「渋谷駅」から徒歩3分 / 専用寮あり

2026年度 医学部入試まで、

時間

2026 東邦大学の特徴

東邦 病院

📌 大学の基本情報・立地

東邦大学医学部は、東京都大田区に位置する大森キャンパスにあります。このキャンパスは、医学部と看護学部の学生が共に学ぶ場で、京浜急行線やJR線を利用したアクセスが便利です。都心にありながらも、落ち着いた雰囲気の中で学習に集中できる環境が整っています。

東邦大学は、医学部、看護学部、薬学部、理学部、健康科学部の5学部からなる自然科学系総合大学です。医学部では、3つの附属病院(大森病院、大橋病院、佐倉病院)を擁しており、実践的な臨床教育の場が充実していることが大きな特徴です。学生は低学年のうちから医療現場に触れる機会が多く、将来の医師としての意識を早期に高めることができます。

キャンパスとアクセス

キャンパスは、京浜急行線の梅屋敷駅や大森町駅から徒歩圏内にあり、JR京浜東北線の蒲田駅や大森駅からもバスを利用することで容易にアクセスできます。都心部へのアクセスも良好なため、勉学に励む一方で、充実した学生生活を送るための環境が整っていると言えます。

  • 住所
    • 〒143-8540 東京都大田区大森西5-21-16
  • アクセス
    • JR京浜東北線 蒲田駅下車、東口2番バス乗り場から「大森駅」行きに乗車。約10分「東邦大学」下車。徒歩約2分。
    • JR京浜東北線 大森駅下車、東口1番バス乗り場から「蒲田駅」行きに乗車。約15分「東邦大学」下車。徒歩約2分。
    • 京浜急行大森町駅下車、徒歩約10分。
    • 京浜急行梅屋敷駅下車、徒歩約8分。

🌟医学部医学科の教育の特徴

教育理念と目的

東邦大学の教育理念は、「自然に対する畏敬の念を持ち、生命の尊厳を自覚し、人間の謙虚な心を原点として、かけがえのない自然と人間を守るための、豊かな人間性と均衡のとれた知識・技能を育成する」です。

また、人材の養成に関する目的として、「豊かな人間性を備え、倫理観を持って社会に貢献する『より良き臨床医』を育成する」ことを掲げています。

各学年の特徴的な教育内容

1年次

  • 早期から医療現場に触れる機会を設けるため、介護体験実習や薬学部との合同での早期体験実習を実施しています。これにより、学生は早い段階で医療の現場を肌で感じ、問題点や課題を自ら見つけ出す姿勢を養います。
  • 「全人的医療教育」の科目が1年次から設置されており、患者さんを全人的にとらえるための視点を養います。
  • 少人数グループによる課題解決型学習(PBLテュートリアル)を通じて、自主的に学ぶ力や協調性を育みます。

2年次

  • 本格的な基礎医学の学習が始まります。解剖実習など、専門性の高い科目を少人数グループでじっくりと学びます。

3年次

  • 基礎医学から臨床医学への橋渡しとなる科目が中心となります。
  • CBT(共用試験医学系CBT)やOSCE(客観的臨床能力試験)に向けたカリキュラムが組まれており、全国共通の評価基準に準拠した知識と技能を習得します。

4年次

  • 附属3病院での診療参加型臨床実習が始まります。学生は実際に医療チームの一員として、患者さんに向き合いながら実践的なスキルを磨きます。
  • 「全人的医療教育」も継続して行われ、患者さんの背景にも配慮した医療を学ぶ機会が提供されます。

5・6年次

  • 診療参加型臨床実習が本格化します。附属病院や提携する国内外の医療機関での実習を通じて、より高度な臨床能力を身につけます。
  • 6年次には、医師国家試験に向けた対策として「統合型社会医学演習」が実施され、知識の総まとめを行います。
  • 卒業論文の執筆指導も行われ、科学的探究心と自己研鑽力を養います。

このように、東邦大学医学部では、低学年次から臨床現場に触れる機会を設けることで、実践的な医療人としての資質を早期に育成します。少人数制教育や課題解決型学習を通じて、自ら考え、行動する力を養うことに重点を置いたカリキュラムが特徴です。

🏠学生生活・施設環境

部活動

東邦大学には、運動系、文化系、医学系など多岐にわたる部活動やサークルがあります。体育館やグラウンドといった施設も充実しており、医学部の学生は勉学の合間にスポーツや文化活動に打ち込むことができます。他学部の学生との交流も盛んで、多様な価値観に触れる良い機会となります。

