「渋谷駅」から徒歩3分 / 専用寮あり

2026年度 医学部入試まで、

時間

2026 聖マリアンナ医科大学の特徴

聖マリアンナ医科大学

📌 大学の基本情報・立地

聖マリアンナ医科大学は、キリスト教的人類愛を建学の精神に掲げ、病める人々の心と体の痛みがわかる、豊かな感性を持った医師の育成を目指している大学です。昭和46年に創立され、神奈川県川崎市に位置しています。キャンパスは、医学部教育の拠点となる菅生キャンパスを中心に、隣接する大学病院や、横浜市にあるブレスト&イメージング先端医療センター「マリアンナ医大ブレストセンター」など、複数の施設が連携して高度な医療・教育・研究を推進しています。

大学病院がキャンパスに隣接していることは、学生にとって大きな利点です。臨床実習がスムーズに行えるだけでなく、日頃から医療の最前線を肌で感じながら学習を進めることができます。また、大学の建物は落ち着いた色調で統一されており、講義室や図書館、学生ロッカー室といった学習環境に加え、レストランや書店といったアメニティー施設も充実しています。ICカードによる入退館管理や、双方向型の授業支援システム「レノンシステム」の導入など、先進的な教育環境が整っていることも特徴です。

キャンパスとアクセス

キャンパスの周辺は、緑豊かな落ち着いた住宅街が広がっており、勉学に集中できる環境です。川崎市内でありながらも自然に囲まれており、都会の喧騒から離れてじっくりと学問に取り組むことができます。また、都心へのアクセスも比較的良好なため、休日は気分転換に都心へ出かけることも可能です。

  • 住所

    • 〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1

  • アクセス

    • 小田急線「向ヶ丘遊園駅」「生田駅」からバス「聖マリアンナ医科大学前」下車

    • 小田急線「新百合ヶ丘駅」からバス「聖マリアンナ医科大学」下車

    • 東急田園都市線「宮前平駅」「溝の口駅」からバス「聖マリアンナ医科大学」下車

🌟医学部医学科の教育の特徴

教育理念と目的

建学の精神

キリスト教的人類愛に根ざした「生命の尊厳」を基調とする 医師としての使命感を自覚し、人類社会に奉仕し得る人間の育成、 ならびに専門的研究の成果を人類の福祉に活かしていく医師の養成

教育理念

医学は人体を対象とする学問であるが、同時に、人格体としての人間全体を対象とするものである。人体は治療し得ても、人間そのものを治すことができないとするならば、それは真の意味において医学とはいえない。本学の医師としての使命感と、専門的研究の成果を人類の福祉に活かしていくという建学の精神に基づき、常に「病める人」の視点に立って、その心の痛みが分かる温かい心をもった医師を育成すると共に、絶えず高度な知識と技能の修得に励み、生涯にわたり医学と医療の発展に貢献する医師を養成する。

教育目的

教育基本法及び学校教育法に基づき、医学の教授及び研究を行い、高度の知識・技術と確固たる倫理観をそなえた臨床医並びに医学研究者の養成を目的とし、併せて医学の発展、社会の福祉に貢献することを使命とする。

各学年の特徴的な教育内容

聖マリアンナ医科大学の医学部教育は、1年次から専門教育が始まることが大きな特徴です。医学の基礎から応用、そして臨床へと段階的に進むカリキュラムが組まれており、医師としての自覚を早期から醸成します。

  • 1年次: 専門教育が早期から始まり、医学の基礎を体系的に学びます。解剖学、生理学などの基礎医学科目に加えて、医学の歴史や倫理観を学ぶ授業も行われ、医師としての使命感を養います。また、関連した科目を集中的に学ぶ「ブロック型カリキュラム」が導入されており、効率的な学習が可能です。

  • 2年次: 基礎医学科目をさらに深く掘り下げるとともに、専門医学の導入が始まります。病理学や薬理学など、疾病のメカニズムや治療法に関する知識を習得します。この頃から、少人数でのグループワークを取り入れた学習も増え、学生同士で議論しながら知識を深めていきます。

  • 3年次: 臨床医学の講義が本格化し、各診療科の知識を網羅的に学びます。また、医学英語の授業も充実しており、国際的な視点を持った医療人を目指すための準備を始めます。

  • 4年次: いよいよ臨床実習に向けての準備期間です。附属病院での診療見学やシミュレーション教育を通して、医療現場の雰囲気に触れ、基本的な診察手技やコミュニケーション能力を習得します。

  • 5年次、6年次: 附属病院をはじめとする関連施設での臨床実習が中心となります。学生は診療チームの一員として、指導医の監督のもと、実際に患者さんの診療に携わります。この期間には、学外での地域医療実習や、海外提携機関での海外研修も選択科目として用意されており、多様な医療現場を体験することができます。

このように、聖マリアンナ医科大学では、学生が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」を重視しています。双方向型の授業支援システム「レノンシステム」を活用した授業や、少人数でのグループワークを通じて、自ら考え、課題を発見し、解決する能力を養うことに力を入れています。単に知識を詰め込むだけでなく、医師として不可欠なコミュニケーション能力やチーム医療を実践する能力を育む教育を展開していることが大きな強みです。

