「渋谷駅」から徒歩3分 / 専用寮あり

2026年度 医学部入試まで、

時間

2026 昭和医科大学の特徴

昭和 病院

📌 大学の基本情報・立地

昭和医科大学は、東京都品川区に本部を置く、医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の4学部を擁する医系総合大学です。創立以来、「至誠一貫」の精神を掲げ、「常に相手の立場にたって真心を尽くす」という理念のもと、真の医療人育成に努めています。複数のキャンパスがあり、学年や学部によって学ぶ場所が変わるのも特徴の一つです。1年次は、山梨県富士吉田市にある富士吉田キャンパスで全寮制の生活を送ります。ここでは、他の3学部の学生たちと共に生活することで、チーム医療の基礎となるコミュニケーション能力と協調性を養います。2年次以降は、医学部、歯学部、薬学部の専門教育を学ぶ旗の台キャンパス(東京都品川区)や、保健医療学部が学ぶ洗足キャンパス(東京都大田区)、横浜キャンパス(神奈川県横浜市緑区)で学びます。

キャンパスとアクセス

医学部医学科の学生は、2年次から旗の台キャンパスでの専門教育が本格的に始まり、8つある附属病院での臨床実習も低学年から開始されます。都心に位置する旗の台キャンパスは、附属病院も隣接しており、実践的な学びを深めるのに適した環境です。また、交通の便も良く、通学にも便利な立地といえるでしょう。

住所

  • 旗の台キャンパス:〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8

  • 富士吉田キャンパス:〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田4562

アクセス

  • 旗の台キャンパス:東急大井町線・東急池上線「旗の台駅」東口から徒歩約5分

  • 富士吉田キャンパス:富士急行「富士山駅」からタクシーで約15分、または中央高速バス「富士急ハイランド」下車後タクシーで約10分

🌟医学部医学科の教育の特徴

教育理念と目的

昭和医科大学医学部では、「至誠一貫」の精神のもと、医学・医療の発展と国民の健康増進と福祉に真心を持って寄与する医療人の育成を目的としています。

【教育目標】

  • 「至誠一貫」の精神のもと、真心と情熱を持って医学・医療の発展と国民の健康増進と福祉に寄与する人材を育成する。

  • 質の高い患者本位のチーム医療を実践できる知識、技能および態度や習慣を身につける。

  • 問題を的確に捉えて、主体的に対応し、解決する能力を身につける。

  • 自己の知識、技能および態度や習慣を客観的に評価し、日々研鑽する能力を身につける。

  • 共学する歯学・薬学・保健医療学部生との交流などを通じて、広い教養と豊かな人間性を身につける。

  • 医学・医療の国際化に対応できる能力を身につける。

  • 研究分野の発展に寄与できる創造性を身につける。

各学年の特徴的な教育内容

  • 1年次:入学後すぐに全寮制の富士吉田キャンパスで、医学、歯学、薬学、保健医療学部の学生が共に生活します。この共同生活は、将来チーム医療を実践する上で不可欠な、異なる職種への理解と協調性を育む貴重な機会となります。また、PBL(問題解決型学習)もこの時期から取り入れられ、自ら課題を発見し、解決する能力の基礎を築きます。

  • 2年次:旗の台キャンパスに移り、基礎医学の専門的な学習が始まります。同時に、週に1日、附属病院での臨床現場を体験する機会が設けられています。早い段階から実際の医療現場に触れることで、学習意欲の向上と、将来の医師としての自覚を養います。

  • 3年次:2年次に引き続き、基礎医学をさらに深化させるとともに、臨床医学の講義が増えていきます。また、2年次と同様に、附属病院での臨床現場体験が継続して行われます。

  • 4年次:臨床実習に向けた準備が本格化します。後半からは、1か月単位で希望する臨床科を回り、診療参加型のクリニカル・クラークシップ(診療参加型実習)が始まります。

  • 5・6年次:附属病院や関連施設での臨床実習が中心となります。学生は診療チームの一員として、指導医の監督のもとで診療に参加し、実践的なスキルと知識を習得します。また、国際的な視野を養うため、海外の提携医療機関での臨床実習を選択することも可能です。

このように、昭和医科大学では、4学部が連携したチーム医療教育を低学年から体系的に実践していることが大きな特徴です。また、問題解決型学習(PBL)を通じて、学生が主体的に考え、課題を解決する能力を養う教育も重視しています。附属病院が複数あるため、多様な症例に触れながら、実践的なスキルを磨く機会に恵まれています。

🏠学生生活・施設環境

部活動

昭和医科大学には、運動部、文化部、同好会など様々な部活動があり、多くの学生が所属しています。特に、1年次の全寮制生活を送る富士吉田キャンパスでは、運動施設が充実しており、グラウンドや室内プールなどで体を動かすことができます。また、富士吉田スクエアガーデンという多目的ホールも備わっており、イベントや式典などにも利用されています。部活動を通じて、学部の垣根を越えた交流が盛んに行われており、他の医療系学部の学生とも親睦を深める良い機会となっています。

