います。スタートは決して良い状態とは言えなかったと思いますが、意識して勉強していた生物とか次第に成果が出てきて、夏にクラスが上がりましたよね。何かギャップとかありましたか?

ギャップはあまりなかったんですが、数学の課題が難しくて、5時間かけても終わらなくて大変でした。でも、質問には行きたくなかったんです。自分でまず考えたかったんです。それで、課題を出し終わったあとに聞いたりしていました。

その辺が難しいところですね。自分で考えて何時間も費やしてしまうと、時間がもったいないということもありますけど、Iさんの場合は粘り強く課題に取り組んだのが良かったんだと思います。
それにしても、数学の課題はそんなに難しかったですか?

なんか、終わらなかったんです。

確かに、FクラスからAクラスに上がって、脱落して行く人もいましたから、そういう点では粘り強く頑張ってくれたと思います。
英語はどんな感じでしたか?

課題も自分としては結構難しくて、こなすのに必死でした。小テストもこのあたりからちょっと乱れていきました。英語が一番ギャップがあったような気がします。

どんな風にして克服しましたか?

引野先生とか川島先生に言われていたんですが、長文を音読して、どうにかしようと思っていました。音読することによって、発音とかアクセントとかも調べるようになったんです。そこは一石二鳥だったかなと思っています。文法は、川島先生にもらったプリントをやっていました。

英語とか数学がきつくなった中でも、理科に関しては日々いい点数を取り続けていましたよね。

理科は小テストの範囲を日曜日に勉強していました。英語と数学は日々勉強していたという感じです。

医大診断模試とか、第3回実力テストに関しては、数学・化学・生物は悪くない。数学に関してはかなり取れている、でも、英語だけが取れていなかった。ただ、模試とかで結構いい成績が出せましたよね。

夏の模試で、偏差値が63を超えたんです。それで、千島先生に次は65を目指そうと言われて、じゃあ次は65を目指そうと思ったんです。そして秋には実際に65を超えたんです。

成績表を見ると分かるけど、それはやはり理科だよね。化学は70近いし、生物は70を超えている。コンスタントに理科を頑張った成果だと思います。
数学はちょっと波があるんだけど、Iさん自身はそれをどんな風に分析していますか?

メンタルの弱さに原因があると思います。計算ミスとか。

本当にそれが顕著なんだよね。実家に帰ったあとは調子が良い、月曜日は調子が良かったですよね。Iさんは、メンタル的に落ち込んだ時は実家に帰ることでリフレッシュしていたんだよね。

そうですね、母に感謝しています。

実はお母さんとの面談の時、お母さんから「毎週毎週帰って来なくっていいんだよ、と言っているんですが帰ってくるんです。このままでいいんでしょうか?」と相談されたことがあったんです。その時に「彼女はお母さんと話すことでストレスを解消しているんです。だから、そのままでいいと思います。」と答えたんです。

そうなんですか。

「毎週毎週帰ることで、時間のロスとかあるかも知れないけれど、彼女はお母さんと話すことでストレスを解消しているようなので、暫くは付き合ってあげて下さい。」とそんな話をしていました。

日本大学医学部他合格

メンタルの話が終わったので、今度は計算ミスの話をしましょう。Iさんは計算ミスを減らすために何か工夫をしていましたか?

自分の計算ミスをするポイントが4つ見つかったんです。それを意識したらミスが減ったんです。でも、減ったなと思ったら今度は別なミスをしてしまって、完全にはなくならなかったんですけど。

今、言えますか?

問題文の読み間違いと、問題文の写し間違いと、移項する時に引き算を間違えるのと、前の問題を引きずることです。

これがミスのポイントだと分かってから、ミスは減りましたか?

減りました。

11月の終わりから直前講習に入っていくんですが、その頃の精神状態はどうでしたか?

受験が始まるなという感じはあまりなかったです。普段通り課題をこなし、過去問を1年分くらい解きつつ、メンタル面ではそれほどやられていなかったです。

その時に、レクサスにこんな風にしてほしかったという要望のようなものはなかったですか?

こうしてほしかったというのはなかったです。むしろ、受付の皆さんに癒されていました。あと、Aクラスに上がって一人でいた時に「おめでとう!」とか言われて、すごくうれしかったですね。一次合格した時も「おめでとう!」と言われて、うれしかったです。

その頃のご両親の様子はどうでしたか?

直前期とかは特にプレッシャーはなかったんですけど、でも受験が始まって、落ちまくってからはプレッシャーを感じていたようです。

女子医を落ちたときは私も動揺しました。

あれは自分でもびっくりしました(笑)。

そのあと、回復していきますよね。あの頃はどんな心境の変化があったの?

