「渋谷駅」から徒歩3分 / 専用寮あり

2026年度 医学部入試まで、

時間

2026 慶應義塾大学の特徴

慶應 校舎

📌 大学の基本情報・立地

慶應義塾大学医学部・医学研究科は、東京都新宿区に位置する信濃町キャンパスにあります。JR総武線「信濃町」駅から徒歩1分という非常に優れたアクセスを誇り、都心にありながらも落ち着いた雰囲気の中で学習に集中できる環境です。キャンパス内には慶應義塾大学病院が隣接しており、学生は日常的に最先端の医療現場に触れることができます。病院との一体的なキャンパスは、座学で学んだ知識をすぐに臨床の現場と結び付けて考えることができる大きな利点です。

また、日吉キャンパスでは1年次の教養科目などを学び、医学部での専門教育を始める前に、幅広い分野の知識や教養を身につけることができます。これにより、多角的な視点を持つ医師としての基礎を築くことが可能です。都心に位置するキャンパスは、学術的な活動だけでなく、学生生活においても多様な刺激を得られる恵まれた環境です。

キャンパスとアクセス

住所

  • 信濃町キャンパス:〒160-8582 東京都新宿区信濃町35

  • 日吉キャンパス:〒223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1

アクセス

  • 信濃町キャンパス

    • JR総武線「信濃町」駅より徒歩約1分

    • 都営大江戸線「国立競技場」駅(A1番出口)より徒歩約5分

    • 丸の内線「四谷三丁目」駅(1番出口)より徒歩約15分

    • 半蔵門線・銀座線「青山一丁目」駅(0番出口)より徒歩約15分

  • 日吉キャンパス

    • 東急東横線・東急目黒線・横浜市営地下鉄グリーンライン「日吉」駅より徒歩約1分

🌟医学部医学科の教育の特徴

教育理念と目的

慶應義塾大学医学部・医学研究科は、「独立自尊の気風を養い、豊かな人間性と深い知性を有し、確固たる倫理観に基づく判断力をもち、生涯にわたって研鑽を続け、医学と医療を通して人類の福祉に貢献する人材を育成する」ことを教育目標としています。

各学年の特徴的な教育内容

  • 1年次: 慶應義塾大学医学部では、1年次は主に日吉キャンパスで学び、医学の基礎知識に加え、人文科学や社会科学などの幅広い教養科目を履修します。また、この時期から「メディカル・プロフェッショナリズム」というプログラムが始まり、医師としての倫理観や患者中心の医療について考える機会が設けられます。夏季休暇中には、老人医療施設や重症心身障害児施設などでの実習を通して、医療の現場を体験し、患者さんや介護者の方々の立場を理解する貴重な機会を得ることができます。

  • 2年次: 2年次から信濃町キャンパスでの専門教育が本格的に始まります。基礎医学の講義や実習が増え、人体構造や機能について深く学びます。解剖学実習などを通して、生命の神秘と向き合い、医師としての責任感を培う重要な期間となります。

  • 3年次: 病態生理学や臨床医学の講義が増え、病気のメカニズムや診断・治療法について体系的に学習します。さらに、早期から附属病院での見学実習が始まり、実際の診療の様子に触れることで、これまでに学んだ知識と臨床現場を結びつける力を養います。また、「EEPⅡ」と呼ばれる特色あるプログラムが用意されており、学生が自主的に学習テーマを設定し、研究活動に参加する機会が与えられます。

  • 4年次: 4年次からは、いよいよ臨床実習に向けた準備が本格化します。シミュレーション教育などを通して、診察や手技のトレーニングを行います。また、「自主学習」の期間が設けられており、興味のある分野を深く掘り下げたり、海外の提携校での研修に参加したりすることも可能です。

  • 5年次、6年次: この2年間は、慶應義塾大学病院や教育関連病院での臨床実習が中心となります。学生は診療チームの一員として、指導医の監督のもとで診療に参加し、実践的なスキルと知識を習得します。内科を中心に主要な診療科を回り、多様な症例を経験することで、幅広い臨床能力を身につけます。白衣式を経て、医師としての自覚と責任を改めて胸に刻み、医療現場での実践力を高めていきます。

このように、慶應義塾大学医学部では、基礎医学から臨床医学、そして医療人としての人間性を育むためのカリキュラムが一貫して組まれています。特に「メディカル・プロフェッショナリズム」教育は、建学の精神に基づき、医師としての倫理観や社会的役割を深く考えさせる重要な柱となっています。

