「渋谷駅」から徒歩3分 / 専用寮あり

2026年度 医学部入試まで、

時間

2026 岩手医科大学の特徴

岩手医科大学

📌 大学の基本情報・立地

岩手医科大学は、岩手県の紫波郡矢巾町と盛岡市にキャンパスを構えています。主要な教育・研究活動が行われるのは矢巾キャンパスで、医学部、歯学部、薬学部、看護学部の医療系4学部が同じキャンパスで学ぶ、国内でも珍しい環境です。これにより、学生は早期からチーム医療の重要性を肌で感じることができます。一方、内丸キャンパスには、附属病院や創立の地である旧岩手医科大学があり、歴史と伝統を感じられる場所となっています。

キャンパスとアクセス

矢巾キャンパスは、周囲を豊かな自然に囲まれ、落ち着いた環境で学びに集中できます。広大な敷地には、最新の研究・教育施設が整備されており、学生の学びを多角的にサポートしています。また、学生寮「ドミトリー圭友館」も矢巾キャンパス内にあり、新入生は安心して学生生活をスタートできます。

盛岡市中心部から少し離れた場所に位置するため、都会の喧騒から離れて、じっくりと学問に向き合いたい学生には適した環境です。岩手県は、広大な面積を持つため、地域医療の課題がより身近に感じられ、将来の医療人としての使命感を育む上で、非常に恵まれた立地と言えるでしょう。

住所

  • 矢巾キャンパス:〒028-3694 岩手県紫波郡矢巾町医大通1丁目1−1

  • 内丸キャンパス:〒020-8505 岩手県盛岡市内丸19-1

アクセス

  • 矢巾キャンパス

    • JR「矢幅駅」より徒歩約15分(1.2km)

    • 盛岡駅から電車で約15分、車で約30分

  • 内丸キャンパス

    • 盛岡駅よりバスで約10分、「中央通一丁目」または「岩手医科大前」バス停下車後、徒歩2分

    • 盛岡駅から徒歩で約30分、車で約10分

🌟医学部医学科の教育の特徴

教育理念と目的

建学の精神

医療人たる前に、誠の人間たれ

教育理念と目的

診療・教育・研究において主導的役割を担う、豊かな人間性を備えた人材を涵養する。人としての教養を高め、医師としての十分な知識と技能を習得できる教育課程を整備する。日進月歩の医学を学習し続け、常に人格を磨き豊かな人生を送るための生涯学習に必要な自己実現能力を涵養する。

各学年の特徴的な教育内容

  • 1年生: 医学専門課程に進むための橋渡し教育として、初年次ゼミナールや地域医療見学研修、医療体験実習、看護・介護体験実習が行われます。早い段階から医療現場に触れることで、医師としての自覚や使命感を育みます。また、4つの医療系学部が同一キャンパスにある特色を活かし、チーム医療を学ぶための多職種連携教育もこの時期から始まります。
  • 2~4年生: 基礎医学と臨床医学の統合的な学習が進められます。特に「融合医学領域」が設けられており、生命科学への貢献能力を養うための研究指導も行われます。倫理教育やプロフェッショナリズム教育も引き続き行われ、倫理観に基づいた行動と言動を身につけることを目指します。
  • 5・6年生: 本格的な臨床実習が中心となります。多岐にわたる診療科での実習を通して、実践的な知識や技能を習得します。また、地域医療の実情に触れる機会も多く、将来地域医療に貢献する医師としての視点を養います。シミュレーション教育も充実しており、高度な医療技術を習得するための実践的なスキルを磨くことができます。

このように、岩手医科大学では、学生が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」を重視しており、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションを積極的に取り入れています。単に知識を詰め込むだけでなく、自ら考え、問題解決能力やコミュニケーション能力、そしてチームワークを培う教育を展開していることが大きな強みです。

🏠学生生活・施設環境

部活動

琢誠館と呼ばれる学生クラブ活動の拠点があり、24の部屋が設置されています。1階にはシャワー室も完備されており、運動部の活動を支援する体制が整っています。また、3階には防音・吸音設備を備えた音楽練習室もあり、文化系の活動にも力を入れています。多くの学生が、学習と並行して部活動に励んでおり、充実した学生生活を送っています。

