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日本大学 医学部

一般選抜

入試問題の傾向と対策

日本大学医学部

医学部予備校 レクサス教育センターが分析した入試傾向と対策を公開します。是非お役立てください。

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数学

日本大学 一般選抜 出題傾向 数学

傾向と対策の概要

日本大学医学部(N方式)の数学は、試験時間が一貫して60分に設定されており、出題範囲は「数学I・II・A・B」と指定されていますが、実際には数学IIIの知識が必須とされる高度な内容が含まれることが大きな特徴です。

特に微積分、空間ベクトル、確率、数列・極限といった分野で、計算量の多い応用問題が出題される傾向が続いています。解答形式は、マークシート方式で数値(整数または分数、根号を含む)を記入する形式で統一されています。

対策としては、制限時間60分に対し要求される計算量が非常に多いため、数III分野の習熟と、高い計算スピードおよび正確性の両立が求められます。

試験形式の安定性と構成

安定性

試験形式は、2018年度以降、時間と解答形式において非常に安定しています。

試験時間 継続して60分
出題形式 すべての解答欄がマークシート方式の数値記入
(分数は既約分数、根号の中は最小の自然数で答える指示あり)
出題範囲表示 一貫して「数学I・II・A・B」と記載

構成

試験は通常、大問IからVまたはVIの5〜6題構成となっています。

  • 大問I:毎年、様々な分野からの小問集合として出題されており、幅広い知識が問われます(例:不等式、複素数、三角関数、指数・対数、確率など)。
  • 大問II以降:確率、ベクトル、微積分、数列、図形といった特定のテーマを深く掘り下げた応用問題が出題されます。

試験形式の大きな変化

形式面での大きな変化は限定的ですが、初期の数年間に特筆すべき構造が見られます。

  • 2018年度、2019年度の構造:2018年度および2019年度の資料には、数学の試験が2つの独立した60分間の科目として構成されていた形跡があります。これにより、受験生には短時間で大量の問題を処理する能力が一層強く求められていました。
  • 2020年度以降:2020年度以降の資料は、60分間の試験として構成されており、試験の構造は安定しています。

内容面では、数III分野からの出題が徐々に定着し、難易度と計算量の水準が高く維持されています。

出題分野や出題テーマの傾向

1. 微積分(数II・数III)

ほぼ毎年、大問または最終の大問で出題されます。

  • テーマ:3次関数や絶対値を含む関数のグラフと実数解の個数、最大値・最小値、面積や体積の計算が中心です。
  • 特徴:特に数IIIの知識を要する積分計算(回転体の体積や複雑な面積)が頻出であり、計算過程が非常に複雑になりがちです。
  • 2024年度や2025年度では、曲線と直線の共有点の範囲、接線と面積・回転体の体積など、応用的なテーマが出題されています。

2. ベクトル・図形(数B・数C)

平面・空間ともに重要です。

  • 空間ベクトル:平行六面体における線分比や平面との交点、四面体や三角形の垂心など、幾何学的な考察を要する問題が目立ちます。内積を用いた長さや角度の計算も頻出です。
  • 図形:円に内接する四角形、三角形の線分比(メネラウス、チェバの定理)や面積比など、図形的な性質とベクトルや三角関数を組み合わせた問題が多く見られます。

3. 確率・場合の数(数A)

単なる公式適用にとどまらない、深い考察を要する問題が出されます。

  • テーマ:条件付き確率、完全順列、正多角形の頂点から作られる図形の確率、玉の取り出し方に関するゲームの確率などです。
  • 2021年度ではビンゴのような特殊な試行における最大・最小試行回数と確率が、2020年度では品物の交換会における完全順列の考え方が出題されました。

4. 数列・極限(数B・数III)

数列の一般項の導出や無限級数の和が頻繁に問われます。

  • テーマ:階差数列が等比数列であるタイプ、漸化式、無限等比級数の和の収束条件や、極限計算(特に nrn の形や指数関数を含むもの)が重要です。
  • 2025年度では、無限等比級数の和を利用して図形の面積和の極限を求める問題が出題されました。