🏠学生生活・施設環境

部活動

聖マリアンナ医科大学には、運動部、文化部ともに多様な部活動やサークルが存在しています。医学部という特性上、学業が忙しい時期もありますが、多くの学生が部活動に参加し、勉学以外の時間を充実させています。他の医療系学部の学生と交流する機会も多く、学年の垣根を越えた人間関係を築くことができます。部活動を通じて、先輩から学業や学生生活についてのアドバイスをもらうこともでき、縦の繋がりが強いことも特徴です。

大学の周辺環境

菅生キャンパスは、緑豊かで閑静な住宅街に位置しています。キャンパス周辺にはコンビニエンスストアやスーパーマーケット、飲食店が点在しており、学生生活に不便はありません。都心へは少し離れていますが、落ち着いた環境でじっくりと学業に励むことができます。また、近隣の駅までバスを利用することで、都心へのアクセスも可能です。

先輩後輩の関係

聖マリアンナ医科大学では、学年を超えた交流が盛んです。部活動や学年担当委員制度などを通じて、先輩と後輩が気軽に話せる機会が多く設けられています。特に、学年担当委員制度では、学生数名に対して教員が1名担当としてつき、学業や学生生活の相談に乗ってくれるため、安心して学生生活を送ることができます。このような環境が、学生同士、また教員と学生の間の強い信頼関係を築いています。

医学に関係した学習環境

大学の教育棟は、落ち着いた色調で統一されており、講義室、図書館、学習室が充実しています。特に、双方向型・対話型の授業支援システム「レノンシステム」は、学生の理解度をリアルタイムで確認しながら授業を進めることができ、学習効果の向上に貢献しています。また、少人数のグループ学習に適したSGL教室や、学生が自主的に学べるラーニングコモンズも整備されており、多様な学習スタイルに対応しています。隣接する大学病院は、学生が実践的な学習を行うための重要な拠点です。

🩺 在学生・卒業生の声

 実際に聖マリアンナ医科大学医学部医学科で学ぶ学生たちや卒業生からは、大学の教育や環境についてどのような声が上がっているのでしょうか。公式サイトに掲載されたインタビューから、一部をご紹介します。

在学生の声

「早期から医師の自覚を持てた」

1年次から専門教育が始まるので、早い段階で医師になるという自覚を持てました。クラブ活動でも医療現場を訪れる機会があり、実際に患者さんと関わることで、医師の役割を肌で感じることができました。

「手厚いサポートで安心」

学年担当委員制度があるので、学業で困難にぶつかった時も、担当の先生が全面的にサポートしてくれます。進級や国家試験についても手厚いサポートがあるので、安心して勉強に集中できます。

「最新の設備で効率的に学べる」

新しい校舎はとても綺麗で、最新の設備が整っています。授業では双方向型のシステムが導入されているので、教員と学生がリアルタイムでコミュニケーションをとることができ、学習効率が良いと感じています。

卒業生の声

「キリスト教の精神に基づいた教育」

キリスト教的人類愛に根ざした教育理念に共感して入学しました。単に知識や技術を学ぶだけでなく、病める人の心に寄り添うことの大切さを6年間を通して学ぶことができました。この教育は、医師として働く今でも私の根幹をなしています。

🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか

以上の特徴を踏まえると、聖マリアンナ医科大学医学部医学科は次のような志望者に特に適した環境と言えるでしょう。

明確な目的意識を持つ人

医師を目指す目的が明確で、その実現に向けて主体的に学びたいと考えている人。

人間性や倫理観を重視する人

高い専門知識だけでなく、病める人々の心に寄り添い、豊かな感性を持った医師になりたいと考える人。

協調性やコミュニケーション能力を磨きたい人

少人数制のグループ学習や部活動を通じて、協調性やコミュニケーション能力を養いたいと考えている人。

最新の教育環境で効率的に学びたい人

双方向型の授業支援システムや充実した施設を活用して、効率的かつ実践的な学習を望む人。

向いていない可能性がある人

  • 受動的な学習を好む人:アクティブラーニングやグループワークが中心となるため、自ら積極的に発言したり、課題に取り組んだりすることが苦手な人。

  • 基礎研究のみに特化したい人:臨床医の養成に重きを置いているため、卒業後すぐに基礎研究の道に進みたいと考えている人には、より研究に特化した大学の方が適しているかもしれません。

  • 大規模な大学での自由な学生生活を望む人:単科大学であり、学生と教員の距離が近いため、より大規模な大学で多様な学部生と交流したいと考える人には、環境が異なると感じる可能性があります。

聖マリアンナ医科大学医学部医学科は、「信頼される医師」「地域医療に貢献する姿勢」「豊かな感性」「自ら学び続ける姿勢」を重視する人に非常に向いています。ここでの学びは、医師としての人間性と実践力を共に育てたい人にとって、魅力的な舞台となるでしょう。

📚出典

聖マリアンナ医科大学公式ホームページ: https://www.marianna-u.ac.jp/univ/