大学の周辺環境

大森キャンパスは、京浜急行線やJR線の駅から徒歩圏内にあり、大学の周辺には飲食店や商店が豊富にあります。学生食堂や学生ラウンジもあり、学内で食事をとったり、友人との交流を深めたりする場も確保されています。また、都心へのアクセスが良いため、休日は東京の様々な場所に出かけ、リフレッシュすることも可能です。

先輩後輩の関係

少人数制のグループ学習や部活動、附属病院での実習などを通じて、先輩後輩の結びつきが強いことが特徴です。実習や国家試験対策などで、先輩からアドバイスをもらう機会も多く、学生同士で助け合いながら学びを深めていくことができます。このような縦のつながりは、学生生活を送る上で大きな支えとなるでしょう。

医学に関係した学習環境

キャンパス内には、学生の自主学習やグループ学習を支援する「医学自修館」があります。ここには、パソコンやAV機器、生体シミュレーターなどが設置されており、充実した環境で学習に取り組めます。また、医学関連の専門書や学術雑誌、ビデオなどが揃っており、インターネットによる情報検索も可能です。このように、学生がいつでも、どこでも、最新の医学知識に触れられる環境が整備されています。

🩺 在学生・卒業生の声

実際に東邦大学医学部医学科で学ぶ学生たちや卒業生からは、大学の教育や環境についてどのような声が上がっているのでしょうか。公式サイトに掲載されたインタビューから、一部をご紹介します。

在学生の声

「現場での学びが豊富」

  • 1年生の時から病院での実習があり、早い段階で医療現場の雰囲気を肌で感じることができました。患者さんと直接触れ合うことで、医学を学ぶモチベーションがさらに高まります。

「少人数制で手厚いサポート」

  • 少人数でのグループ学習が多く、わからないことがあればすぐに先生や友人に相談できる環境です。先生との距離も近く、親身になって指導してくださるのがありがたいです。

卒業生の声

「付属病院での研修が充実」

  • 附属病院が複数あるため、卒業後の研修先として多くの選択肢があります。慣れ親しんだ環境で研修医として働くことができるのは、大きなメリットでした。

「コミュニケーション能力が身につく」

  • カリキュラム全体を通して、患者さんや医療スタッフとのコミュニケーションの重要性を学びました。この経験は、臨床現場に出てからも大変役立っています。

🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか

以上の特徴を踏まえると、東邦大学医学部医学科は次のような志望者に特に適した環境と言えるでしょう。

早い段階から医療現場を体験したい人

1年次から介護体験や病院での早期体験実習がカリキュラムに組み込まれているため、机上の学習だけでなく、実践を通して医師としての自覚を養いたい人に向いています。

少人数制のきめ細やかな指導を希望する人

少人数のグループ学習や語学教育が充実しており、先生や他の学生と密接なコミュニケーションをとりながら学びたい人に適しています。

「全人的医療」を学びたい人

症状だけでなく、患者さんの生活や背景にも配慮する「全人的医療」を重視した教育が行われているため、患者一人ひとりに寄り添う医師になりたい人に向いています。

自ら課題を発見し解決する力を養いたい人

課題解決型学習(PBL)を通じて、自律的に学び、チームで問題を解決する力を身につけたい人にとって、理想的な環境です。

向いていない可能性がある人

  • 専門科目に特化した学びを早期から希望する人:東邦大学は、幅広い教養や全人的医療教育に重点を置いているため、特定の専門分野に特化して学びたい人には、カリキュラムのスタイルが合わない可能性があります。

 

  • 受動的な受け身の学びを好む人:少人数でのグループ学習や発表の機会が多く、積極的に発言し、議論に参加することが求められます。そのため、受動的に講義を聞くだけで学びを終えたい人には向いていないかもしれません。

東邦大学医学部医学科は、「豊かな人間性」「倫理観」「実践力」を重視する人に非常に向いています。一方で、受動的な学びや専門特化だけに重きを置く志向の人にはスタイルが合わない可能性があります。ここでの学びは、医師としての人間性と実践力を共に育てたい人にとって、魅力的な舞台となるでしょう。

📚出典

東邦大学公式ホームページ: https://www.toho-u.ac.jp/index.html