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東北医科薬科大学 医学部

一般選抜

入試問題の傾向と対策

東北医科薬科大学

医学部予備校 レクサス教育センターが分析した入試傾向と対策を公開します。是非お役立てください。

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数学

東北医科薬科大学 一般選抜 出題傾向 数学

傾向と対策の概要
東北医科薬科大学医学部の数学の試験は、2018年度から2025年度までの範囲で、試験時間、大問数、および出題形式において極めて高い安定性を示しています。出題内容は、微積分(解析)確率・場合の数(離散数学)が毎年必ず出題されるという核となる傾向があり、これに加えてベクトル・空間図形、複素数平面、二次曲線、パラメータ表示などの分野が組み合わされます。解答形式がすべてマーク式の空欄補充であるため、正確かつ迅速な計算能力が非常に重要となります。

試験形式の安定性と構成

試験形式は非常に安定しており、以下の構成が維持されています。

  • 試験時間:2018年度から2025年度まで、一貫して70分で実施されています。
  • 大問数:毎年3題構成(問題I、II、IIIまたは【I】、【II】、【III】)が維持されています。
  • 解答形式:全ての問題が空欄補充形式(マーク式)であり、途中の計算過程ではなく、最終的な数値や係数を解答欄にマークする形式です。

試験形式の大きな変化

提供された資料(2018年度~2025年度)の範囲では、試験時間や大問数、解答形式に関する大きな形式的変更は見られません。

出題分野や出題テーマの傾向

出題は特定の分野に偏重しつつも、バランス良く幅広いテーマから選ばれています。

分野 傾向 出題例 (年度)
微積分(解析) 最重要分野。グラフの極値、面積・体積の計算、定積分、級数との融合、パラメータ表示された関数の扱いなど、計算量が非常に多く、深い理解を要求する問題が毎年出題されています。 絶対値を含む関数の積分(2018)、4次関数の極値(2020)、三角関数の級数と極限(2021)、サイクロイドの面積・体積(2023)
確率・場合の数 最重要分野。座標平面上の移動と確率、領域の塗り分け、特定の倍数の確率、最短経路の組み合わせなど、思考力を問う問題が継続的に出題されています。 座標平面上の移動の確率(2018)、図形の塗り分け[回転・反転を考慮](2019)、格子上の経路[制限付き移動](2025)
ベクトル・空間図形 3次元座標における図形や距離の最小値、回転体の体積など、空間的な把握力と計算力を要する問題が出題されています。 3点を通る平面と回転体の体積(2018)、ねじれの位置にある2直線間の距離の最小値(2019)
二次曲線・複素数平面 近年、テーマとして定着しつつあります。抽象的な条件設定や極座標との融合も見られます。 楕円への2接線と面積(2019)、複素数平面上の点の位置関係(2022)、極方程式で表された楕円(2024)
関数・方程式 整式の条件(割り切り)や、解と係数の関係、変域内の最大・最小値など、代数的な考察が問われます。 4次関数の極小値(2020)、三角関数で定義された関数の最大値(2021)、2次方程式の解の条件と最大最小(2025)

特徴的な傾向

  • 高度な計算力と処理能力の要求
    70分という時間に対し、大問一つ一つが複数の設問に分かれ、それぞれが複雑な計算や論理展開を要求します。特に微積分の問題では、三角関数を含む複雑な定積分や、極限の計算(2021)、指数関数と三角関数を組み合わせた積分(2020)などが出題されており、高度な計算技術が不可欠です。
  • 融合問題の多用
    特定の単一分野ではなく、複数の分野(例えば、ベクトルと微積、確率と整数論、パラメータと体積など)を組み合わせた融合問題が中心です。
  • 場合の数・確率の難度
    塗り分け問題(2019)や、特殊なルールに基づく移動確率(2018)、4桁の整数の倍数に関する確率(2023)、経路の制限を伴う最短経路(2025)など、組合せ論的思考を深く必要とする問題が目立ちます。
  • 図形的考察の重視
    空間図形や曲線(楕円、サイクロイド)の性質を理解した上で、面積や体積、距離の最小値を求める問題が頻出しており、抽象的な計算だけでなく、図形の性質を正確に把握する力が求められます。

