東京医科大学医学部の「繰り上げ合格」はいつ、何番まで回る?過去10年の推移と傾向分析
正規合格発表の興奮も冷めやらぬ中、手元に届いた「補欠(Waitlist)」の通知。
「期待していいの?」「それとも、もうダメなの?」
毎日鳴らない電話を待ち続け、心がすり減るような思いをしている受験生の方も多いのではないでしょうか。
特に東京医科大学(以下、東京医大)は、都内私立医学部の中でも非常に人気が高く、その繰り上げ合格の動向は毎年大きく変動します。
この記事では、医学部受験専門予備校として長年入試動向を分析してきた「レクサス教育センター」が、東京医大の繰り上げ合格の仕組みと、過去10年間の詳細データを徹底解説します。
不安な気持ちは痛いほど分かります。ですが、データを知ることで見えてくる希望があります。3月末の最後の瞬間まで、諦めずに準備を整えておきましょう。
1. 東京医大の「繰り上げ合格」の仕組み
まずは、東京医大がどのように補欠合格者を選定し、連絡を行っているのか、そのメカニズムを正しく理解しましょう。
補欠順位は「絶対」です
東京医大の一般選抜では、正規合格発表と同時に、補欠対象者に「補欠順位(ランク)」が通知されます。
これは、一次試験と二次試験の合計得点に基づいて厳格に決定されたものです。欠員が出た場合、大学側の裁量が入り込む余地はなく、順位の若い番号(1位)から機械的かつ厳密に電話がかかってきます。
運命の電話連絡
繰り上げ合格の連絡は、原則として電話で行われます。
ここ数年の傾向として、大学側は迅速に入学者を確定させるため、電話での意思確認を非常に重視しています。
【重要:電話には必ず出られるように!】
予備校業界のデータや受験生の報告によると、大学からの電話に出られなかった場合、あるいは折り返しが遅れた場合、次の順位の候補者に権利が移ってしまうリスク(いわゆる24時間ルールなど)が指摘されています。特に3月下旬は「即応性」が求められます。
2. 【過去10年のデータ】繰り上げ合格は「何番」まで回るのか?
「結局、自分の順位は合格圏内なのか?」
これが最も気になるところでしょう。ここで重要なのは、「繰り上げ合格者数(実入学数)」と「順位がどこまで回ったか」は異なるという点です。
例えば、順位10番までの人に電話をしても、上位5人が辞退すれば、順位はもっと下まで回ります。
近年の東京医大は情報公開が進んでおり、特に2024年・2025年は公式に到達順位を公表する傾向にあります。
レクサス教育センターや主要予備校のデータを統合した、過去の推移をご覧ください。
一般選抜 繰り上げ到達順位の推移(推計含む)
| 年度 | 推定到達順位 | 動向の評価 | 背景・要因 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 89位 | 中~高 | ポストコロナの安定期、情報開示が進む |
| 2024 | 65位 | 中 | 志願者層の安定、定員調整の影響 |
| 2023 | 約40位 | 低 | ブランド完全回復により、辞退者が激減 |
| 2022 | 約120位 | 高 | コロナ禍や他大との併願関係の変化 |
| 2021 | 約160位 | 極めて高 | 共通テスト初年度の混乱と安全志向 |
| 2020 | 約70位 | 中 | 入試改革の過渡期 |
| 2019 | 約100位 | 中~高 | 不正入試問題翌年、辞退率が高かった |
データの読み解き方
「安全圏」と「変動圏」
過去最も少なかった2023年でも40番までは回っています。もしあなたの順位が40番以内であれば、合格の可能性は極めて高いと言えます。
また、平年並みであれば60番~90番あたりも十分にチャンスがある「変動圏」です。
2021年の「160番」は例外
2021年は共通テスト導入初年度の混乱とコロナ禍が重なり、異例の事態となりました。この数字を「今年も同じくらい回るはず」と過信するのは危険ですが、入試は何が起こるか分からないという証明でもあります。
3. 電話が鳴る「3つの波」を知っておく
繰り上げ合格の連絡は、ランダムに来るわけではありません。大きく分けて3つのピーク(波)があります。
- 第一波(2月下旬):
慶應義塾大や慈恵医大など、最難関私立の合格発表に伴う辞退枠。 - 第二波(3月10日~中旬):
ここが最大の山場です。国公立大学(前期)の合格発表により、国公立に合格した受験生が一斉に私立を辞退します。ここで「ドミノ倒し」のように順位が一気に進みます。 - 第三波(3月末):
国公立後期の結果や、他大学の繰り上げに伴う最終調整。3月31日の午前に電話が鳴ることも稀ではありません。
「3月中旬になっても連絡が来ない……」と落ち込むのはまだ早いです。真の動きは、国公立発表後から加速します。
4. レクサス教育センターからのメッセージ
私たちレクサス教育センターは、単に勉強を教えるだけの予備校ではありません。
医学部入試という複雑で過酷な戦いを、「情報」と「戦略」でサポートするパートナーです。
今回ご紹介したような詳細な繰り上げデータ分析も、その一つです。
「今年は併願校の動きがこうだから、東京医大の繰り上げはこの辺りまで伸びる可能性がある」
といった予測は、長年の経験と膨大なデータがあって初めて可能になります。
今、あなたができること
補欠順位を持っているあなたにできることは、祈ることだけではありません。
- 常に電話に出られる状態にする
お風呂やトイレでもスマホを離さず、非通知設定の着信拒否も解除しておきましょう。 - 併願校の手続きを確認する
他大学の入学金納入期限などを整理し、東京医大から連絡があった際に即断即決できるよう、親御様とシミュレーションしておいてください。 - 心を強く持つ
繰り上げ合格は、正規合格と同じ「合格」です。入学してしまえば、順位など関係ありません。立派な医師になる資格が、あなたにはあります。
自分を信じて、最後まで諦めないでください
3月末、桜が咲く直前まで、あなたの携帯電話が鳴る可能性は残されています。
不安な夜が続くかと思いますが、私たちは最後まで受験生の皆さんを応援しています。
医学部受験の悩み、プロに相談してみませんか?
「今年の入試結果をどう分析すればいい?」
「もしもの場合、来年に向けてどう戦略を立て直すべき?」
「自分に合った志望校選びができているか不安……」
レクサス教育センターでは、こうした個別の入試相談を随時受け付けています。
今回の記事のような緻密なデータ分析に基づき、あなただけの合格戦略をご提案します。
一人で悩まず、まずはプロの視点を取り入れてみませんか?
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