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以下の記事は2016年時の記事です。
Vol.01 「再生医療」
基本的な考え方は、肝臓や胃や皮膚または血管などの一部の臓器や循環器や生体組織に潜在的に備わっている再生能力を、人工的に作り出そうという試みである。それは機能障害や機能不全に陥ってしまった臓器や生体組織を、再び機能できるように再生しようというものとなっていて、つい先年山中伸弥教授で話題となった【iPS細胞=人工多能性幹細胞】やそれ以前から研究が進められてきた【ES細胞=胚性幹細胞】などの開発研究がその最先端をゆくものである。
【幹細胞】とは、その細胞自身の複製能力と他の細胞に変化し増殖する能力の両方を兼ね備えている細胞で、通常成長すると臓器や生体組織に成る能力を持っている細胞のことをいう。
1996 年にイギリスで世界初の体細胞クローン羊「ドリー」が誕生した。ある羊の体細胞からDNAの入った核を取り出し、別の核抜き卵細胞に入れ込んで刺激を与えることによって融合させ【クローン胚】を作り、それを更に別の羊の子宮に入れて出産させた結果ドリーは誕生した。このクローン技術も再生医療の一つである。しかし、ヒトクローン技術に関しては、倫理面を含めて技術面からもまだまだ法整備がなされておらず、研究途上である。
2018年度版 / 2017年度版 / 2016年度版 / 2015年度版
- Vol.18:
- SFTS 重症熱性血小板減少症候群
- Vol.17:
- ノロウイルスによる感染性胃腸炎
- Vol.16:
- 中東呼吸器症候群(MERS)
- Vol.15:
- 生体移植
- Vol.14:
- 心停止後臓器摘出
- Vol.13:
- 脳死
- Vol.12:
- 臓器移植
- Vol.11:
- ターミナル・ケアとホスピス
- Vol.10:
- 延命措置(延命治療とも)
- Vol.09:
- 安楽死
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- 尊厳死
- Vol.07:
- 優生思想
- Vol.06:
- 遺伝子診断
- Vol.05:
- 出生前診断(これを「しゅっしょうまえしんだん」と読もうが「しゅっせいぜんしんだん」と読もうが構わない)
- Vol.04:
- 代理出産
- Vol.03:
- iPS 細胞(人工多能性幹細胞)
- Vol.02:
- ES 細胞(胚性幹細胞)
- Vol.01:
- 再生医療