「渋谷駅」徒歩5分 / 寮と一体型校舎

2026年度 医学部入試まで、

時間

2026 宮崎大学 医学部 の特徴

小宮崎県日南市日南のモアイ  医学部合格 医学部受験情報 医学部予備校 レクサス教育センター 国立

「日本のひなた」で地域医療を担う大学

宮崎の豊かな自然に抱かれ、地域医療の未来を担う人材を育成する宮崎大学医学部。その魅力と特徴を、大学公式サイトの情報のみを基に、未来の医療人を目指すあなたへ向けて詳しく解説します。

📌 大学の基本情報・立地

キャンパスとアクセス

宮崎大学医学部は、宮崎市南部の清武キャンパスに位置しています。清武キャンパスは、緑豊かな丘陵地に広がり、勉学に集中できる落ち着いた環境が魅力です。附属病院が隣接しており、低学年次から臨床現場を身近に感じることができます。

宮崎市は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、「日本のひなた」とも称される過ごしやすい街です。サーフィンやゴルフなどのマリンスポーツやアウトドアアクティビティも盛んで、勉強の合間のリフレッシュにも事欠きません。また、新鮮な食材が豊富で、食文化を楽しめるのも魅力の一つです。

都心部からは少し距離がありますが、その分、地域に根差した医療を学ぶには適した環境と言えるでしょう。学生の多くは大学周辺に居住しており、閑静な住宅街が広がっています。JR清武駅周辺には商業施設や飲食店もあり、生活に必要なものは揃います。1年次は、週に数日、木花キャンパスで教養教育科目も履修するため、二つのキャンパスの雰囲気を感じながら学ぶことになります。

  • 住所

    • 〒889-1692 宮崎県宮崎市清武町木原5200

  • アクセス

    • 宮崎空港から: タクシーで約20分

    • JR宮崎駅から: 宮崎交通バス「大学病院・宮崎大学」行きで約35~45分

    • JR清武駅から: タクシーで約10分、または宮崎交通バスで約15分

🌟医学部医学科の教育の特徴

宮崎大学医学部医学科は、地域医療への貢献と国際的な視野を両立した医師の育成を目指し、独自の教育プログラムを展開しています。

教育理念と目的

宮崎大学医学部医学科の教育理念と目的は、以下の通りです。

教育・研究・診療を通して、地域社会や人類全体の健康と福祉の増進に寄与し、医の倫理に徹し高潔かつ温かな人間性を有し、最新の幅広い知識と確かな技術を持ち常に向上のための努力を惜しまず、地域の問題を理解すると共に豊かな国際性を有する医師、研究者、教育者を育成します。

この理念に基づき、単に知識や技術を教えるだけでなく、人々の痛みに寄り添える豊かな人間性を育むことを重視しています。

各学年の特徴的な教育内容

宮崎大学医学部では、6年間の一貫したカリキュラムを通じて、医師として必要な知識、技術、そして態度を段階的に習得していきます。

  • 1年次: 木花キャンパスでの教養教育を中心に、幅広い学問に触れ、豊かな人間性の基礎を築きます。同時に、清武キャンパスで開講される専門科目「医学への招待」や早期体験実習などを通じて、医療人としての自覚を育み、医学を学ぶモチベーションを高めます。

  • 2年次: 本格的に基礎医学の学習が始まります。解剖学、生理学、生化学など、人体の構造と機能に関する根幹的な知識を学びます。特に、解剖実習では、ご献体と向き合うことで、生命の尊厳と医師としての責任を深く心に刻みます。

  • 3年次: 基礎医学と臨床医学を結びつける、薬理学や病理学などを学びます。また、研究室配属(基礎医学セミナー)では、学生はそれぞれの興味に応じた研究室に所属し、最先端の研究に触れることで、科学的探究心と問題解決能力を養います。

  • 4.5年次: 臨床医学の講義と並行して、臨床実習(クリニカル・クラークシップ)が本格化します。附属病院の各診療科をローテートし、診療チームの一員として指導医のもとで実際の診療に参加します。知識を実践へと繋げ、臨床能力を高める重要な期間です。

  • 5年次・6年次: 臨床実習が中心となります。附属病院だけでなく、県内外の地域医療機関での実習も経験し、プライマリ・ケアから最先端医療まで、多様な医療現場を体験します。これにより、地域が抱える医療課題を理解し、将来、地域医療に貢献するための素養を身につけます。また、6年次には、これまでの学びの集大成として、卒業後の臨床研修にスムーズに移行するための準備を行います。

このように、宮崎大学医学部では、早期からの臨床体験、研究室配属による探究心の育成、そして地域に根差した豊富な臨床実習を組み合わせることで、学生が主体的に学び、着実に成長できる教育環境を提供しています。知識の習得はもちろんのこと、医師としての倫理観やコミュニケーション能力の育成にも力を入れている点が大きな特徴です。

🏠学生生活・施設環境

部活動

宮崎大学医学部には、体育系・文化系合わせて多くの部活動・サークルが存在し、活発に活動しています。多くの学生が部活動に所属しており、学業と両立させながら充実した学生生活を送っています。特に、西日本医科学生総合体育大会(西医体)は、多くの運動部にとって大きな目標となっており、日々の練習に励んでいます。部活動を通じて、先輩や後輩、他大学の学生との強い絆が育まれるだけでなく、チームで目標を達成する経験は、将来チーム医療を実践する上でも貴重な財産となるでしょう。

