有機化学のオキテ
受験生の強い味方。レクサス流医学部徹底攻略。
この問題がほぼ全て解けて、内容が理解できれば、自動的に有機化学は合格レベルに到達できているはずである。後は自分の受験する大学の過去問題を研究してみよう。
なお「マーク」のついている問題や分野はやや高度な内容も含むので、有機化学の問題に不慣れな場合には初回は単に内容を読むか、とばして後回しにしてよい。ただし最終的には必要になることを忘れずに。
有機化学のオキテの使い方
1.分野と配列
高校で学習する有機化学を32の分野に区分してある。また有機化学の各分野を高校で学習する順に配列してある。
2.問題と問題数
私立大学医学部の入試問題から,必要かつ標準的な問題を選んで使っている。どんな試験を受ける場合でも,実際に出題された必要かつ標準的な問題で実戦力をつけるのが最善である。問題数は出題頻度や重要度に応じて一分野につき2~5題で,全部で80題となっている。
3.解答,解説と補足
解答の後に,解答に到達するための考え方が解説してある。また実際に出題されたことのある,問題に関連した内容などを補足としてつけ加えてある。(解説と補足は絶対に読んでください。読まないと学習効果が大幅に減少してしまいます。)
4.掟(オキテ)
最後に「掟」がついている問題がある。「掟」はその問題を解くときに,合格レベルにある受験生ならほとんど皆が知っている重要な内容である。もし知らない「掟」が出てきたら,その機会に是非覚えて有効に活用してほしい。(掟知らずは命取り!)
5.使用法
最初に一通り解いてみる。このときに知識が不足していたり,理解が不十分な部分をはっきりさせながら各分野の復習をする。特に知らない「掟」がないようにすること。
次に2回目を同じ要領でくり返す。必要なら3回目以降もくり返し,知識の定着や理解を徹底させる。
あれこれ色々な本に手を出さず,この問題を徹底的に学習するのが一番効率の良い勉強法である。(なお基本的な知識が根本的に不足している場合は,この本に入る前に有機化学の基本書を一通り勉強してください。)