対策

1. 基礎概念の徹底的な理解と体系化

出題分野は広範であるため、数Iから数IIIまでの全分野の基礎概念を穴なく定着させることが必須です。特に、微積分、ベクトル、複素数平面、確率の分野は難易度が高いため、教科書の定義や基本定理を正確に理解しておく必要があります。

2. 高度な計算練習とマーク式への対応

解答形式がマーク式(空欄補充)であるため、途中のミスが許されず、正確な計算が求められます。
  • 制限時間内での処理能力の向上:70分で難度の高い3題を解き切るためには、計算のスピードと正確性を高める練習が必要です。
  • 煩雑な計算への耐性:絶対値を含む積分、指数・三角関数の定積分、分数式の微分/積分、複雑な係数を持つ関数の最大最小問題など、煩雑な計算を確実に実行できる訓練が求められます。

3. 応用テーマへの特化対策

  • 融合問題への慣れ:微積分と空間図形(回転体の体積)、パラメータ表示と面積・体積など、異なる分野の知識を統合して解く練習を重ねるべきです。
  • 確率・場合の数の対策:単純な公式適用に留まらず、回転や反転を考慮した塗り分け問題や、条件が複雑に絡む整数論的な確率問題に慣れるため、過去問や難度の高い類題を解くことが有効です。
  • 図形の考察力:3次元空間における幾何学的最小値問題や、曲線と接線の幾何学的性質を問う問題に対応するため、問題文の図形を正確にイメージし、図形的な考察を計算に落とし込む力を養うべきです。

試験における出題傾向が安定していることは、対策を集中しやすいという利点があります。東北医科薬科大学の数学試験は、マラソンランナーが山道を走るようなもので、単に速く走るだけでなく、計算の正確さという足腰の強さと、難解なテーマを突破する論理的な持久力が同時に要求されます。

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英語

東北医科薬科大学 一般選抜 出題傾向 英語

傾向と対策の概要

東北医科薬科大学の英語試験は、試験時間70分で、長文読解、語彙、文法、整序英作文といった多様な形式で構成されており、医学・科学分野の高度な内容を含む英文読解能力と、応用的な文法・語彙力が問われます。

特に、現代社会の医療、生命科学、環境問題に関する長文が出題される傾向が強く、単なる内容理解だけでなく、詳細な情報や論理構成を正確に把握する力が求められます。また、高度な語法や熟語を問う問題が安定して出題されており、文法知識の抜けがないかも重要です。

試験形式の安定性と構成

本学の英語試験の形式は、2018年度から2025年度(問題冊子の提示がある範囲)にかけて、非常に高い安定性を保っています。

項目 特徴
試験時間 70分で一貫して変更なし。
大問構成 大問は通常4~5問で構成され、長文読解(I, II)が中心となる。
出題内容 長文読解(内容一致、空所補充、タイトル選択)、文法・語彙(空所補充、下線部同義語、誤文訂正)、整序英作文(和文英訳)が定番。
整序英作文 文の構造を理解させる複雑な構文の出題(倒置や熟語を含む)が安定して出題されている。

試験形式の大きな変化

2018年度から最新入試までの資料を見る限り、試験時間(70分)や大問の構成、問題形式の大きな変更は見られません。受験生は過去の傾向に基づいた準備を計画的に行うことができます。

配点に関する注意点: 一次試験の配点については、2020年度の資料では外国語(英語)が100点、数学が100点、理科(2科目選択)が200点となっており、英語は理科と並ぶ主要科目ではないものの、合格に不可欠な要素です。

出題分野や出題テーマの傾向

出題テーマは、医学部入試の特性を反映し、生命科学、医療倫理、現代社会の課題に関する高度な内容が中心です。特に、時事的な話題を扱ったニュース記事(The Japan TimesやScience Newsからの抜粋が多い)を題材とする傾向があります。

年度 主なテーマ 分野
2018 ホルモンと内分泌かく乱物質、ゲノム編集の倫理的・法的問題 生命科学、医療倫理
2019 高額な抗がん剤(オプジーボ)と日本の医療経済、VOCsと大気汚染 医療経済、環境科学
2020 食料自給(自給自足)とアメリカの歴史的背景、脳の地図作成(空間情報と記憶) 社会科学、生命科学
2021 再生可能エネルギーと脱炭素化、日本のノーベル賞受賞者数と基礎研究への支援 環境エネルギー、科学政策
2022 プラセボ効果と脳の特性、東洋と西洋の思考様式(分析的思考と全体論的思考) 心理学、文化心理学
2023 湖におけるマイクロプラスチックとバクテリアの増殖、小児の急性肝炎の増加 環境科学、医学
2024 COVID-19後の睡眠障害と免疫システム、血液中のマイクロプラスチック 医学、環境科学
2025 合成生物学とタンパク質の再創造(ナノマシン)、音楽と病気の伝播パターン 生命科学、応用数学/社会科学