大学の周辺環境

医学部の学生が主に生活する清武キャンパス周辺は、自然に囲まれた閑静なエリアです。大学の近くには学生向けのアパートが多く、徒歩や自転車で通学する学生がほとんどです。JR清武駅周辺まで行けば、スーパーマーケットやドラッグストア、飲食店などが揃っており、日常生活に不便はありません。宮崎市中心部へもバスやJRでアクセス可能です。都会の喧騒から離れ、落ち着いた環境で勉学に打ち込みたい学生にとっては、恵まれた環境と言えます。

先輩後輩の関係

部活動などを通じて、学年を超えた縦のつながりが築きやすい環境です。同じ目標を持つ先輩からのアドバイスは、勉強面だけでなく、実習や国家試験、さらには将来のキャリアを考える上でも、非常に心強いものとなります。大学主催の交流会なども開催されており、学生同士が和気あいあいと交流を深める機会も設けられています。地域に根差した大学ならではの、アットホームな雰囲気の中で、互いに切磋琢磨し合える関係が育まれています。

医学に関係した学習環境

清武キャンパスには、医学の学習を支える充実した施設が整っています。附属図書館医学分館には、豊富な医学専門書や学術雑誌が揃っており、静かな環境で自習に集中できます。また、附属病院がキャンパスに隣接しているため、1年次から臨床の現場を身近に感じながら学ぶことができます。宮崎県の地域医療の中核を担う大学病院として、最先端の医療が行われており、臨床実習では多様な症例を経験することが可能です。

🩺 在学生・卒業生の声

宮崎大学医学部の公式サイトや関連ページで紹介されている在学生や卒業生の声をまとめました。

在学生の声

  • 地域医療を肌で感じる実習

    「地域枠として宮崎市外での実習を経験でき、地域医療を肌で感じられる機会があることに魅力を感じています。患者さんからたくさんの応援の言葉をいただき、とても励みになりました。」(地域枠学生インタビューより)

  • 部活動と勉強の両立

    「部活動も活発で、先輩・後輩との交流、大会を通じた他大学の学生との交流があり、そこでの関係性は一生のものとなります。授業に部活動に充実した学生生活を楽しんでいます。」(大学案内PDFより)

卒業生の声

  • 温かく、居心地の良い環境

    「出身は神奈川県ですが、宮崎の気候が故郷と似ていて大変居心地が良かったです。医学部に入って良かったことは、自分が患者になった時に、知っている先生に診てもらえることです。」(卒業生の声 YouTubeより)

  • 医師としての体力と人間性を育む

    「医療は体が基本です。部活動に入ってテニスをやることで体力を培ってきて、それは医師になった時に非常に役に立ったと感じています。また、本をたくさん読んで人とのコミュニケーション能力を磨くことも大切です。」(卒業生の声 YouTubeより)

  • 宮崎の医療への貢献

    「学生時代の6年間を宮崎で過ごし、宮崎の良さにたくさん触れました。お世話になった先生・先輩方の元で宮崎の医療に貢献したく思い、この地に残ることを決めました。素晴らしい研修環境に感謝し、日々成長できるよう頑張りたいです。」(卒後臨床研修センター 研修医の声より)

🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか

宮崎大学医学部医学科は、どのような医師を目指す人にとって、最適な学びの場となるのでしょうか。

  • 宮崎大学医学部に向いている人

    • 地域医療に強い関心を持ち、将来的に宮崎県やへき地医療に貢献したい人: 地域枠の設定や、地域に根差した臨床実習が充実しており、地域医療への高い意識を育むことができます。

    • 温かく、アットホームな環境で学びたい人: 学生と教員の距離が近く、先輩・後輩のつながりも強いため、一体感のある環境で学生生活を送りたい人に向いています。

    • 勉強だけでなく、部活動などにも積極的に取り組み、人間性を豊かにしたい人: 多くの学生が部活動に所属し、文武両道を実現しています。仲間と切磋琢磨する経験を通じて、コミュニケーション能力や協調性を養うことができます。

    • 自然豊かな環境で、落ち着いて勉学に励みたい人: 都会の喧騒から離れた静かなキャンパスで、じっくりと医学の道を探求したい人には適した環境です。

  • 向いていない可能性がある人

    • 都市部での刺激的な学生生活を最優先に考えている人: キャンパスは宮崎市郊外にあり、都心型の大学とはライフスタイルが異なります。華やかなキャンパスライフをイメージしている場合は、少し物足りなさを感じるかもしれません。

    • 最先端の研究や、世界的な研究者との交流を第一に希望する人: 地域医療に重点を置いている分、大規模な都市部の大学と比較すると、研究の選択肢や規模の面で違いがある可能性があります。ただし、独自の先進的な研究も行われています。

    • 完全に受動的な姿勢で、手厚いサポートだけを期待する人: 学生の主体性を重んじる教育方針のため、自ら学ぶ意欲や積極的に行動する姿勢が求められます。

宮崎大学医学部医学科は、「地域に貢献する医師」「協調性と人間性豊かな医療人」「主体的に学ぶ姿勢」を重視する人にとって、非常に魅力的な学びの場です。一方で、都市型の環境や研究第一の志向を持つ人には、スタイルが合わない可能性も考慮すべきでしょう。ここでの6年間は、医師としての確かな知識・技術だけでなく、人として大きく成長するための貴重な時間となるはずです。

📚出典