【医学部受験】「不合格」に沈む我が子へ。親が今夜掛けるべき言葉と、やってはいけないNG行動
スマートフォンの画面や、郵便受けに届いた薄い封筒。そこに「不合格」の文字を見た瞬間、ご家庭内の時間は凍りついてしまったのではないでしょうか。
毎日の温かいお弁当作り、高額な予備校費用の工面、そして何より、お子様が眠い目をこすりながら机に向かう背中を、誰よりも近くで見守り続けてきたことと思います。「代われるものなら代わってあげたい」と祈るような日々を過ごされてきた親御さんにとって、その努力が否定されたかのような結果は、ご自身の心臓を鷲掴みにされるような痛みだったはずです。
今夜は、親御さんご自身もどうか、その辛さや悔しさを我慢しないでください。お父様、お母様も、本当によく戦ってこられました。
しかし、入試カレンダーは待ってくれません。多くの場合、数日後には次の大学の試験が控えています。この嵐のような「不合格の夜」をどう過ごし、お子様にどう接するか。親御さんのその「初動」が、翌朝の子供のメンタルを立て直し、次の試験に向かうための大きな鍵となります。
本記事では、長年多くの医学部受験生と、同じように涙してきた親御さんたちを見守ってきたレクサス教育センターが、不合格通知直後に親御さんができる「心強いサポートのあり方」についてお伝えします。
まずは「親御さん自身のパニック」を許し、深呼吸を
不合格の通知を見た瞬間、お子様の頭の中では、単なる「落ち込み」以上の生理学的な緊急事態が起きています。
医学において、強いショックを受けた脳は「扁桃体(へんとうたい)」という感情を司る部分が過剰に反応し、論理的な思考や判断力が一時的に低下すると言われています。つまり、不合格直後のお子様は「なぜ落ちたのか」「次はどうすべきか」を冷静に分析できる状態ではありません。
そして、それは親御さんも全く同じです。 お子様を愛し、二人三脚で頑張ってきたからこそ、親御さんの脳内でも同じようにパニックが起きています。「この先どうなってしまうんだろう」と強い不安に襲われるのは、親として当然の愛情の裏返しです。
ただ、親がパニックや不安な表情を見せると、その「空気感」はお子様の恐怖心をさらに増幅させてしまいます。だからこそ、まずは親御さんご自身が「私も今、パニックになっているな」と自覚し、ゆっくりと深呼吸をしてあげてください。
愛ゆえにこぼれがちですが、今夜だけは避けたい言葉
親御さんが良かれと思って掛けた言葉や、つい不安からこぼしてしまった一言が、デリケートになっているお子様の心を塞ぎ込んでしまうことがあります。これらは決して「悪い親」だから言ってしまうのではなく、お子様の将来を本気で心配しているからこそ出てしまう言葉です。もし過去に言ってしまったことがあっても、ご自身を責めないでくださいね。
- 「どうして間違えちゃったの?」「見直しはしたの?」 次に活かしてほしいという親心ですが、思考力が低下している今夜の段階では、お子様には「責められている」と聞こえてしまい、自己否定感を強めてしまいます。
- 「このままで次の大学は大丈夫なの?」 親御さんご自身の見通しの立たない不安を、ついお子様にぶつけてしまっている状態です。「一番近くにいる親も無理だと思っている」と感じると、お子様は本来の力を発揮できなくなってしまいます。
- 「〇〇さんは受かったらしいよ」 「あなたも頑張りなさい」という励ましのつもりでも、自尊心が低下している状態での他者との比較は、「自分はダメだ」という劣等感を決定づける深い傷になります。
- 「運が悪かっただけだよ」「気にしないで次に行こう!」 早く元気になってほしいという愛情ですが、深く悲しんでいるタイミングでは「今の辛い気持ちを分かってもらえない」と孤独感を与えてしまいます。今は、一緒に悲しむ時間も必要です。
気の利いた言葉は不要です。「安全基地」になるための寄り添い方
では、親御さんはどのように振る舞うのが正解なのでしょうか。 大切なのは、素晴らしいアドバイスをすることではなく、「あなたがどんな結果であっても、あなたの居場所はここにあるよ」と態度で示してあげることです。完璧な親である必要はありません。
1. 「いつも通り」の空間を作る(沈黙の共有)
今夜、最も有効なサポートは「いつも通り」を維持することです。温かい食事を用意し、いつも通りにお風呂を沸かす。無理に話しかけず、そっと見守る「変わらない日常」が、お子様にとって「ここは安全なんだ」という何よりのメッセージになります。
2. 否定せずに「聴く」ことに徹する
もしお子様が「もうダメかもしれない」と涙ぐんだら、「そんなことないよ!」と慌てて反論するのではなく、「そっか、そう思うくらい今は辛いよね」と、ただ背中をさすって感情を受け止めてあげてください。気持ちを吐き出すことで、心は少しずつ前を向く準備を始めます。