テーマの傾向

  • 医療・生命科学の基礎知識を背景とする文章が非常に多い。
  • 環境問題(マイクロプラスチック、大気汚染、エネルギー)も頻出テーマである。
  • 科学の社会的・倫理的側面(ゲノム編集の規制、高額薬の保険適用、基礎研究の重要性)に関する議論も扱われる。

特徴的な傾向

1. 高度な語彙・熟語の重視

文法・語彙問題(大問III, IVなど)では、句動詞(phrasal verbs)やイディオム、そして文脈に合った高度な同義語が頻繁に問われます。例えば、look down on(軽視する)、come to(意識を取り戻す)、take the place of(~に取って代わる)、turn down(断る)、drop off(寝入る) など、多義語や熟語の応用力が必須です。

2. 整序英作文による文法・構文の徹底チェック

整序英作文(和文英訳)は配点も高く、難易度が高い傾向があります。特に、倒置構文(例:Only after her doctor had given her a serious warning... did she really try...)や、分詞構文、関係代名詞、比較構文など、複雑な文構造を正確に理解し、再現する能力が求められます。

3. 読解問題における内容細部の一致確認

長文読解後の内容一致問題では、「本文に書かれている内容と一致するか」を問う正誤判定形式が多く、本文の記述と選択肢の内容を細部まで照合する正確な読解力が不可欠です。

対策

上記の傾向に基づき、以下の対策が有効です。

  • 科学・医学系長文の多読と速読の訓練: 普段から、環境科学、生命倫理、医療技術といったアカデミックなテーマを扱う英語のニュース記事や論文の抜粋を読み慣れることが重要です。一文一文の構造が複雑なため、70分という限られた時間内で正確に読み切るために、速読と精読を組み合わせた訓練が必須となります。
  • 応用的な語彙・熟語の徹底暗記: 文法・語彙問題対策として、句動詞やイディオムを含む上級レベルの語彙を重点的に学習し、その文脈での意味を理解することが求められます。
  • 複雑な構文の理解と整序英作文の対策: 整序英作文を突破するためには、倒置、分詞構文、仮定法、比較構文といった複雑な文法事項を正確に使いこなせるように練習する必要があります。特に、文の冒頭に来る表現(例:Not only, Only after, No computerなど)が引き起こす倒置のルールは重点的に確認すべきです。
  • 長文の根拠に基づいた読解: 内容一致問題での失点を防ぐため、「どこに何が書かれているか」を意識しながら読み進める練習を積む必要があります。特に、数字や固有名詞、限定的な表現(only, most, allなど)を含む記述の確認を徹底することが重要です。

整序英作文対策のイメージ

東北医科薬科大学の英語試験は、まるで精密な外科手術のように、高度な知識(専門的な語彙やテーマ)と正確な技術(複雑な構文を正確に組み立てる能力)を制限時間内に要求します。特に、整序英作文は、ただ単語を知っているだけでなく、文法構造という設計図を完璧に理解し、正確な順番でパーツ(語句)を配置する高度な技術が試される部分と言えます。

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化学

東北医科薬科大学 一般選抜 出題傾向 化学

東北医科薬科大学医学部の化学は、2018年度以降、理論、無機、有機、高分子、生化学の全分野から満遍なく、かつ詳細な知識と高い計算処理能力を要求する問題が出題される傾向にあります。

特に、化学平衡、反応速度、溶解度積、滴定計算、および有機化合物の構造決定といった、計算を伴う定量的な分析を求める問題が非常に多いことが特徴です。また、近年では医歯薬系分野で重要性の高い応用化学(COD、油脂、高分子、生体分子)に関する出題が定着しています。

対策としては、基本事項の正確な理解を前提としつつ、複雑な計算問題に対する迅速かつ正確な処理能力を養うことが不可欠です。

試験形式の安定性と構成

試験時間 大問数 解答形式
120分(他1科目と計) 4題(【I】~【Ⅳ】) マークシート(一部空欄補充・記述含む)

安定性

試験形式は、2018年度から一貫して安定しています。化学は他の1科目と合わせて120分で実施されており、大問は概ね4題構成となっています(年度により大問内の設問数や小問構成は変動します)。

構成の特徴

  • 長文読解と穴埋めの融合: 各大問は、長い説明文(リード文)中に空欄を設け、その空欄を補充させたり、下線部に関連した詳細な計算問題や知識問題をマークシート形式で問う形式が主流です。
  • 計算問題の比重: 各大問の終盤には、必ずと言っていいほど、化学の基礎法則(アボガドロ定数、凝固点降下)、熱化学、反応速度、化学平衡、あるいは定量分析(滴定、溶解度積)に基づく難易度の高い計算問題が含まれます。

試験形式の大きな変化

提供された過去問の範囲内(2018年度~2025年度)においては、試験の基本形式や時間配分に大きな変化は見られません。

ただし、出題テーマは年度ごとに異なる分野を深く掘り下げており、例えば2021年度には実在気体とファンデルワールスの状態方程式に関する本格的な物理化学の出題があり、2023年度には金属イオンの系統分離(定性分析)に関する詳細な問題が出題されています。これは、形式は安定しているものの、出題内容の幅広さと詳細さが年々要求されていることを示唆しています。

出題分野や出題テーマの傾向

出題はバランスが取れていますが、特に以下のテーマが頻出または深く掘り下げられています。

1. 理論化学・物理化学

  • 結合と分子間力: 分子構造、結合角(非共有電子対の影響)、水素結合、ファンデルワールス力(沸点との関係、アルカン)など、物質の性質と構造を関連づける基礎知識が問われます。
  • 化学平衡: 特に二酸化窒素と四酸化二窒素の平衡($2\text{NO}_2 \rightleftharpoons \text{N}_2\text{O}_4$)は2020年度と2023年度に出題されており、平衡定数($K_c, K_p$)の導出やルシャトリエの原理の適用が重要です。
  • 酸と塩基・溶解度積: 緩衝液とpH計算(特にリン酸の多段階電離平衡)や、溶解度積を用いた沈殿の生成/分離に関する計算が頻出です。
  • 定量分析: 過マンガン酸カリウム($\text{KMnO}_4$)を用いた酸化還元滴定や、中和滴定を用いた逆滴定計算は毎年出題される可能性が高い重要テーマです。

2. 無機化学

  • 応用的な工業プロセス: アンモニアソーダ法やハーバー・ボッシュ法など、工業的な製法に関する知識およびそれに伴う物質量の計算が求められます。
  • 金属イオンと系統分離: 2023年度には $\text{Ag}^+, \text{Pb}^{2+}, \text{Cu}^{2+}, \text{Fe}^{3+}, \text{Al}^{3+}, \text{Zn}^{2+}, \text{Ba}^{2+}, \text{Na}^+$ の8種の金属イオンの系統分離が詳細に問われており、沈殿の色、錯イオンの生成、両性元素の性質など、幅広い知識が必要です。
  • 金属とその化合物: カルシウム化合物、クロム化合物、アルミニウム化合物(テルミット反応、ミョウバン)など、特定の金属の性質や反応が深く問われます。

3. 有機化学

  • 構造決定と異性体: 燃焼組成や反応結果(オゾン分解、ヨードホルム反応など)から、化合物の分子式や構造を特定する問題が中心です。特に幾何異性体(シス/トランス)や鏡像異性体(不斉炭素原子)の有無を問う問題が繰り返し出題されています。
  • 芳香族化合物: 分離操作(抽出)を利用した芳香族化合物の混合物分離、およびアニリンやフェノールなどの塩基性/酸性度の比較は重要です。
  • 油脂と生体分子: 油脂のけん化価やヨウ素価の計算、および脂肪酸の種類(飽和/不飽和)に関する知識が必須です。

特徴的な傾向と対策

⚠ 計算量と難度の高さに注意

他の医学部入試と比較しても、化学の計算問題の量が非常に多く、また複雑です。計算ミスの許されない正確性が要求されます。

特徴的な出題傾向

  • 応用・産業化学への重点: COD、合成高分子(ナイロン66、ビニロン)の合成経路、プラスチックのリサイクル技術など、実社会や医歯薬分野に関連する応用的なテーマが定期的に出題されます。
  • 生化学(近年増加傾向): アミノ酸の等電点やイオン交換樹脂による分離、ペプチドや核酸の構造と反応(2024年度)など、基礎的な生化学分野の知識が定着しています。

