「渋谷駅」から徒歩3分 / 専用寮あり

2026年度 医学部入試まで、

時間

2026 東北医科薬科大学の特徴

東北医科薬科大学

📌 大学の基本情報・立地

東北医科薬科大学は、医療人育成のための専門教育機関として、宮城県仙台市に位置しています。医学部では、東北地方の地域医療に貢献する医師の育成を使命とし、充実した教育環境と研究体制を整えています。特に、東日本大震災の経験を活かし、災害医療に強い医師の養成にも力を入れているのが大きな特徴です。学生は、医学部教育研究棟や附属病院といった専門性の高い施設で学びを深めるとともに、地域医療ネットワーク病院での実習を通じて、実践的な臨床能力を身につけていきます。

キャンパスとアクセス

キャンパスは学年によって分かれており、1・2年次と3~6年次で異なる環境で学びます。1・2年次は小松島キャンパスで基礎的な教養教育や医学の基礎を学び、3年次以降は附属病院に隣接する福室キャンパスで臨床医学や実習に専念します。どちらのキャンパスも、学生生活をサポートする様々な施設が整備されています。また、仙台という東北地方の中心都市にあるため、生活の利便性も高く、学業と私生活のバランスを取りやすい環境です。

 

住所

 

  • 小松島キャンパス(医学部1・2年次):〒981-8558 宮城県仙台市青葉区小松島4丁目4番1号

  • 福室キャンパス(医学部3~6年次):〒983-8536 宮城県仙台市宮城野区福室1丁目15番1号

 

アクセス

 

  • 小松島キャンパス

    • JR仙山線 東照宮駅から徒歩15分

    • 仙台市営地下鉄南北線 台原駅から徒歩15分

    • 仙台市営バス「東北医科薬科大学・東北高校前」下車、徒歩すぐ

  • 福室キャンパス

    • JR仙石線 陸前高砂駅から徒歩7分

    • 仙台市営バス「東北医科薬科大学病院入口」下車、徒歩3分

🌟医学部医学科の教育の特徴

教育理念と目的

建学の精神

われら真理の扉をひらかむ

教育理念

一、思いやりの心と高い倫理観を持ち、専門的な知識と能力を兼ね備えた、社会に貢献できる人材を育成します

一、真理の探究を志し、自ら課題を求め自分の力で解決できる人材を育成します

一、友情を育み、人間形成に努めるとともに、国際的視野に立って活躍できる人材を育成します

各学年の特徴的な教育内容

1年次

  • 「早期臨床医学体験学習」では、病院、診療所、薬局、介護老人保健施設などを訪問し、様々な医療機関や職種が連携する様子を学びます。
  • 「東北を学ぶ」という科目で、東北6県の地域性や医療の現状、課題を調査し、地域に対する理解を深めます。

2年次

  • 「地域・介護・在宅医療学」では、地域医療における総合診療医の役割や介護・在宅医療の仕組み、多職種連携について学びます。
  • 「地域病院体験学習」や「地域介護サービス体験学習」では、地域医療ネットワーク病院や介護施設を訪問し、実践的な学びを深めます。

3年次~6年次

  • 3年次からは臨床科目が始まり、4・5年次には参加型の臨床実習が中心となります。
  • 地域滞在型学習を通じて、同じ地域を繰り返し訪問し、地域医療の現場を肌で感じながら学びます。これは、地域の医療人や住民、行政と連携しながら学ぶことで、地域に対する愛着や使命感を醸成することを目的としています。
  • 6年次には、総合診療学演習や統括講義が行われ、6年間の学習内容の総まとめを行い、卒業試験や医師国家試験に備えます。

また、長年の薬学教育の実績を活かし、薬の相互作用や副作用などに精通した医師の養成も目指しています。

🏠学生生活・施設環境

部活動

学内には多くの部活動やサークルがあり、学業との両立を図りながら、学生生活を豊かにすることができます。運動系、文化系、それぞれに活発な活動が見られ、他学部の学生とも交流する機会があります。部活動を通じて、先輩後輩の関係を築き、医学部生活の相談相手を見つける学生も多いようです。

大学の周辺環境

小松島キャンパス、福室キャンパスともに、仙台市内に位置しており、周辺には商業施設や飲食店も多く、生活の利便性が高いです。特に、福室キャンパスは附属病院に隣接しており、実践的な学びの中心地として機能しています。また、学生は仙台市営地下鉄やバスを利用して、仙台駅周辺などにも気軽にアクセスできます。

先輩後輩の関係

本学では、学生同士のつながりを大切にする文化があり、特に部活動などを通じて、学年を越えた先輩後輩の交流が盛んです。新入生は、先輩から授業や試験のアドバイスをもらったり、国家試験対策について相談したりと、手厚いサポートを受けることができます。このような縦のつながりは、厳しい医学部の学びを乗り越える上で大きな支えとなります。