3. 「私」を主語にして味方であることを伝える
どうしても声を掛けるなら、「(あなたは)早く切り替えなさい」ではなく、「(私は)あなたがこれまで本当に頑張ってきたのを知っているよ」「どんな結果でも(私は)ずっとあなたの味方だよ」と伝えてみてください。お父様、お母様のその温かい一言だけで、お子様は救われます。
翌朝、不眠の夜を越えて「次の試験」へ向かうために
親御さんもお子様も、もしかしたら一睡もできない夜を過ごすかもしれません。それでも、夜が明ければ、心と体を「次の試験」へ向けて少しずつチューニングしていく時間です。
- 朝の光と朝食でリズムを整える 朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びさせましょう。日光は心を落ち着かせるホルモン(セロトニン)の分泌を促します。胃が痛くて食べられなくても、温かいスープやバナナなど、少しでもお腹に入れて自律神経を整えてあげてください。
- 小さな行動を認める(スモールステップ) 「時間通りに起きられたね」「出発の準備ができたね」と、当たり前の日常動作を声に出して確認し合うことで、「あ、自分はちゃんと動けている」という小さな自信を取り戻せます。
- 送り出しの言葉は「いつも通りでいいよ」 試験会場に向かう背中には、「昨日の分を取り返してきなさい!」といった言葉は不要です。「いってらっしゃい」「いつも通りでいいよ」という言葉が、一番肩の力を抜き、実力を発揮する最高のお守りになります。
お母様、お父様へ。もう一人で抱え込まないでください
医学部受験は、わずか1点の差で不合格になることも多々ある、非常に過酷な世界です。
この極限状態において、親御さんが「学習の進捗まで厳しく管理するコーチ」でありつつ、同時に「優しく包み込む安全基地」であるという一人二役をこなすのは、心身ともに限界が来てしまいます。親御さんが倒れてしまっては元も子もありません。
親御さんご自身を守るためにも、「学習管理や厳しい指導は第三者に任せる」という役割分担の選択肢を、ぜひ持っておいてください。
選択肢1:学校の先生や現在の指導者に「現状分析」を任せる
「なぜ落ちたのか」「次はどうするのか」という厳しい客観的分析は、親ではなく先生に任せましょう。親御さんは「じゃあ先生の言う通りにやってみようか」と、隣で一緒にうなずく味方に徹してください。
選択肢2:医学部受験を乗り越えた「先輩」の体験談に触れさせる
親御さんが必死に励ますより、実際に不合格から逆転した先輩のリアルな話を聞くほうが、お子様は前を向けます。身近に相談できる人がいないか、探してみてください。
選択肢3:学習管理を徹底してくれる「専門の予備校」に環境を移す
もし現在の環境で親子ともに疲れ果ててしまっているなら、思い切って予備校のシステムに頼るのも一つの手です。たとえば、私たちレクサス教育センターのように「1日12時間以上、プロの講師が学習を徹底管理し、その日の疑問はその日のうちに解決して帰宅させる」といった環境を持つ医学部専門予備校もあります。 こうした予備校に「勉強の重圧」をすべて預けてしまえば、ご家庭は「ただ温かく迎え入れ、美味しいご飯を出すだけの場所」に戻ることができます。
親御さんだけにできる最大のサポートは、お子様を信じて待つこと。 そして、ご自身が無理をしすぎないよう、「親子が笑顔で戦える環境や相談相手」を見つけてあげることです。
次の試験へ向けて。相談相手が見つからない時はいつでもご連絡を
「不合格」という結果は本当に辛いものですが、決して無駄ではありません。将来、挫折の深い痛みを知る人間の方が、患者さんの苦しみに心から共感できる素晴らしい医師になれるはずです。
もし今、「次の入試日程に向けた直前の対策をどう組むべきか」「身近に相談できる先生や先輩がいない」、あるいは「親子ともに限界で、来年度に向けて環境を変えるべきか」とお悩みであれば、どうかご家庭内だけで抱え込まず、一つの選択肢としてレクサス教育センターへご相談ください。
医学部受験のプロフェッショナルとして、お父様・お母様のこれまでのご苦労に寄り添いながら、次に取るべき具体的な戦略やアドバイスをお伝えいたします。
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【個別受験相談会(無料)受付中】 成績表や現在の状況をもとに、具体的な敗因分析と対策プランをご提示します。お子様への対応が分からないというご相談や、親御様のみでのご参加・お電話でのご相談も大歓迎です。
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今夜は、どうか少しでも温かくしてお休みください。皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております。