「渋谷駅」から徒歩3分 / 専用寮あり

2026年度 医学部入試まで、

時間

2026 帝京大学の特徴

帝京

📌 大学の基本情報・立地

帝京大学医学部は、東京都板橋区に位置する板橋キャンパスにあります。このキャンパスには、医学部の他に薬学部、医療技術学部といった医療系の学部が集まっており、医療人としての視野を広げるための恵まれた環境が整っています。キャンパスに隣接して帝京大学医学部附属病院があり、学生は日常的に最新の医療現場に触れることが可能です。附属病院は特定機能病院として、救急・急性期医療、がん治療、高度な専門医療を担っており、救急救命センターや総合周産期母子医療センターなど、高度な医療設備が充実している点が大きな特徴です。

キャンパスとアクセス

都心に位置しながらも、広大な敷地を持つキャンパスは、学習に集中できる環境を提供しています。また、医療系学部が一つのキャンパスに集まっているため、学部を超えた交流や多職種連携の意識を早期から育むことができます。都心での大学生活を送りながら、充実した学習環境で医学を深く学びたい学生にとって、非常に魅力的な立地と言えるでしょう。

住所

  • 〒173-8605 東京都板橋区加賀2-11-1

アクセス

  • JR埼京線「十条駅」下車 徒歩約10分

  • JR京浜東北線「王子駅」下車、国際興業バス6番のりば「帝京大学病院」下車

  • 都営三田線「板橋本町駅」下車 徒歩約12分

🌟医学部医学科の教育の特徴

教育理念と目的

「努力をすべての基とし偏見を排し 幅広い知識を身につけ 国際的視野に立って判断ができ 実学を通して創造力および人間味豊かな 専門性ある人材の養成を目的とする」

この建学の精神に基づき、帝京大学医学部は「よき医師」の育成を目指しています。「よき医師」とは、十分な医学的知識と技術だけでなく、医療に対する高い理念と患者に対する深い愛情を持つ医師です。帝京大学医学部では、この理念のもと、変化し続ける現代医療に対応できる医師の育成に力を入れています。

各学年の特徴的な教育内容

帝京大学医学部では、学生が自ら考え、行動する力を養うアウトカム基盤型教育を導入しています。学年の進行とともに、専門性を深めていくカリキュラムが組まれているのが特徴です。

  • 1年次: 基礎医学の学習が始まります。物理・化学・英語といった科目は、到達度別のクラス編成で、一人ひとりの習熟度に応じた指導が行われます。また、医・薬・医療技術学部の学生が合同で学ぶ「医療コミュニケーション」の授業が早期から始まり、多職種連携の重要性を学びます。

  • 2年次: 臨床医学の講義がスタートし、基礎医学の知識と臨床を結びつける学習が本格化します。短い期間で少数の科目を集中的に学ぶ「短期集中積み上げカリキュラム」が特徴で、効率的に知識を習得できる工夫がなされています。

  • 3年次: 病態生理学や臨床医学の講義が増え、病気の仕組みや治療法について深く学びます。また、少人数制のグループ学習である「PBLチュートリアル」が導入され、学生が主体となって症例について議論し、問題解決能力を養います。

  • 4年次: 臨床実習に向けた準備が本格化します。「PBLチュートリアル」では病気について考え、調べ、発表する力をさらに高めます。また、後期からは「スチューデントドクター」として、指導医のもとで参加型の臨床実習が始まります。

  • 5年次、6年次: 附属病院や関連施設での参加型臨床実習が中心となります。診療チームの一員として、指導医や医療スタッフとともに診療に携わることで、実践的な知識とスキルを習得します。特に、救急医学の臨床実習では、最新の機器を用いたシミュレーション授業が行われ、現場での手技を安全に学ぶことができます。

このように、帝京大学医学部では、講義だけでなくグループワークやシミュレーション教育を積極的に取り入れ、学生が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」を重視しています。知識の習得に留まらず、自ら課題を発見し、解決する能力、そして多様な職種と連携するコミュニケーション能力を育む教育を展開していることが大きな強みです。

🏠学生生活・施設環境

部活動

帝京大学には、多くの運動部や文化部、サークルがあり、医学部の学生も積極的に参加しています。医学部専門の部活動も盛んで、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、学生生活の大きな充実感を得ることができます。また、他学部の学生との交流機会も多く、広い視野を持つことができます。

大学の周辺環境

板橋キャンパスは都心に位置しており、周辺には商業施設や飲食店が充実しています。キャンパスから少し足を延ばせば、商店街や公園もあり、学習の合間のリフレッシュにも困りません。また、電車やバスの交通の便が良いため、都内のどこへでもアクセスしやすく、プライベートも充実させることが可能です。

先輩後輩の関係

帝京大学医学部では、少人数でのグループ学習や実習が多いため、先輩や後輩、そして教員との距離が近い関係を築きやすい環境です。特に「PBLチュートリアル」のようなグループ学習では、学年を超えた交流が生まれやすく、学習面での助言やサポートを自然に受けられる雰囲気があります。こうした密な関係性は、学生生活を送る上で大きな支えとなります。