🏠学生生活・施設環境

部活動

慶應義塾大学医学部には、体育会や文化系サークルなど、数多くの部活動が存在します。医学部の学生は、学業と両立しながら、活発な部活動に参加しています。たとえば、医学部体育会には、野球部、バスケットボール部、ラグビー部などがあり、他大学の医学部と交流試合を行うこともあります。部活動は、学年や学部を超えた交流の場となり、協調性やリーダーシップを育む貴重な機会となっています。福澤諭吉の「文武両道」の精神が、学生たちの日常生活に息づいています。

大学の周辺環境

信濃町キャンパスは、都心に位置しながらも、明治神宮外苑や新宿御苑などの緑豊かな場所に囲まれています。学業の合間にリフレッシュしたり、友人と散策したりするのに最適な環境です。また、新宿や渋谷、青山といった都心へのアクセスも良く、文化施設や商業施設も充実しているため、多様な学生生活を送ることが可能です。日吉キャンパスも同様に、駅のすぐそばにあり、周辺には商店街や飲食店が充実しています。

先輩後輩の関係

慶應義塾大学医学部では、部活動や研究室の活動を通じて、学年を超えた交流が盛んです。先輩たちは後輩に対して熱心に指導し、学習面や学生生活全般について親身に相談に乗ってくれます。このような縦のつながりは非常に強く、卒業後も続く貴重な人間関係を築くことができます。

医学に関係した学習環境

信濃町キャンパスは、慶應義塾大学病院と一体的に整備されており、学生は常に最新の医療に触れることができます。図書館には膨大な医学関連の文献が揃っており、学生が自由に利用できます。また、研究室には最先端の研究設備が整っており、早期から研究活動に触れる機会も豊富です。

🩺 在学生・卒業生の声

実際に慶應義塾大学医学部医学科で学ぶ学生たちや卒業生からは、大学の教育や環境についてどのような声が上がっているのでしょうか。公式サイトに掲載されたインタビューから、一部をご紹介します。

在学生の声

「多様な分野を学べる環境」

他分野から医学研究科の修士課程に進学した学生は、「研究が世界トップレベルであることと、先生方の魅力に惹かれて決めました」と語っています。授業では医学の多様な分野について学ぶことができ、他分野出身者でも医学研究の基礎を理解できる環境が整っているようです。

「本気で研究に取り組む経験」

「大学院で研究に没頭することで、物事に本気で取り組み、ゼロから一を生み出す過程を経験することができ、自身の大きな糧になると考えています」という声もあり、研究に集中できる充実した環境がうかがえます。

「国際的な学習環境」

外国人留学生からは、「充実した設備と高い研究技術に触れながら、丁寧な指導を受けることができています」という声が寄せられています。また、ほとんどの授業が英語で行われているため、外国人留学生にとっても学習しやすい環境であるとのことです。

🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか

以上の特徴を踏まえると、慶應義塾大学医学部医学科は次のような志望者に特に適した環境と言えるでしょう。

幅広い教養と人間性を身につけたい人

1年次に日吉キャンパスで教養科目を学ぶカリキュラムや、「メディカル・プロフェッショナリズム」教育を通じて、専門知識だけでなく、豊かな人間性を育みたい人に向いています。

最先端の研究と臨床の両方に興味がある人

慶應義塾大学病院との一体的なキャンパスで、早期から研究や臨床の現場に触れる機会が豊富にあるため、アカデミアと臨床の双方に意欲のある人に適しています。

自主的に学び、行動する意欲のある人

「EEP」や「自主学習」といったプログラムは、自ら課題を見つけて解決する能力を養うことを目的としています。受け身ではなく、主体的に学びたいという人に適した環境です。

国際的な視野を持ちたい人

授業が英語で行われる機会や、海外での研修機会が豊富に用意されているため、将来、国際的な舞台で活躍したいと考えている人に向いています。

向いていない可能性がある人

  • 受動的な学びを好む人: 慶應義塾大学医学部では、自主学習や研究への参加が奨励されており、受け身の姿勢では学びを深めることが難しい可能性があります。

  • 都心から離れた落ち着いた環境を強く望む人: キャンパスは都心にあり、活気あふれる環境です。地方でのんびりと学びたいと考えている人には、合わない可能性もあります。

慶應義塾大学医学部医学科は、「独立自尊」の精神のもと、自律的に学び、豊かな人間性と高い倫理観をもって医療に貢献したいと考える人に非常に向いています。最先端の医学研究と質の高い臨床教育が受けられるこの場所は、医師としての専門性と人間性を共に高めたい人にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

📚出典

慶應義塾大学公式ホームページ: https://www.med.keio.ac.jp/