具体的な対策

1. 基礎力の徹底と応用

全分野の基礎知識を抜けなく習得することは大前提です。特に、電子配置、化学結合、分子の形といった理論化学の基礎事項は毎年のように確認されています。

2. 定量的分析能力の強化

  • 計算訓練: 複雑な分数の扱いや有効数字の処理など、計算そのものの訓練を重点的に行う必要があります。特に熱化学、平衡定数、溶解度積、滴定、分子量決定(浸透圧、凝固点降下)の計算パターンを完全に習熟してください。
  • 反応の量的関係: 化学反応式に基づき、質量、物質量、体積(気体)を正確に換算する能力が求められます(例: メタン・プロパン混合気の燃焼計算)。

3. 有機・無機・高分子の知識の深化

  • 有機構造決定: 反応前後の分子量の変化や、オゾン分解などによる断片化から、速やかに元の構造を特定できるように、多数の演習をこなす必要があります。特に異性体の種類を数える問題への慣れが必要です。
  • 無機反応の暗記と理解: 系統分離における沈殿の色、酸・塩基としての性質、錯イオンの有無など、知識と論理を組み合わせた問題が多いです。丸暗記だけでなく、なぜその操作を行うのか(例: $\text{H}_2\text{S}$で還元された金属を酸化する理由)を理解することが重要です。

対策のポイント:精密機械の修理のように

東北医科薬科大の化学の対策は、まるで「複雑な精密機械の修理」に似ています。

  • 部品(基礎知識)を全て理解する:知識の深化
  • 回路図(反応機構)を正確に読み解く:定性的理解
  • テスター(計算技術)を用いて故障をチェックする:定量的分析

知識だけ、計算力だけでは対応が難しく、両輪を高いレベルで機能させることが合格への鍵となります。

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物理

東北医科薬科大学 一般選抜 出題傾向 物理

2018年度~最新入試の傾向と対策の概要(物理)

傾向と対策の概要

東北医科薬科大学医学部の物理は、2018年度以降、力学、電磁気学、熱力学・波動・光の物理学の主要3分野からバランス良く出題される傾向が安定しています。
問題の多くは、基本的な原理・法則を理解していることを前提に、複雑な設定や多段階のプロセスに対する応用力と、それらを処理するための高度な計算力・数式処理能力を要求します。

試験形式の安定性と構成

項目 詳細
時間・科目数 2科目で120分(物理はそのうちの1科目)。解答スピードが求められます。
大問構成 毎年、大問3題構成(I, II, III、またはA, B, C)が定着しており、それぞれが異なる物理分野から出題される傾向が安定しています。
解答形式 すべてマークシート形式。解答群から適切な式や数値を正確に導出する必要があります。特に分数形で解答する際の既約分数指定や、特定の数字をマークする際の注意書きに注意が必要です。

試験形式の大きな変化

2018年度以降の資料の範囲内では、試験の基本的な構造(大問数、解答形式、時間)に大きな変化は認められません。安定した形式の中で、各分野のテーマが変化しているのが特徴です。

出題分野や出題テーマの傾向

出題は主要な3分野にわたりますが、各テーマにおいて深い理解が求められます。

力学 (Mechanics)

  • 衝突と保存則: 完全弾性衝突(2018)、バネを含む衝突およびレール上の運動における運動量保存則とエネルギー保存則(2020、2023)が頻出です。
  • 運動方程式と相対運動: 加速する台上の物体に関する運動方程式の記述や、非慣性系からの観測(2021)が出題されています。
  • 円運動と単振動: 正多角形軌道を近似した円運動(2018)、ばね振り子による単振動(2019)、浮体の単振動(2024)、パイプ内の円運動(2025)など、振動・円運動の理解は必須です。
  • 万有引力: 惑星の構造や周回運動、脱出速度など、応用的な万有引力の問題も出題されています(2018)。

電磁気学 (Electromagnetism)

  • 回路と過渡現象: RC回路、RLC回路の定常状態およびスイッチ操作後の過渡現象における電荷や電流の変化、エネルギー計算が中心です(2019、2021、2023、2025)。
  • 静電気学: 点電荷による電位・電界、導体を用いた鏡像法による電場・電位の解析(2018)、コンデンサーの挿入体移動に伴う仕事・エネルギー変化(2024)など、基礎理論を深く掘り下げた問題が出ます。
  • 交流と誘導: 変圧器やコイルの誘導起電力、交流電流、消費電力の時間平均(2020)など、交流分野も出題対象です。
  • 荷電粒子の運動: 一様電場や一様磁場中の荷電粒子の運動、仕事、力積、軌跡の解析(2022)も問われています。

熱力学・波動・光 (Thermodynamics, Waves, Optics)

  • 熱力学: ピストン内の理想気体の状態変化(等温、断熱、ポリトロープ変化)を多段階で追跡し、仕事、熱、内部エネルギーの変化を計算する問題が特に頻繁に出題されています(2018、2020、2022、2024、2025)。
  • 波動: 弦の振動(横波)におけるエネルギー、反射・透過、境界でのエネルギー保存則(2021)、音波の共鳴(開口端/閉口端)、ドップラー効果(2023)など、波動現象の理論的な側面も問われます。
  • 光(光学): フェルマーの原理に基づく反射・屈折の法則の導出や、球面での屈折公式の導出といった、物理法則の根源的な理解を問う出題が見られます(2019)。

特徴的な傾向

  • 理論の導出過程重視: 単なる公式の適用だけでなく、フェルマーの原理(2019)や、多角形運動から円運動への極限近似(2018)など、物理法則の導出プロセスや近似の考え方を理解しているかを問う設問が散見されます。
  • 医療への関連性: 露骨ではありませんが、光の屈折をヒトの眼球に応用する問題(2019)や、音の共鳴をヒトの耳やイヤホンに応用する問題(2023)など、医学系大学らしいテーマ設定が織り込まれることがあります。
  • 多段階の複雑な設定: 各大問は、設定が初期状態から複数のプロセス(運動、状態変化、回路の切り替えなど)を経て変化していくものが多く、物理量を連続的に追跡する能力が求められます。

対策

東北医科薬科大学の物理に対応するためには、以下の点に重点を置いて対策を行うことが効果的です。

  • 原理・法則の「なぜ」を理解する: 公式を暗記するだけでなく、その物理的意味合いや導出過程を確実に理解することが重要です。特に近似を用いる問題では、近似が成立する根拠を理解しておく必要があります。
  • 計算力の徹底的な強化: 解答が煩雑な数式になることが多いため、分数の計算や平方根の扱いに習熟し、正確かつ迅速に解答を導く練習が必要です。過去問演習を通じて、計算過程でのミスを減らすことが合否を分けます。
  • 多分野の横断的学習: 主要3分野は毎年必ず出題されます。苦手分野を作らず、バランス良く学習を進めることが基本です。特に熱力学では、定圧、定積、等温、断熱といった各過程での仕事、熱、内部エネルギーの計算練習を十分に行いましょう。
  • 保存則の確実な適用: 力学における運動量保存則、エネルギー保存則、および電磁気学や波動におけるエネルギー保存の法則は、大問を通して一貫して利用されます。各過程でどの保存則が適用されるかを即座に判断できるように訓練しましょう。

例え話

東北医科薬科大の物理試験は、「登山道を整備しながら山頂を目指すハイキング」に似ています。単に山頂(答え)を目指すだけでなく、道中(導出過程)で遭遇する複雑な地形(複雑な数式や多段階のプロセス)に対して、持っている道具(基礎法則)を使い、ときには新しい道(近似や深い理論)を切り開く能力が求められます。知識(道具)の正確な使い方と、体力(計算力)の両方が揃って初めて、制限時間内にゴールに到達できるでしょう。

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生物

東北医科薬科大学 一般選抜 出題傾向 生物

傾向と対策の概要

東北医科薬科大学医学部の生物は、広範囲にわたる基礎知識を要求する一方で、特に遺伝情報の発現、分子生物学、細胞生物学といった分野について、詳細かつ実験的な考察力を問う問題が中心となっています。各分野の知識を統合し、実験データや図表を正確に読み解く応用力と計算力が重要です。

試験形式の安定性と構成

提供された2018年度から2025年度までの入試資料に基づくと、試験形式は極めて安定していると判断できます。

項目 内容
時間・科目 他の1科目と合わせて 2科目 120分
問題形式 大問I、II、III構成。
空所補充、選択肢からの語句選択、計算問題、実験結果の解釈問題などが中心のマーク式。

