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岩手医科大学 一般選抜 出題傾向 英語

傾向と対策の概要
岩手医科大学の英語は、全7問という出題形式が非常に安定的である一方、扱うテーマは高度な医学・科学分野に特化しています。最大の注意点は、2021年度より数学と合わせて120分という試験時間に変更されたことです。英語に割ける時間が実質的に制限されるため、専門性の高い長文を素早く処理する「速読即解力」と、発音・文法などの「基礎知識の即答力」の両立が合否を分けます。

試験形式の安定性と構成

2018年度から2025年度に至るまで、大問構成は以下の7題構成で完全に固定されています。

大問 形式 内容・傾向
第1問 長文読解(空所補充) 科学・医学テーマの短めな長文。文脈に合う語彙や前置詞を選ぶ問題(10問)。
第2問 発音・アクセント 発音3問、アクセント3問の計6問。基礎知識を問う形式が継続。
第3問 語彙・文法・語法 短文空所補充(5問)。熟語、時制、仮定法などの文法知識が中心。
第4問 対話文読解 会話の流れに合う文を選ぶ(3問)。2025年は「観光の種類とリスク」がテーマ。
第5問 不要文削除 4つのパラグラフそれぞれから、文脈に合わない文を1つ除く(4問)。論理的整合性が問われる。
第6問 整序英作文 日本語なしで語句を並べ替える(3問)。構文把握力が必須。
第7問 長文読解(内容一致) 専門性の高い長文。内容一致や下線部説明など(8~10問)。

試験形式の大きな変化

出題形式(大問構成)は変わりませんが、試験時間枠に大きな変化がありました。

  • 2020年度まで:英語単独で60分。
  • 2021年度以降:数学と合わせて120分。
数学の難易度や所要時間によっては、英語に使える時間が60分を割り込む可能性もあり、タイムマネジメントが非常にシビアになっています。

出題分野や出題テーマの傾向

長文問題(第1問・第7問)や第5問(不要文削除)では、医学・生物学・最新科学に関するトピックが頻出です。2025年度も「ナノボット」や「細胞の恒常性」といった専門的なテーマが出題されました。

近年の主な長文テーマ一覧

  • 2025年度: 注射可能なナノボット(医療技術)、細胞の目的ある行動と恒常性・ジェームズ・ワットの調速機(生物学・科学史)
  • 2024年度: 風邪ウイルスの伝播経路、古代エジプトの外科手術(エドウィン・スミス・パピルス)
  • 2023年度: 疲労のメカニズム、子供の近視増加と屋外活動の関係
  • 2022年度: 鍼治療の効果、大気汚染と子供の免疫・エピジェネティクス
  • 2021年度: パルスオキシメーターの開発、インフルエンザ・パンデミックの歴史
  • 2020年度: 円形脱毛症の遺伝子研究、MMRワクチンと自閉症の捏造論文問題

特徴的な傾向

1. 知識問題の徹底維持(第2問・第3問)

医学部入試でも減少傾向にある発音・アクセント問題が、2025年度も変わらず出題されています。第3問の文法問題と合わせ、ここを短時間で完答できるかが鍵です。

2. 論理的読解の重視(第5問)

不要文削除問題が毎年必ず出題されます。2025年度も「ゴムの加硫発見」「仮説の定義」「イヌイットの食生活」「宇宙計画の技術波及」といった多様なテーマの短文が出題されており、文脈から論理的に浮いている文を即座に見抜く力が求められます。

3. 時事的な話題の反映

2025年度の第4問(会話文)では、タイタニック号探索ツアーの事故(OceanGate)を想起させる「潜水艦事故とアドベンチャーツーリズム」が扱われるなど、最新の時事ニュースに関連したトピックが取り上げられる傾向があります。

対策

高度な自然科学系長文への精読対策

過去問や医学系単語集を活用し、細胞、遺伝子、感染症、医療技術などの背景知識と語彙を強化してください。特に第7問は長文のため、内容を見失わないよう段落ごとに要旨を掴む練習が有効です。

「不要文削除」と「整序」の専門対策

  • 不要文削除: パラグラフの「トピックセンテンス(主題)」を素早く見つけ、そこから逸脱している文(具体例の誤りや、逆接の矛盾など)を探す訓練を行ってください。
  • 整序英作文: 2025年度も「S spend time V-ing」や「The importance of... cannot be overstated」といった定型表現や構文を含む問題が出題されています。標準的な構文集を完璧に仕上げることが対策になります。

基礎知識の死守とスピード強化

発音・アクセントや文法問題は「知っていれば即答できる」レベルまで高め、時間を節約する必要があります。数学との兼ね合いを考慮し、過去問演習では英語を50~55分程度で解き切るタイムトライアルを行うことが推奨されます。