5. 複素数・複素数平面(数C)

小問集合や大問Iの一部として出題されます。

  • テーマ:ド・モアブルの定理の計算、複素数平面における点の軌跡(円)、極形式と zn が実数となる条件。

特徴的な傾向

  • 実質的な数III必須化:出題範囲表示(I・II・A・B)にかかわらず、数IIIの微積分、複素数平面、極限の知識が前提となっている点が、この試験の最大の特徴です。
  • 複雑な計算要求:積分計算、特に回転体の体積計算(例:2021年度の 11/5π、2024年度の 297/5π)や、三角関数の最大最小問題におけるルートを含む複雑な数値処理など、煩雑な計算を60分で正確にやり遂げる能力が試されます。
  • 格子点問題の出題:領域内の格子点の個数を求める問題や、数列の和として格子点を数える問題など、特定の離散数学的なテーマが出題されることがあります。

対策

数III分野の早期・徹底学習

指定範囲を無視し、数IIIの微積分(面積、体積、最大最小、対数・指数関数の応用)と複素数平面、無限級数を最優先で学習し、得点源とすることが必須です。

時間配分を意識した計算力の養成

制限時間60分で全問に手を付けるのは難しいため、小問集合(大問I)を素早く正確に処理し、大問の計算に時間を割けるように練習する必要があります。特に、積分計算や分数、ルートの扱いにおける正確な計算練習が求められます。

応用テーマの理解深化

  • 確率:単純な確率計算だけでなく、条件付き確率や反復試行の応用、完全順列の概念など、問題の構造を把握する練習が必要です。
  • ベクトル:空間ベクトルにおける垂心や外心などの特殊な点、直交条件、線分比の計算を習熟させることが重要です。

過去問を用いた実戦演習

N方式独自の「数III範囲を I・II・A・Bの60分枠で解く」という特殊な状況に慣れるため、過去問を60分で解き、時間内に解答を完了させるための戦略を立てる実戦的な演習が不可欠です。

【入試の厳しさのイメージ】

出題された問題の計算量は、例えるなら「60分間のマラソンで、平坦な道(基礎的な問題)は少なく、ひたすら急な坂道(複雑な応用計算)が続く」のようなものです。計算力という基礎体力がなければ、制限時間内にゴール(完答)することは困難です。

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英語

日本大学医学部N方式(医-日大-N-英)英語入試の傾向と対策

傾向と対策の概要

日本大学医学部N方式の英語試験は、試験時間60分、配点100点という形式が固定されており、出題内容も、文法・語彙・イディオムの知識を問う問題、長文読解(内容一致・空所補充)、会話文の理解、および整序英作文をバランスよく組み合わせた構成で安定しています。

特に、医学部入試という特性上、医療、科学、社会問題といったアカデミックなテーマが頻繁に取り上げられる傾向があり、単なる英語力だけでなく、論理的思考力や背景知識の理解が求められます。対策としては、難解なイディオムや句動詞の習得と、多様な分野の長文を制限時間内に正確に読み解く訓練が不可欠です。

試験形式の安定性と構成

試験形式は2018年度以降、試験時間60分で一貫しており、大問構成や出題される問題の種類も安定しています。典型的な大問構成は以下の要素から成り立っています。

文法・語彙・イディオムの空所補充問題(I, II, IIIなど)

2018年度では文法、語彙、長文中の空所補充が細かく分けられていましたが、以降の年度でも、文法事項(時制、仮定法、関係詞など)やイディオム、コロケーションの知識を問う形式は継続して出題されています。

会話文の空所補充問題(IVなど)

会話の流れや文脈を理解し、最も適切な応答やフレーズを選択する問題が継続して出題されています。

長文読解問題(V, VIなど)

比較的長めのアカデミックな文章を読み、内容一致、または空所補充を行う問題です。

整序英作文(V, VI, VII, VIIIなど)