試験形式の大きな変化

資料の範囲(2018年度〜2025年度)においては、試験時間や大問構成に関する大きな形式的な変化は見られません。出題されるテーマの分野は多岐にわたりますが、出題形式自体は読解と選択式回答を組み合わせたスタイルで一貫しています。

出題分野や出題テーマの傾向

出題は生物の主要分野を網羅していますが、特に分子生物学、細胞生物学、遺伝分野の比重が高い傾向が顕著です。

分子生物学・遺伝情報の発現(最重要テーマ)

  • DNA複製と転写・翻訳:リーディング鎖/ラギング鎖の判断、プライマーの結合部位、遺伝暗号表を用いたアミノ酸配列の特定が問われています。
  • RNAプロセシング:スプライシング(イントロン/エキソンの概念)や、選択的スプライシングによるタンパク質の多様性創出、mRNAの成熟過程が繰り返し問われています。
  • 遺伝子操作技術:PCRに必要な材料や増幅率の計算、遺伝子組み換え(プラスミドの利用)、ゲノム編集(CRISPR/Cas9)など、最新の技術を背景とした問題が出題されています。
  • 突然変異:点突然変異(ナンセンス、ミスセンス、サイレント)やフレームシフト変異の発生とその影響を問う詳細な分析問題が出題されています。
  • 遺伝子発現制御:原核生物のトリプトファンオペロンに関する詳細な実験考察問題が最新年度(2025年度)で出題されています。

細胞生物学・生化学

  • 細胞内輸送/タンパク質分泌:インスリンなどの分泌タンパク質の合成経路(小胞体、ゴルジ体、分泌小胞)や、シグナル配列の役割、翻訳後の修飾(糖鎖結合、ジスルフイド結合)が詳細に問われています。
  • 細胞接着:細胞-細胞接着(密着結合、デスモゾームなど)の構成要素や結合タンパク質(カドヘリン、インテグリン)に関する問題。
  • 膜輸送:グルコース輸送における飽和現象(担体輸送)や、競合阻害のグラフ解釈、特定の輸送体機能の実験分析(酵母のロイシン輸送体)など、機能的な理解が求められます。
  • 細胞周期:DNA量に基づいた細胞周期のG1期、S期、G2期、M期の時間の計算や、特定の薬剤による細胞周期停止段階の特定など、定量的な考察が必要です。

動物の生理・恒常性

  • ホルモンと内分泌系:血糖値調節、腎臓における水再吸収(バソプレシン)、副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)のフィードバック調節など、恒常性維持機構が頻出です。
  • 神経と筋:活動電位の発生、興奮伝達(アセチルコリン)、神経の伝導速度の計算、筋収縮のメカニズムが出題されています。
  • 消化管の制御:胃酸分泌における神経(迷走神経)とホルモン(ガストリン)の複合的な調節メカニズムに関する詳細な実験問題(2024年度)。
  • 心臓:左心室の圧容量曲線、弁の開閉、先天性心疾患のメカニズム(2022年度)。

古典遺伝学・集団遺伝学・生態

  • 古典遺伝学:メンデルの法則、連鎖と組換え価の計算(ショウジョウバエやマウスを用いた交配実験)が頻繁に出題されています。
  • 集団遺伝学:ハーディ・ワインベルグの法則。
  • 生態:個体群密度の増加と成長曲線(ロジスティック曲線)、捕食者-被食者関係(ロトカ・ボルテラ方程式の概念)に関する問題(2025年度)。

特徴的な傾向

東北医科薬科大学の生物は、知識の丸暗記だけでは対応できない、高度な実験考察力を要求する点が最大の特徴です。

  • 実験主体の出題:単なる知識問題ではなく、提示された実験設定(図、グラフ、表)を読み込み、結果から論理的に結論を導く力が求められます。
  • 最新研究テーマの導入:CRISPR/Cas9を用いたゲノム編集や、特定の輸送体変異の機能解析など、大学レベルの専門的なトピックを高校生物の知識を土台にして考察させる問題が目立ちます。
  • 定量的分析(計算)の重視:PCRの増幅倍率、腎臓の原尿量や再吸収率の計算、遺伝子の組換え価の計算、細胞周期の各期の時間計算など、計算を伴う問題が複数の分野で出題されています。
  • 詳細な知識の要求:細胞接着における特定の細胞骨格タンパク質(アクチンフィラメント、中間径フィラメント)と接着装置(カドヘリン、インテグリンなど)の組み合わせや、神経伝導速度の計算における不応期の概念など、非常に細部にわたる知識が問われます。

