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以下の記事は2017年時の記事です。
Vol.12 「パターナリズム」
強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益になるようにと、本人の意思に関わらず行動に介入すること。「父権主義」ともいう。特に医療分野においては、医師が患者の意思を軽視して「患者のためになる」という判断で処置を行うことをいう。
- ■用例
- ・ 患者に接する際に過度なプロ意識を持つことはパターナリズムに陥る要因になりえる。
- ・ 医師と患者の間には情報の非対称性が存在する。こうした情報の格差をなくす努力をしていくことがパターナリズムを脱するために必要なことである。
Vol.12 「インフォームド・コンセント」
医療行為や治験などの対象者が、治療の内容についてよく説明を受け十分理解した上で、対象者が自らの自由意思に基づいて医療従事者と方針において合意すること。
- ■用例
- ・ インフォームド・コンセントは1960年代のアメリカで「医師から説明を受ける権利」として考えられるようになったが、日本においては1990年代になってから重視されるようになった。
- ・ インフォームド・コンセントと対照的な考え方としてパターナリズムがある。医師が詳しい説明や告知をせず、患者のために良いと思う措置を取る。「安心して私に任せてください」という接し方だ。
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