与えられた語句を並べ替えて英文を完成させ、指定された位置(主に4番目、または3番目)の語句を選択する形式が多くの年度で採用されています。

試験形式の大きな変化

大問構成の大きな変化は確認されていませんが、細かな出題傾向に変動が見られます。

アクセント問題の出題停止

2019年度や2020年度、2021年度に見られたアクセント(第一強勢)を問う問題は、2022年度以降の資料では確認されていません。

整序英作文の配分・形式

整序英作文はほぼ毎年出題されていますが、2022年度と2023年度では大問VIIと大問VIIIに分かれて出題されるなど、配分が変動しています。また、2022年度VIIや2023年度VIIでは7語句からの4番目を選ぶ形式、2022年度VIIIや2023年度VIII、2024年度VIII、2025年度VIIIでは5語句からの3番目を選ぶ形式が混在しており、形式を柔軟に把握する能力が求められます。

出題分野や出題テーマの傾向

出題テーマは一貫してアカデミックかつ多様ですが、特に医療、科学、環境、社会問題に集中する傾向が強いです。

年度 主なテーマ 関連性
2018 ニンニクの医学的利用、遺伝子工学(ジカ熱/蚊)、太陽光ランプ(ケニアの教育) 医療・科学、社会貢献
2019 異文化間の贈答マナー、応急処置、睡眠の重要性 文化、医療、健康
2020 クラウドファンディング、アレルギー(衛生仮説)、裸足ランニングの健康効果 科学、社会問題、健康
2021 翻訳の困難さ(文化・言語差)、ヘビ型ロボット 言語学、技術
2022 風邪の原因と対処法、SFと宇宙技術の相互作用、ピラティス 健康、科学、技術
2023 ビッグフットと未知動物学、反響定位(エコーロケーション)、大学生の家計管理 科学、社会、健康
2024 宇宙技術の副産物(スピンオフ)、恐竜の絶滅原因、ホテルでのクレーム対応 技術、科学、社会
2025 ファッション業界と気候変動(藻類利用)、狩猟採集民(ハヅァ族)、ハーブ医学、企業資金援助の倫理 環境、社会、医療

科学・医療系の頻出度

裸足ランニングの是非やピラティスの歴史、エコーロケーション、製薬会社による資金援助の是非など、人体、健康、倫理に関連するテーマは継続して出題されており、医学部受験生にとって特に重要です。

特徴的な傾向

  • 文脈依存性の高い語彙・イディオム
    選択肢の語彙が類似している場合や、句動詞、イディオム(例:pay off, make head or tail of, get the better of, rule out, make ends meet)の意味と用法を正確に理解していなければ解けない問題が多数含まれています。
  • 論理的接続詞・表現の重視
    長文読解や会話文の空所補充において、文と文、または発言間の論理関係(対比、順接、条件など)を理解させる問題が頻出します(例:instead of, However, As a result, rather than, Though)。
  • 整序英作文における高度な文法構造
    整序英作文では、仮定法過去完了の倒置形(例:Had it not been for)、the + 比較級, the + 比較級 の構文、have no choice but to do、It is reported that S V 形式など、難易度の高い文法事項を正確に使いこなす能力が問われています。

対策

1. 基礎固めと応用的な知識の習得

  • 文法・語法: 仮定法、分詞構文、関係詞(特に非制限用法や複合関係詞)、強調構文など、複雑な文構造の理解を徹底します。
  • イディオム・句動詞: 意味が多岐にわたる句動詞や、文脈に応じて意味が変わるイディオムを優先的に暗記します(例:work out, cut down on, turn in, take in)。

2. 長文読解能力の強化

  • 多読と速読: 60分で複数の長文を含む大問を解ききるため、科学的・アカデミックなテーマの文章を日常的に読み、論旨を迅速に把握する訓練が必要です。
  • 論理構造の把握: 長文中の段落や文同士の因果関係や対比関係を示す表現(接続詞、副詞句)に注目し、論理構造を意識しながら内容一致問題を解く練習を重ねます。

3. 整序英作文への特化対策

  • 構造把握: 選択肢の中から主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)を特定し、文の骨格を組み立てる練習をします。
  • 頻出構文の暗記: All you have to do is do や It doesn't follow that など、特定の定型表現を含む問題を重点的に取り組み、迅速かつ正確に並べ替えられるようにします。