対策

上記の傾向を踏まえると、合格に必要な対策は以下の通りです。

1. 分子生物学・遺伝学の徹底理解

特に遺伝情報の発現プロセス全般(複製、転写、翻訳、修飾)を、関わる酵素や構造(リプレッサー、オペレーター、スプライソソームなど)と結びつけて詳細に理解してください。最新の遺伝子操作技術(PCR、ゲノム編集、遺伝子組み換え)の原理と応用例を、実験の流れを追って把握することが不可欠です。

2. 実験問題・グラフ読解の集中訓練

過去問を通して、グラフや電気泳動パターン、家系図、実験フローを分析し、結論を導き出すための論理的思考力を養ってください。実験のどの条件が何を意味するのか(例:特定の薬剤の作用点や変異の影響)を常に意識して読み解く練習が必要です。

3. 定量的な問題への慣れ

腎臓機能やPCR、遺伝の計算問題は、公式を覚えるだけでなく、なぜその数値や比率になるのかを理解し、実際に手を動かして計算する練習を重ねてください。

4. 生理学・恒常性の機構理解

ホルモン調節や神経伝達の分野では、関与する器官、ホルモン、神経、分子(例:Ca2+ や Na+チャネル)を連動させて、フィードバック機構を含めた全体像を把握してください。特に神経とホルモンの連携メカニズムも深く問われています。

重要:科学的思考力の養成
これらの問題傾向は、生物学が実験科学であり、生命現象が分子レベルの緻密な機構によって成り立っていることを反映しています。単に知識を暗記するのではなく、知識をツールとして使い、目の前の実験現象を解釈する「科学的な思考力」が求められています。生物学の知識を単なる地図(暗記)としてではなく、地形を読み解く羅針盤(考察力)として使えるよう準備を整えましょう。
丁寧にご説明します。

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小論文

試験時間

60 分

配点

5段階評価 で点数化

字数

600 字以内

問題例

【2024 年度】もし余命 1 年以内とわかったら、どこでケアを受けて、どこで最期を迎えたいかのア ンケート結果」、「自宅死、老人ホーム死の地位別データ」、「在宅療養支援病院数、診療所数の地域別 データ」の3つをみて、読み取れる問題点やその対策(600 字以内)
【2022 年度 1 日目】脳血管疾患の患者の死亡率と救急搬送の平均時間との関係を都道府県別に示す グラフを見て、地域格差が生じる要因とその対策(600 字以内) 【2022 年度 2 日目】日本における年齢階級別自殺者数の推移を示すグラフを見て、そこから読み取 れることとその理由(600 字以内) 

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面接試験

試験時間

約 15 分

配点

5段階評価 で点数化 

面接形式

個人

よく聞かれる質問

◆ 東北の医師偏在を解消するにはどうすればいいか。
◆自己アピールを 10 分で。
◆ 東北医科薬科大学卒業後、どのように東北地方に 貢献していきたいか約 2 分間のスピーチがあった。
◆高校での思い出。 ◆本学志望理由。 ◆部活について。 ◆へき地とはどんなところか。
◆ 何か交渉したことはあるか(この質問はきつい。な いことはないと正直に答えたほうがいい)。 ◆東北とのゆかり。 ◆高校の時の得意不得意科目とその克服法。 ◆地元 PR。 ◆チーム医療とはどういうことだと思いますか?
◆ 地域枠の入学で残るかどうか聞かれました。(A 枠 か B 枠を希望していたので地域枠ならではの質問 だと思う) ◆医師志望理由。 ◆地域医療に携わる意思の確認。
◆ 出身地の医療問題。 ◆最近の気になるニュースを 2 分で。 ◆ 今までぶつかった困難。それをどう乗り越えたか? ◆ 浪人長いが(5年)、大丈夫?
◆ 長所と短所。 雰囲気・後輩へのアドバイスなど
◆ 一人はきつい質問をする。もう一人は優しい。全く圧迫ではない。笑う場面もあります。落ち着けば大丈夫

自分に勝とう

レクサスくん(マスコットキャラクター)

自分に厳しく