医学に関係した学習環境

医学部教育研究棟は、附属病院と直結しており、専門性の高い教育や研究を推進するための環境が整っています。トレーニングシミュレーターを備えたメディカルトレーニングセンターでは、臨床前教育から卒後の研修まで、幅広いシミュレーション教育に活用されています。

図書館や自習室も完備されており、学生はいつでも自主的に学習に取り組むことができます。新しい大学であるため、過去問の蓄積は少ないという声もありますが、その分、学生同士で協力して予想問題を作成するなど、主体的な学びの姿勢が育まれる環境です。

🩺 在学生・卒業生の声

 実際に東北医科薬科大学医学部医学科で学ぶ学生たちや卒業生からは、大学の教育や環境についてどのような声が上がっているのでしょうか。公式サイトに掲載されたインタビューから、一部をご紹介します。

在学生の声

「地域医療に触れる機会が豊富です」

1年生の時から地域医療に関する授業や実習があり、早い段階で医師になることへの意識が高まりました。地域の病院や施設を訪問する機会も多く、座学だけでは得られない学びがあると感じています。

「勉強する環境が整っています」

自習室や図書館がとてもきれいで、集中して勉強できる環境です。新しい施設も多く、シミュレーション教育など、最新の設備を使って学べるのが魅力だと思います。

卒業生の声

「国家試験対策が手厚いです」

他の大学よりも早い時期から国家試験の対策が始まり、内容も非常に充実していました。先生方が熱心にサポートしてくださり、安心して勉強に集中できました。この手厚いサポートがあったからこそ、合格できたのだと感じています。

「仲間と共に高め合える環境です」

新しい大学なので過去問が少ないという面はありましたが、その分、学生同士で協力して予想問題を作ったり、教え合ったりする雰囲気が自然と生まれました。仲間と切磋琢磨することで、より深く学ぶことができたと思います。

「学費は少し高いですが、それに見合う充実した環境です」

学費は私立大学の中でも高めかもしれませんが、その分、最新の設備や手厚い教育サポートを受けられるので、納得しています。特に、地域医療に特化したカリキュラムは、ここでしか学べない貴重なものだと思います。

「進級は厳しいですが、その分真剣に学べます」

進級基準が厳しいという話を聞いていましたが、実際にその通りだと感じます。しかし、それがかえって学生の学習意欲を高め、真剣に医学に向き合うきっかけになっていると思います。

🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか

以上の特徴を踏まえると、東北医科薬科大学医学部医学科は次のような志望者に特に適した環境と言えるでしょう。

地域医療への貢献に強い関心がある人

低学年からの地域医療体験学習や地域滞在型学習を通じて、地域の医療ニーズや課題を深く理解できます。将来、東北地方をはじめとした地域医療に貢献したいという強い使命感を持つ人に適しています。

総合診療医を目指している人

地域医療に特化したカリキュラムは、様々な疾患に対応できる幅広い臨床能力を養うことに繋がります。特定の専門分野だけでなく、地域住民の健康を包括的に支えたいと考える人に最適です。

災害医療に関心がある人

東日本大震災の経験を活かした災害医療教育がカリキュラムに組み込まれており、災害発生時に対応できる知識と技術を身につけたい人に適しています。

主体的に学び、仲間と協力できる人

新しい大学であるため、学生同士で教え合ったり、予想問題を作ったりする文化が醸成されています。受動的に授業を受けるだけでなく、自ら課題を発見し、仲間と協力しながら解決していく姿勢を持つ人に合っています。

向いていない可能性がある人

専門特化を早期から強く望む人

地域医療や総合診療に重点を置いたカリキュラムであるため、特定の高度な専門分野のみを早期から追求したいと考えている人には、少し物足りなく感じる可能性があります。

受け身の学習を好む人

グループ討論や発表、体験学習など、学生が主体的に参加するカリキュラムが多いです。受け身で講義をただ聞くだけの学習スタイルを好む人には、そのスタイルが合わないかもしれません。

学業以外の活動に専念したい人

進級が厳しいという声があるように、学業に専念することが求められる環境です。学業と両立できる部活動もありますが、学業以外の活動を最優先にしたい人には、その厳しさが負担になる可能性があります。

東北医科薬科大学医学部医学科は、「地域医療への貢献」「災害医療」「総合診療」に強い使命感を持ち、主体的な学びと仲間との協力を大切にする人に非常に向いています。一方で、受動的な受け身の学びや専門特化だけに重きを置く志向の人にはスタイルが合わない可能性があります。ここでの学びは、医師としての人間性と実践力を共に育てたい人にとって、魅力的な舞台となるでしょう。

📚出典

東北医科薬科大学公式ホームページ: https://www.tohoku-mpu.ac.jp/