まとめ:合格への鍵
これらの傾向と対策を踏まえ、知識の量と正確性、そして時間管理能力を高めることが、本試験での成功に繋がります。

例えるなら、日大医学部N方式の英語試験は、多機能な救急箱を準備するようなものです。中には基本的な絆創膏(基礎文法)だけでなく、特定の症状に対応する専門薬(難解なイディオムや特殊な構文)が整理されており、緊急事態(制限時間60分)の中で、目の前の状況(出題テーマ)に応じて、どの道具(知識)を素早く正確に使うかが試されるのです。

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化学

日本大学 一般選抜 出題傾向 化学 2018年度~最新入試の傾向と対策のまとめ

傾向と対策の概要

日本大学医学部N方式の化学試験は、試験時間60分に対し、大問形式で25問から30問程度の多肢選択式問題(主に選択肢6~9個)が出題される形式が、2018年度から最新年度まで一貫して維持されています。

この形式は、解答速度と正確性の両方を要求します。出題内容は理論化学、無機化学、有機化学、高分子化合物と広範囲にわたり、特に計算問題の比重が非常に高いことが最大の特徴です。計算問題は、物質量やモル濃度から、平衡定数、溶解度積、電気化学、滴定計算、高分子の重合度まで多岐にわたります。

また、有機化学および高分子分野では、構造決定や合成経路、生化学的な性質に関する詳細な知識が問われており、単なる暗記に留まらない深い理解が必要です。

試験形式の安定性と構成

分析期間(2018~2025年度)における試験形式の特徴は以下の通りです。

安定性と出題数

  • 安定性:試験時間(60分)と出題形式(大問形式の多肢選択式)は、分析した期間を通じて極めて安定しています。
  • 出題数:設問総数は年度により25問から30問程度で推移していますが、近年は28問前後(例:2020、2021、2023、2024、2025年度は28問)に落ち着いています。

分野構成

以下の分野が概ね大問IからVII(またはV, VI)に分けて出題されています。

理論化学・基礎 物質の構成と化学結合、分離精製、周期表
理論化学・計算 物質の状態、酸・塩基、反応の量的関係、化学平衡
無機・電気化学 酸化還元反応、電気化学(電池・電気分解)、無機物質
有機・高分子 有機化合物、天然有機化合物、高分子化合物

試験形式の大きな変化

分析期間(2018年度~2025年度)において、試験形式(時間、問題形式)に大きな変更は見られません。これは、受験生が過去問を通じて出題傾向と時間配分を把握しやすいという点で重要な情報です。

出題分野や出題テーマの傾向

出題はバランスが取れていますが、特に以下のテーマが頻出または深く問われています。

計算問題の集中

  • 気体の法則:ボイル・シャルルの法則、混合気体の分圧計算が頻繁に出題されます。特に、気体の状態方程式を用いた分子量計算(2022年度)や、水の飽和蒸気圧と混合気体の計算(2025年度)は応用的な内容です。
  • 酸と塩基、滴定:弱酸のpH計算(2021, 2024年度)や、中和滴定/逆滴定の量的関係(2019, 2022年度)が確実に出題されています。緩衝液に関する知識も問われています。
  • 電気化学と酸化還元:電池の起電力の比較(イオン化傾向)や、電解精錬/鉛蓄電池の質量変化に関する量的計算(2019, 2021, 2022年度)が重要です。酸化還元滴定(2024年度)も出題されています。

有機化学:合成と反応、構造異性体

  • 芳香族化合物:フェノールの工業的製法であるクメン法やサリチル酸誘導体の合成(アセチルサリチル酸、サリチル酸メチル)に関する出題が頻繁に見られます。ジアゾ化やカップリング反応も問われています。
  • カルボニル化合物:アルデヒドやケトンの合成(例:酢酸カルシウム乾留、ワッカー法)や、ヨードホルム反応、銀鏡反応といった性質の比較が重要です。
  • 構造異性体と立体異性体:エステル(C5H10O2)の異性体数(9種類、2018年度)や、不斉炭素原子を持つ化合物の構造決定(2020, 2022年度)など、数え上げや立体異性体の考慮が求められます。