大学の周辺環境

矢巾キャンパスの周辺は、自然に囲まれた静かな環境です。盛岡市中心部から電車で約15分とアクセスも悪くなく、休日は盛岡市内でショッピングや食事を楽しむこともできます。また、地域医療に貢献するという大学の使命を反映し、地域の住民と交流する機会も多く、地域に根差した学生生活を送ることができます。

先輩後輩の関係

岩手医科大学では、学生寮「ドミトリー圭友館」が1年生の全寮制となっています。12室を1ユニットとして、ユニットごとに集える空間が設けられており、寮生活を通じて先輩や後輩、そして同期との絆を深めることができます。これにより、学業や学生生活で困ったことがあれば、気軽に相談できる関係性が自然に構築されます。

医学に関係した学習環境

矢巾キャンパスには、収容可能冊数が85,700冊にも及ぶ大規模な図書館があり、閲覧席も137席用意されています。窓際の見晴らしが良い席で、集中して学習に取り組むことができます。また、AVコーナーや文献検索用の端末も整備されており、最新の医学知識に触れるための環境が整っています。講義室の間にはラウンジスペースも設けられており、教員と学生がコミュニケーションを取りやすい設計になっている点も特徴です。

🩺 在学生・卒業生の声

実際に岩手医科大学医学部医学科で学ぶ学生たちや卒業生からは、大学の教育や環境についてどのような声が上がっているのでしょうか。公式サイトに掲載されたインタビューから、一部をご紹介します。

在学生の声

「地域医療への貢献を目指して」

私は将来、生まれ育った岩手県で医師として働くことを目標にしています。地域の患者さんにとって身近な存在として、中長期的に向き合って関係を築いていけるような医師になりたい。そのために選んだのが岩手医科大学です。(医学部1年)

「多職種連携の学びが魅力」

医療系学部が揃っているので、在学時からチーム医療について考えを深められると考えました。附属病院での実習を通して実践的な技術と、患者が必要とする看護を提供するスキルを身につけられると思いました。(2025年度入学)

卒業生の声

「地域医療と研究の両立」

医師を志しており、今まで育ってきた県内で、地域の社会制度や医療問題に目を向けながら医学を学ぶことで、これから地域医療に携わる上で多くのことを学べると考えました。教育内容が充実している点も魅力でした。(医学部2019年度入学)

「全寮制で育まれる絆」

1年生の時は全寮制で、寮生活を通じて多くの仲間と出会い、深い絆を築くことができました。学業面だけでなく、人間的な成長も促してくれる環境だと思います。(卒業生)

🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか

以上の特徴を踏まえると、岩手医科大学医学部医学科は次のような志望者に特に適した環境と言えるでしょう。

地域医療に貢献したいという強い意志がある人

岩手県という広大な土地で、地域医療の現状を肌で感じながら学ぶことができるため、将来的に地域医療の最前線で活躍したいと考える人には最適な環境です。

チーム医療を実践したい人

医療系4学部が同一キャンパスにあることで、学部間の垣根を越えた交流や教育プログラムが充実しています。将来、他職種と円滑に連携し、患者中心の医療を提供したいと考える人に向いています。

自律的に課題を発見し、解決する能力を養いたい人

アクティブラーニングを重視しており、自ら考えて行動する力が求められます。受け身ではなく、主体的に学問に取り組みたいという探求心のある人には適した環境です。

豊かな人間性と倫理観を身につけたい人

建学の精神である「医療人たる前に、誠の人間たれ」に基づき、教養教育や倫理教育が重視されています。医師としての専門性だけでなく、人間性も高めたいと考える人に向いています。

向いていない可能性がある人

  • 専門特化のみを追求したい人: 岩手医科大学は、地域医療や全人的医療を重視しており、幅広い教養や多職種連携を学びます。特定の分野に特化して早期から深く学びたいと考える人には、スタイルが合わない可能性があります。
  • 大都市での学生生活を望む人: キャンパスは自然豊かな環境にあり、大都市のような華やかな学生生活を期待する人には物足りなく感じるかもしれません。

岩手医科大学医学部医学科は、「信頼される医師」「地域医療に貢献する姿勢」「多職種連携」「課題発見型学習」を重視する人に非常に向いています。一方で、受動的な受け身の学びや専門特化だけに重きを置く志向の人にはスタイルが合わない可能性があります。ここでの学びは、医師としての人間性と実践力を共に育てたい人にとって、魅力的な舞台となるでしょう。

📚出典

岩手医科大学公式ホームページ: https://www.imu-admission.jp/