大学の周辺環境

1年次の富士吉田キャンパスは、富士山の麓に位置しており、豊かな自然に囲まれた環境です。キャンパス内には売店や図書館も完備されており、生活に不便はありません。2年次以降に学ぶ旗の台キャンパスは、都心に位置しており、周辺には様々な飲食店や商店があり、学生生活を送りやすい環境です。また、複数の附属病院が隣接しているため、学習面でも非常に恵まれています。

先輩後輩の関係

昭和医科大学は、卒業生が多くの附属病院や関連施設で働いており、在学中から多くの先輩医師と交流する機会に恵まれています。臨床実習では、卒業生である現役の医療従事者が「臨床教員」として指導にあたることが多く、安心感の中で実習に取り組むことができます。卒業後も、先輩医師とのつながりを活かして、様々な進路を検討することが可能です。

医学に関係した学習環境

旗の台キャンパスには、医学部の専門教育に必要な施設が整っています。附属病院が隣接しているため、低学年から臨床現場に触れる機会が多く、座学で得た知識を実践に結びつけることができます。図書館や自習スペースも充実しており、学習に集中できる環境が整っています。また、国際的な視野を養うための海外提携機関での研修プログラムも用意されており、学生の意欲に応える様々な学習機会が提供されています。

🩺 在学生・卒業生の声

 実際に昭和医科大学医学部医学科で学ぶ学生たちや卒業生からは、大学の教育や環境についてどのような声が上がっているのでしょうか。公式サイトに掲載されたインタビューから、一部をご紹介します。

在学生の声

「4学部合同の学びが新鮮です」

1年次の寮生活では、医学部だけでなく、歯学部、薬学部、保健医療学部の学生と共同生活を送ります。最初は戸惑いもありましたが、お互いの専門分野について話したり、一緒に勉強したりする中で、将来チーム医療を担う仲間としての意識が芽生えました。他の学部の学びを知ることで、自分の専門性もより深く考えるようになりました。

「低学年からの臨床実習が魅力」

2年次から附属病院での臨床実習が始まります。まだ専門知識が浅い段階でも、現場の雰囲気を感じることは非常に貴重な経験です。座学で学んだことが実際の医療現場でどのように活かされているのかを肌で感じることができ、勉強へのモチベーションが上がりました。

卒業生の声

「就職先の選択肢が豊富」

複数の附属病院があるため、卒業後の進路の選択肢が非常に豊富です。在学中に実習で様々な科を経験できるため、自分の興味や適性に合った専門分野を見つけやすく、安心して進路を決められました。また、卒業後も大学のネットワークを活かして、情報交換ができるのが心強いです。

「チーム医療の精神が現場で役立っています」

学生時代からチーム医療を意識した教育を受けてきたので、実際に医師として働き始めてからも、他の職種の方々と円滑に連携を取ることができています。患者さん本位の医療を実現するためには、多職種の協力が不可欠であることを、学生時代に学べたことが大きな財産です。

「福利厚生が手厚い」

付属の病院で受診した場合の医療費が戻ってくる制度や、家賃補助、通勤費全額支給など、福利厚生が充実しているという声を聞きました。卒業後も、安心して働き続けられる環境が整っているようです。

🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか

以上の特徴を踏まえると、昭和医科大学医学部医学科は次のような志望者に特に適した環境と言えるでしょう。

チーム医療に関心がある人

1年次の全寮制生活や、4学部合同での教育を通じて、早い段階から多職種連携を学びます。将来、医師として他の医療従事者と密に連携を取りながら働きたいと考える人にとって、実践的な学びを得られる環境です。

能動的に学ぶ姿勢を持つ人

問題解決型学習(PBL)や、低学年から始まる臨床実習など、学生自身が主体的に考え、行動することが求められる教育スタイルです。受け身ではなく、自ら課題を見つけて解決していく意欲のある人に向いています。

国際的な視野を持ちたい人

海外提携機関での実習プログラムが充実しているため、将来、海外での医療活動や国際的な研究に興味がある人には多くのチャンスがあります。

実践的な学びを重視する人

8つの附属病院を持つため、低学年から豊富な臨床実習の機会があります。座学だけでなく、早い段階から実際の医療現場に触れたいと考える人にとって、理想的な環境です。

向いていない可能性がある人

  • 専門分野に特化した学びを早期から求める人:昭和医科大学は4学部連携や全人的な教育を重視しています。そのため、入学後すぐに医学の専門分野のみを深く学びたいと考える人には、少し遠回りに感じられるかもしれません。

  • 単独での学習を好む人:1年次の全寮制生活や、チームでの課題解決学習など、集団で学ぶ機会が非常に多いです。他人との交流や協調性よりも、個人のペースで黙々と学習を進めたい人には、この環境が合わない可能性があります。

昭和医科大学医学部医学科は、「至誠一貫」の精神のもと、チーム医療を実践できる、広い視野と人間性を持った医師を目指す人に非常に向いています。自ら学び、多様な人々と協働しながら成長したい人にとって、この大学での学びは、医師としての基盤を築く上で、大きな力となるでしょう。

📚出典

昭和医科大学公式ホームページ: https://adm.showa-u.ac.jp/index.html