生化学・高分子

  • アミノ酸とペプチド:グリシンやアラニンを含むトリペプチドの構造決定、電気泳動による移動方向(pHとイオン状態の関係)、およびビウレット反応、キサントプロテイン反応といった検出反応が重要です。
  • 高分子の構造と計算:ポリエチレンテレフタラート(PET)やナイロン66の原料・製法、および重合度や分子量からのエステル結合数や物質量計算が確実に出題されています。

特徴的な傾向

  • 知識問題の細分化:結晶構造の配位数(体心立方格子で8個、2018年度)や、単位格子の充填率(面心立方格子と六方最密構造が74%、2025年度)など、理論化学の基礎的な知識についても詳細な数値や定義が問われます。
  • 定性・定量の融合:無機物質の沈殿反応や錯イオン生成反応の知識(定性)と、それに伴う溶解度積の計算(定量)が組み合わさって出題される傾向があります。
  • 実験操作の確実な理解:蒸留時の冷却水の流し方(下から上、2019年度)や、ろ過・昇華法・抽出といった分離操作、滴定に使用する器具の名称と役割(2024年度)など、実験手順に関する知識が問われます。
  • 同位体・放射線関連の出題:質量数に基づく中性子数の計算や、同位体の天然存在比(2023年度)、半減期計算など、核化学の基礎も押さえる必要があります。

対策

計算問題の徹底演習とスピードアップ

  • 60分で25~30問を解くためには、1問あたり2分程度しかかけられません。特に、滴定、気体、平衡、電気化学の定量的な問題を素早く処理する訓練が必要です。
  • 与えられた原子量や定数(アボガドロ定数、モル体積など)を迅速に活用し、計算途中の四捨五入を避け、有効数字を意識した計算を心がけましょう。

有機・高分子の知識の深化

  • 有機化学は、合成経路(例:クメン法、サリチル酸合成)と、官能基ごとの特性反応(例:ヨードホルム反応、銀鏡反応、フェーリング液反応)を構造と結びつけて理解する必要があります。
  • 生化学分野では、アミノ酸の電気泳動(pHによる移動方向)や、ペプチドの検出反応(ビウレット、キサントプロテイン、ニンヒドリン)の条件と結果を正確に覚えることが必須です。

理論化学の応用力の強化

  • ルシャトリエの原理、反応速度、熱化学方程式のヘスの法則など、基本原理を応用した問題に慣れましょう。
  • 浸透圧、沸点上昇、凝固点降下といった溶液の性質は、電解質の価数を考慮した計算(例:NaCl と CaCl2 の比較)が求められるため、単純な公式適用だけでなく、溶液中の粒子数を正確に把握することが重要です。

まとめ:
この試験で成功を収めるためには、広範な知識を漏れなく習得し、特に計算問題の処理速度を上げる訓練が不可欠です。例えるならば、この試験は、多くの正確なツール(知識と計算技術)を制限時間内に駆使して、複雑なパズル(多岐にわたる化学的問題)を組み立てる作業に似ています。一つ一つの基礎知識を確実なツールに変えることが、合格への鍵となります。

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物理

日本大学 一般選抜 出題傾向 物理

傾向と対策の概要

日本大学医学部の物理試験(2018年度〜2025年度)は、高校物理の全範囲(力学、熱力学、波動、電磁気、原子物理)から偏りなく幅広く出題されているのが大きな特徴です。

問題形式は、基礎的な知識の確認だけでなく、物理法則の適用、複雑な設定での立式、および詳細な計算や代数的な操作を要求するものが多く見られます。特に、複数の物理現象や段階的な状態変化を含む複合的な問題設定への対応力が求められています。

試験形式の安定性と構成

試験形式は、調査期間を通じて非常に安定しています。

  • 試験時間: 継続して60分で実施されています。
  • 大問構成: 大問は例年、IからVまでの5題で構成されています。
  • 設問数と形式: 各大問は通常5つの小問に分かれており(合計25問程度)、すべての設問が択一式のマークシート方式となっています。
  • 解答プロセス: 解答群から最も適切なものを一つ選ぶ形式であり、途中経過や導出過程が明確に示されていなくても、最終的な計算結果が正確に求められている必要があります。