医学に関係した学習環境

医学部の学習環境は、最新の設備が整っており、学生の学びを強力にサポートしています。キャンパス内には、医学総合図書館があり、22万冊の医療系専門書に加え、6000種を超える電子ジャーナルやデータベースが利用可能です。この図書館は月曜から土曜まで24時まで開館しており、学生は時間にとらわれずに学習を進めることができます。また、板橋キャンパスで行われた講義はすべて録画され、学生は後日いつでも視聴できるシステムが導入されているため、復習や理解不足の解消に役立てることができます。隣接する附属病院は、特定機能病院として最先端の医療を提供しており、学生は身近に本物の医療現場を感じることができます。

🩺 在学生・卒業生の声

実際に帝京大学医学部医学科で学ぶ学生たちや卒業生からは、大学の教育や環境についてどのような声が上がっているのでしょうか。公式サイトに掲載されたインタビューから、一部をご紹介します。

在学生の声

「多職種連携を早期に学べるのが魅力」

「1年生から医療技術学部や薬学部の学生と一緒に受ける『医療コミュニケーション』の授業は、非常に刺激的です。それぞれの視点から意見を交わすことで、将来のチーム医療の重要性を早い段階から理解できます。」

「先生との距離が近く質問しやすい」

「少人数制の授業が多く、疑問に思ったことをすぐに先生に質問できる雰囲気があります。先生方も熱心に指導してくださるので、安心して学習に取り組めています。また、先輩方も優しく、勉強の相談に乗ってくれることが多いです。」

「附属病院が隣接しているのは大きな強み」

「キャンパスと附属病院が隣接しているので、講義で学んだ知識をすぐに臨床現場と結びつけて考えることができます。救急救命センターなど、高度な医療現場を日常的に目にできるのは、モチベーション向上にもつながります。」

卒業生の声

「実践的なスキルが身についた」

「帝京大学で学んだ最大の財産は、早期から参加できた臨床実習と、シミュレーション教育で身につけた実践的なスキルです。実際の患者さんを前にする前に十分な訓練ができたことで、自信を持って医師としてのキャリアをスタートさせることができました。」

「幅広い知識と人間性を育む環境」

「建学の精神にある『実学』を重んじる教育方針のもと、単に知識を詰め込むだけでなく、患者さんへの深い愛情や、広い視野を持って物事を考える力が養われました。社会に出た今、この人間的な土台が、医師としての信頼を築く上で非常に重要だと実感しています。」

「多様なバックグラウンドを持つ仲間との出会い」

「多様な入試制度を通じて入学してくる学生がいるため、様々な価値観や考え方を持つ人々と出会うことができました。互いに刺激し合い、高め合うことで、医師としての視野が大きく広がったと感じています。」

🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか

 以上の特徴を踏まえると、帝京大学医学部医学科は次のような志望者に特に適した環境と言えるでしょう。

実践的な学びを求める人

早期から参加型臨床実習やシミュレーション教育が充実しているため、実際に手を動かしながら学ぶことで、知識を確実に定着させたい人に向いています。

チーム医療に関心がある人

医療系3学部が同じキャンパスに集まっているため、多職種連携の重要性を早くから学びたい人、将来多様な職種と協働する力を身につけたい人に適しています。

幅広い視野を持ちたい人

建学の精神に「偏見を排し」「国際的視野に立つ」とあるように、多様なバックグラウンドを持つ人々との交流を通じて、固定観念にとらわれず、物事を多角的に捉える力を養いたい人に向いています。

主体的に学習を進めたい人

録画された講義映像の視聴や、24時まで開館する図書館など、自主学習をサポートする環境が充実しており、受け身ではなく自ら積極的に学ぶ姿勢を持つ人には魅力的な環境です。

向いていない可能性がある人

  • 伝統的な座学中心の学習を好む人:帝京大学では、グループワークやディスカッションを重視したアクティブラーニングが多いため、伝統的な講義形式のみを好む人にはスタイルが合わない可能性があります。

  • 地域医療に特化した学びを志す人:都心に位置し、高度な専門医療や救急医療に強みを持つため、特定の地域の課題解決に特化した医師を志している場合、教育内容が期待と異なる可能性があります。

  • 受け身の姿勢で学びたい人:学生が自ら課題を発見し、議論を通じて解決策を導き出す教育スタイルであるため、指示を待つだけでは成果を出すのが難しいかもしれません

帝京大学医学部医学科は、「実学を通して創造力および人間味豊かな専門性ある人材の養成」を目指す人に非常に向いています。特に、多職種連携や実践的なスキルを重視する現代の医療現場で活躍したいと考える人にとって、ここでの学びは理想的な舞台となるでしょう。

📚出典

帝京大学公式ホームページ: https://www.teikyo-u.ac.jp/