2026 獨協医科大学の特徴

📌 大学の基本情報・立地
獨協医科大学は、栃木県下都賀郡壬生町に位置する、医学部と看護学部からなる医療系総合大学です。広大な敷地には、大学のほか獨協医科大学病院、看護専門学校などが機能的に配置されています。木々や芝生などの緑が豊かな、落ち着いた環境の中で勉学に励むことができます。また、大学病院が隣接しているため、1年生の早期から医療現場に触れる機会が多く、実践的な学びを深めることができます。
キャンパスとアクセス
周辺は、壬生町おもちゃ博物館や、とちぎわんぱく公園など、レジャー施設もあり、自然に囲まれながらも充実した学生生活を送ることが可能です。また、大学周辺にはコンビニエンスストアやスーパーマーケットも自転車でアクセスできる範囲にあり、生活の利便性も考慮されています。
住所
〒321-0293 栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880
アクセス
- 東武宇都宮線「おもちゃのまち」駅下車、西口より徒歩約15分(「獨協医大病院前」行きバスにて約3分)
- JR「宇都宮」駅よりタクシーにて約35分
- JR「小山」駅よりタクシーにて約45分
- JR「石橋」駅よりタクシーにて約15分
🌟医学部医学科の教育の特徴
教育理念と目的
建学の精神
「学問を通じての人間形成」
教育理念と目的
一般的教養と医学及び看護学に関する理論及び応用を教授・研究し、国際的視野に立って高度の医学的知識及び看護学的知識と技能を習得せしめ、社会的に信頼される医師及び保健師・助産師・看護師を育成することを目的とし、併せて医学及び看護の発展と福祉の向上に寄与することを使命としております。
各学年の特徴的な教育内容
獨協医科大学医学部では、6年間一貫の「クサビ型教育カリキュラム」を展開しています。このカリキュラムは、1年次から臨床医学の知識に触れ、学年が上がるにつれて基礎医学の知識を深めていくという、独自の教育手法です。これにより、早期から医師としての使命感を醸成し、臨床と基礎の関連性を常に意識しながら学習を進めることができます。
- 1年次: 医学概論や早期体験学習を通じて、医師としての倫理観や使命感を育みます。また、「臨床医学への招待」という科目を設け、早い段階から医療現場に触れる機会を設けています。この時期からグループ学習やディスカッションが活発に行われ、主体的に学ぶ姿勢が身につきます。
- 2・3年次: 基礎医学の講義が本格化します。人体の構造や機能、病気の成り立ちなど、医師として不可欠な知識を体系的に学びます。また、解剖学実習では、チームで協力しながら学習を進めることで、協調性やコミュニケーション能力も養われます。
- 4年次: 臨床医学の学習が中心となります。主要な臓器別の疾患や治療法について、講義や実習を通じて深く理解します。「OSCE(客観的臨床能力試験)」への準備もこの時期から始まります。
- 5・6年次: 病院実習(クリニカル・クラークシップ)が本格的に始まります。実際に各診療科で患者様と接しながら、診断や治療の流れを実践的に学びます。指導医や先輩医師の指導のもと、チームの一員として医療に参加することで、医師としての実践力を高めていきます。また、卒業試験や医師国家試験に向けた対策も集中的に行われます。
このように、獨協医科大学では、学生が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」を重視しており、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションを積極的に取り入れています。単に知識を詰め込むだけでなく、自ら考え、問題解決能力やコミュニケーション能力、そしてチームワークを培う教育を展開していることが大きな強みです。
🏠学生生活・施設環境
部活動、先輩後輩の関係
運動部から文化部まで、様々な部活動が活発に活動しています。大学のキャンパス内には運動場や体育館がゆったりと配置されており、学生は授業の合間や放課後に汗を流すことができます。部活動を通じて他学年の学生や他学部の学生とも交流する機会が多く、医学部という専門的な学びの場にいながらも、幅広い人間関係を築くことができます。特に、先輩後輩の関係は強固で、学業面での相談や医師国家試験対策について、親身になってアドバイスをしてくれる文化があります。