試験形式の大きな変化

2018年度から最新の2025年度までの抜粋された資料に基づくと、試験形式や構成における大きな変化は認められません。出題分野の構成も安定しており、各分野からバランスよく出題されています。

出題分野や出題テーマの傾向

全分野から満遍なく出題されますが、特に以下のテーマが頻出しています。

分野 頻出テーマの傾向(例) 該当年度(例)
力学 運動量保存則、エネルギー保存則、単振動(衝突を伴うものを含む)、慣性力、摩擦力を伴う複合的な運動。斜面上の衝突や台上の運動など、多体問題の設定が多い。 2018〜2025
熱力学 理想気体の状態変化(定積、定圧、等温変化)、熱力学第一法則、内部エネルギーの計算、熱効率の導出。気体の混合、自動膨張など、複数の状態変化を含むサイクル問題も頻出。 2018, 2020, 2022〜2025
波動 ドップラー効果(音波)、ヤングの干渉実験、薄膜やニュートンリングを含む光の干渉、弦の定常波と共振。干渉条件や光路差を正確に求める問題が中心。 2018〜2025
電磁気 コンデンサー回路(充電・放電、誘電体挿入、ジュール熱)。電磁誘導(ローレンツ力、誘導起電力、RL回路の過渡現象)。クーロンの法則と電位・電場。回路計算では重ね合わせの原理も出題。 2018〜2025
原子物理 光電効果、ボーア模型(量子条件、振動数条件)、X線(最短波長)、コンプトン効果、核反応(核融合、核分裂)。基本原理に基づく計算や導出が必須。 2018〜2025

特徴的な傾向

法則の統合と応用

単に一つの法則を問うだけでなく、運動量保存則、力学的エネルギー保存則、慣性力、熱力学第一法則など、複数の基本法則を組み合わせて解かせる問題が目立ちます。特に、力学では、可動な台上の運動や斜面衝突など、観測系の設定や力の分解が複雑になる問題が出やすい傾向にあります。

理論の導出と代数処理能力

原子物理分野や一部の波動分野では、ボーアの量子条件やド・ブロイ波長などの基本原理から、軌道半径やエネルギー準位を代数的に導出する過程を問う設問が含まれます。コンプトン効果の波長の伸びを求める際など、問題文で近似式が示唆されることもあります。

注意点:複雑な分数が含まれる計算や連立方程式の解法(例えば、コンデンサー回路における電荷保存則を用いた電圧の導出や衝突後の速度計算)を正確に行う能力が非常に重要です。

現代物理の重要性

原子物理(光電効果、ボーア模型、核反応)は毎年欠かさず出題されており、その配点も大きいと予想されます。基本知識だけでなく、導出の論理を理解しているかが問われます。

対策

上記の傾向を踏まえ、合格に向けた対策としては、以下の点に注力することが求められます。

1. 全分野の網羅と基礎固め

すべての分野から満遍なく出題されるため、特定の分野を捨てることはできません。特に力学、熱力学、電磁気、原子物理の基本法則とその適用条件を徹底的にマスターする必要があります。

2. 応用・複合問題への慣れ

複数の物体や法則が関わる問題、あるいは状態が段階的に変化する問題(例: 熱サイクル、コンデンサーの充放電と誘電体挿入)の演習を重点的に行い、現象を正確に分析し、適切な法則を適用する練習が必要です。

3. 計算力の強化

解答は数値または文字式での選択式ですが、その導出には正確な計算力と代数操作能力が不可欠です。短時間で複雑な文字式を整理し、誤りのない結論を導き出す訓練が必須となります。

4. 現代物理の原理理解

原子物理分野は単なる公式暗記ではなく、ボーアの量子条件やエネルギー保存則といった根拠となる物理法則から、必要な式(例えば、軌道半径やエネルギー準位)を導出できるように準備しておくことが、得点源に繋がります。