女子医が終わって、泣いて、そしたらすっきりしました。

溜まっていたものを吐き出したわけですね。

帝京は一次は通るだろうと思っていたんです。それで本当に一次合格が出て、次の日が東京医科だったんですが、気分がウキウキしながらテストが受けられたんです。それが大きかったと思います。一つ一次合格が出て、そのあと二次の結果が出る前に日大まで行けたのは、気分的に楽でした。

一次合格が一つ出るというのは、やはり違いますか?

だいぶ楽でしたね。

入試の最中もレクサスには来ていましたよね?

来ていました。

先生がいてくれるという安心感はありましたか?

1年間ずっと千島先生のところに通いつめていた感じです。先生と反省会をしていたというか、相談所のような感じでした。

数学の先生というよりは、いろんなことの相談相手でした(笑)。

千島先生が担任の先生でしたからね。

日本大学医学部他合格

ところで、日大を受けた時は手応えはありました?

全然なかったんです。本当に一次で落ちると思っていました。

テストから帰って来たときそんなこと言っていたよね。それで、蓋を開けたら正規合格だったんだよね。

自分でも不思議なんです、何があったんでしょう。

面接が良かったのかも知れないね。

面接はとても優しかったです。面接室に入った瞬間に「荷物重そうだね。」と言われました(笑)。

質問されて困るようなことは聞かれなかった?

困るようなことは聞かれなかったんですけど、「日大を志望する理由はいっぱいあると思うけど、その中から3つ挙げて下さい。」と聞かれて、答えたら全部優しく突っ込まれて、最終的には「お世話になった小児科の先生が日大の出身だったんです。」と答えたら、「じゃあ、名前は?」と聞かれて、名前を答えたんです。そしたら「すばらしい!」と言われました。

特に辛い質問はされなかったということですね。

すごく優しかったです。「是非、来てください。」と言われました。「妊婦さんが思っていることと、ご主人が思っていることが違う場合、あなたならどうしますか?」と質問されて、自分の意見を述べた時に、質問者の中に小児科の先生がいらしたんですが、その先生が「私なら現場でこうしますよ。」と答えてくださったんですよ。その時に、真ん中の一番偉い先生が、「日大には、このような素晴らしい先生がいっぱいいますから、是非いらしてください。」と言われて、これで落とされたらどうしようと思いました(笑)。

それで結果が正規合格ということですね。正規合格の知らせが来たときはどうでしたか?

一次の点数からして、正規合格はないなと思っていたので、期待していなかったんです。発表の時間は午後1時だったんですけど、発表を見たのは夕方の4時でした。そしたら、合格してて、喜びというよりは驚きの方が大きくて、びっくりでした。

誰に、最初に報告しましたか?

両親です。

そうでしょうね。1年間、ご両親に支えてもらったと思うんですが、してもらって嬉しかったことはありますか?

お惣菜を作ってもらったことです。

大きなリュックを背負ってきて、その中身がお惣菜だったんだよね。

そうです。それを食べて元気を取り戻していました。

逆に、これは困ったなということはありましたか?

入試が始まってから、一次合格が全然出なくて、そしたら溜め息が多くて、それを聞くのが辛かったです。そのあと、合格してから、父に「やっと頭の中がすっきりした状態で仕事ができる。」と言われました(笑)。

それだけ心配していた、ということだよね。

日本大学医学部他合格

1年間を振り返って、印象に残っていることは何かありますか?

一番印象に残っていることは、前期の数学ですね。課題の他に千島先生からいろいろプリントをもらってやっていたことです。

前期はたまたまF3クラスだったということもありますが、夏にはAクラスに上がってもらいたかったので、Aクラスに入っても苦しまないようにと、渡していたプリントでしたね。でも、余裕でこなしていたよね。数学が余裕だった分、理科に時間が回せたから、理科が一気に伸びたんだよね。一気に伸ばせた要因は何だと思いますか?

1年を通して、3周とか4周する中で、1周目は基本的なこと、2周目はちょっと肉付けして、3周目は更にレベルアップして、というように何周も回すことで知識が定着していったんです。そんなシステムが忘れ易い私の体質に合っていたんだと思います。

まず、ざっとやるから全体像が見えて、それを頭に入れているから細かい話が理解できるんだよね。そのシステムがIさんに合っていたから、一気に伸ばせたんだろうね。

そうだと思います。

理科は現役時代、偏差値が40くらいだったんだよね。それが1年間で偏差値70くらいまで伸ばせた、これが正規合格を勝ち取った勝因だと思います。本当に良くがんばりました。

ありがとうございます。

では、最後にこれから医学部を目指す後輩たちに向けて、メッセージをお願いします。

私の家は、両親がどちらも医師ではないので、浪人は1年だけという約束で浪人させてもらったんです。だから、絶対に1年で決めるという思いが大切なんだと思います。覚悟を決めて1年しっかりやれば、受かると思います、レクサスなら。

ありがとうございます。1年間、お疲れさまでした。

こちらこそ、ありがとうございました。