大学の周辺環境
キャンパスは北関東自動車道壬生ICから近く、車でのアクセスも良好です。電車を利用する場合は東武宇都宮線「おもちゃのまち」駅から徒歩圏内に位置しています。周辺にはスーパーやコンビニエンスストアがあり、日常生活に不便を感じることは少ないでしょう。また、壬生町は自然が豊かで、都会の喧騒から離れて学業に集中できる環境です。
医学に関係した学習環境
学内には、最新の医療情報を効率的に収集できる図書館や、学生が自由に利用できるコンピュータ教室が整備されています。コンピュータ教室には合計210台のパソコンが設置されており、キャンパス内各所や学生館には無線LAN環境も完備されているため、いつでもどこでも学習に取り組むことができます。また、女子学生専用の学生寮である「関記念学生館」が整備されており、個室タイプの部屋にはエアコン、バス、トイレ、ミニキッチンが備え付けられています。これにより、安心して学生生活を送ることが可能です。
🩺 在学生・卒業生の声
実際に獨協医科大学医学部医学科で学ぶ学生たちや卒業生からは、大学の教育や環境についてどのような声が上がっているのでしょうか。公式サイトに掲載されたインタビューから、一部をご紹介します。
在学生の声
地域医療への貢献を目指す学び
「早期から地域医療を体験する機会が多く、将来、地域に貢献したいという思いが強くなりました。座学だけでなく、実際の現場で患者さんや医療従事者の方々と接することで、医師としての責任感ややりがいを実感できます。」
熱心な先生方と恵まれた学習環境
「先生方がとても教育熱心で、学生一人ひとりに寄り添った指導をしてくださいます。わからないことがあればすぐに質問できる環境がありがたいです。また、国家試験対策も充実していて、安心して学習に励むことができます。」
卒業生の声
信頼される医師を育むカリキュラム
「獨協医科大学で学んだ『クサビ型教育』のおかげで、基礎と臨床の知識がしっかりと結びつき、バランスの取れた医療人になれたと感じています。学生時代からチーム医療を経験したことで、卒業後も周囲と協調しながら働くことができています。」
先輩後輩のつながりの強さ
「卒業後も、獨協医科大学の先輩や後輩とのつながりが強く、様々な場面で助け合っています。困ったときに相談できる仲間がいることは、医師として働く上で大きな支えになっています。」
恵まれた施設と立地
「広々としたキャンパスは緑が多く、勉強の合間にリフレッシュできます。周辺環境も落ち着いており、学業に集中できるのが良い点です。寮や学習設備も整っていて、快適な学生生活を送ることができました。」
🌱 どのよう医師を目指す人に向いているか
以上の特徴を踏まえると、獨協医科大学医学部医学科は次のような志望者に特に適した環境と言えるでしょう。
地域医療に貢献したい人
早期から地域医療に触れる機会が豊富にあるため、地域社会の健康を支える医師を目指したい人には最適な環境です。
主体的に学ぶ姿勢を持っている人
「クサビ型教育」やグループワークが中心のカリキュラムなので、自ら課題を発見し、積極的に学習に取り組む意欲がある人に向いています。
チーム医療に関心がある人
病院実習や部活動を通じて、他者と協調し、コミュニケーションを円滑にとる能力を重視しています。将来、チームの一員として働くことを考えている人にとって、貴重な経験を積むことができます。
手厚い教育指導を求める人
教員が教育熱心であり、学生一人ひとりに寄り添った指導が行われています。国家試験対策も充実しており、大学全体で学生をサポートする体制が整っています。
向いていない可能性がある人
- 受動的な学びを好む人 講義を聞くだけでなく、自ら考えて発言する機会が多いため、受け身の姿勢では学びを深めることが難しいかもしれません。
- 大都会の華やかなキャンパスライフを求める人 キャンパスは栃木県の自然豊かな場所に位置しており、都会的な環境ではありません。そのため、賑やかな都会の生活を求めている人には物足りなく感じられる可能性があります。
獨協医科大学医学部医学科は、「信頼される医師」「地域医療に貢献する姿勢」「協調性」「課題発見型学習」を重視する人に非常に向いています。一方で、受動的な受け身の学びや都会の生活に重きを置く志向の人にはスタイルが合わない可能性があります。ここでの学びは、医師としての人間性と実践力を共に育てたい人にとって、魅力的な舞台となるでしょう。