試験のイメージ:
この試験は、5つの異なる国の言語(物理の5分野)を習得し、さらにそれぞれの国で複雑な交渉(複合問題)を、正確な計算機(代数処理能力)を使って短時間でこなすことを要求する「国際貿易試験」のようなものです。基礎的な文法(基本法則)が完璧であることに加え、現場での応用力とスピードが決定的な要素となります。
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生物

日本大学 一般選抜 出題傾向 生物

傾向と対策の概要

日本大学医学部(N方式)の生物の試験は、基礎的な知識を前提としつつも、実験データの解釈、計算問題、そして生物学の応用的な概念や仕組みを深く理解しているかを問う、難易度の高い問題が特徴的です。

出題範囲は「細胞と代謝」「遺伝情報とその発現」「生殖と発生」「環境応答と生態」といった生物学の全領域を網羅しており、特定の分野に偏りなく、幅広く詳細な知識が求められます。特に、実験結果の分析や定量的思考(計算)を要する問題がコンスタントに出題されており、単なる暗記では対応が困難な傾向があります。

試験形式の安定性と構成

試験形式は、2018年度から最新年度まで、60分の試験時間であり、大問がIからV~VII程度に分かれており、各々が特定のテーマに関する長文のリード文と複数の設問(主に選択式)で構成される形式が安定しています。

設問形式は、記述問題は確認できず、全てが記号選択式です。空欄補充、正誤判定(a~eの組み合わせ)、計算結果、グラフの選択など、多様な形式の選択問題が出題されます。

試験形式の大きな変化

出題形式や時間配分に大きな変化は見られませんが、出題テーマの選定においては、最新のバイオテクノロジーの技術や医学に関連する詳細な内容が積極的に取り入れられています。

例えば、以下のような大学での学習内容や専門性の高い応用知識を問う傾向が強まっています。

  • ラクトースオペロンの遺伝子型と発現の複雑な組み合わせ問題(2022年度)
  • PCR法やサンガー法といった遺伝子工学の実験手法の詳細(2025年度)
  • 遠近調節や瞳孔反射といった生理学の詳細なメカニズム(2020年度)
  • 腎クリアランスを用いた腎機能の定量的分析(2024年度)

出題分野や出題テーマの傾向

出題は生物学全分野からバランスよく行われますが、特に重点的に出題されるテーマには以下の傾向があります。

代謝(細胞・生理)

  • 光合成は毎年または隔年で出題されており、電子伝達系、光化学系I/IIの機能、カルビン回路における中間生成物の変動、C4植物・CAM植物のメカニズムと生育環境など、深い理解が求められます。
  • 細胞膜の構造と機能、物質輸送(能動輸送・受動輸送)が頻繁に出題されます。特にナトリウムポンプ(ナトリウム-カリウムATPアーゼ)の仕組みや、ホルモンの受容体の種類(細胞内か細胞膜か)に関する知識が必要です。
  • 酵素の機能と反応速度(pHや温度)、アロステリック効果や阻害(非競争的阻害)のメカニズムといった生化学的知識も問われます。

遺伝情報と分子生物学

  • 遺伝情報の発現(セントラルドグマ)のプロセス(転写、翻訳)や、原核生物と真核生物の違い(スプライシング、リボソーム)は重要です。
  • 遺伝子操作技術(制限酵素、電気泳動、PCR法、サンガー法、遺伝子組換え技術)は近年頻出しています。
  • 遺伝学の計算問題(Hardy-Weinbergの法則、連鎖と組換え)が定着しています。

生体防御と恒常性

  • 免疫は必須テーマであり、自然免疫と獲得免疫の区分、抗体の構造と機能(Fc部位、S-S結合)、MHC抗原、および免疫疾患(アレルギー、自己免疫疾患、AIDS)に関する深い知識が求められます。
  • ホルモンによる恒常性維持(血糖調節、浸透圧調節)、特にグルカゴン、インスリン、アドレナリン、糖質コルチコイドの作用機序が詳細に問われます。

特徴的な傾向

高度な実験・データ解釈の要求

光周性に関するグラフや実験結果(光中断など)の分析、個体群の成長曲線、遺伝子発現の実験モデル(アカパンカビの栄養要求株、ラクトースオペロン)など、提示された実験図や表から情報を読み取り、論理的に考察させる問題が非常に多いです。

また、免疫学におけるゲル内二重拡散法(沈降線の形成)や、皮膚移植実験の結果解釈など、医学関連の専門的な実験手法も出題されます。

定量的問題(計算)の多さ

タンパク質合成量、酵素の回転角度、窒素同化率、生態系のエネルギー効率や物質生産、腎クリアランスなど、数学的な処理能力を必要とする問題が目立ちます。

分子レベルの詳細知識の重視

DNA/RNAの構造(5'末端、3'末端、キャップ構造、ポリA尾部)、遺伝子発現におけるRNAポリメラーゼの進行方向、ホメオティック遺伝子やカドヘリンによる発生の制御など、細胞・分子レベルでの詳細なメカニズムの理解が要求されます。

対策

全範囲の基礎知識の徹底

広範な知識が求められるため、苦手分野を作らないことが最優先です。特に、「遺伝情報」「細胞と代謝」「免疫」は毎年高い頻度で出題されるため、基本用語だけでなく、関連する仕組みや背景を深く理解する必要があります。

実験考察・データ分析力の強化

過去問や問題集を通じて、グラフや表、実験操作が与えられた際に、「何が原因で、何が結果として変動したのか」を論理的に分析する練習を徹底してください。

特に、光合成(C3/C4/CAM)や遺伝子発現(オペロン、変異)など、条件変化による物質量の増減を問う問題への習熟が必須です。

定量的問題への対応

Hardy-Weinbergの法則、生態系の物質収支・効率、腎クリアランスに関する公式や計算手法をマスターし、迅速かつ正確に処理できるように訓練してください。

医学関連テーマへの重点的な学習

MHC抗原と移植、Rh式血液型と抗体産生、免疫疾患など、医学部ならではのテーマについて、生体防御のメカニズムと関連付けて学習することが有効です。

【まとめ】

例えるなら、日大医学部の生物試験は、生物学という壮大なオーケストラの演奏を聴くようなものではなく、楽譜(知識)を理解した上で、楽器(実験データや計算)を正確に操作できる技術(応用力)を持っているかを試されていると言えます。楽譜を全て暗記するだけでなく、自力で演奏できるレベルの習熟が求められます。

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小論文

試験時間

非実施

配点

非実施

傾向と対策

非実施

問題例

非実施

ロゴ

面接試験

試験時間

約20分

配点

30点

面接形式

個人
面接官3人 / 受験生1人

よく聞かれる質問

◆医師志望理由。
◆日本大学志望理由。
◆自分の長所と短所。短所については改善点も。
◆ 日本大学の他にどこを受験したか(単科医科大も受けたよ
うだが、単科医科大と総合大の違いは何だと思うか)。
◆ 社会の出来事の情報源は何か。最近の気になるニュースは
何か(一般・政治経済ひとつずつ)。
◆ (医療費の増大が気になると答えたので)その解決策は。自
分としては何ができると思うか。
◆ (小児科の開業医になりたいと答えたので)開業は都心部でやるのか医療過疎地でやるのか。大学病院と開業医のそれぞれの役割は何だと思うか。
◆勉強はどれくらいしたか。ストレス発散法は。
◆得意科目と苦手科目。苦手科目はどう克服してきたか。
◆高校時代何をしていたか。
◆浪人生活で一番つらかったこと。
◆何科の医師になりたいのか + その理由。
◆ 日大の二次試験に行くとき、駅のホームでおばあさんが倒れた。この電車に乗らないと試験に間に合わない。どうする?
◆ がん患者に抗がん剤を打っても、悪くなるばかりで、そういう時どうするか?いずれ患者は亡くなるが、どうするか?
◆ 研修医とベテラン医師の待遇が同じだが、それはどう思うか?
◆ 不健康な生活をして健康な人と、健康な生活をしていて病気になった人の医療費は平等だけど、平等である必要はあるか?

自分に勝とう

レクサスくん(マスコットキャラクター)

自分に厳しく