昭和大学・宮崎大学医学部
合格者インタビュー
「入試にこんな問題出るのかな?」とか思ったりもしていました。でも…
田中 孝士郎さん
2014年宮崎大学医学部・昭和大学医学部他合格
まずは、合格おめでとうございます。
ありがとうございます。
田中君、今回はインタビューをお受けくださり、ありがとうございます。
はじめに合格校の確認をしたいのですが、最終合格したのは昭和大学医学部、杏林大学医学部、そして宮崎大学医学部で、現在は昭和大学医学部に在籍されていますね。
はい。
昔だったら迷わず国立(宮崎大学)に決めると思うのですが、君の場合は私立の昭和大学医学部に進学されました。田中君はレクサスに初めていらっしゃったときから、「関東の大学に行きたい。」と言っていたけれど、それが昭和を選んだ理由ですか?
そうですね。それももちろんあるのですが、他の大学に比べてチーム医療を非常に重視していたのが昭和大学だったので、昭和大学に決めました。
なるほど。田中君はたしか、ご両親が宮崎のご出身ですよね。そうすると、ご両親は宮崎のほうが気にかかっていたのではないかと思いますが(笑)。将来チーム医療をやりたいっていう君の熱意が伝わったのかな。希望通りの大学に進学できてよかったですね。
ありがとうございます。
田中君のお父さんは、医療系のお仕事に従事されていないですよね。何か医学部を志すきっかけがあったのですか?
小さいころから人を助けたいという漠然とした考えはあったのですが、具体的に医師になりたいと決めたのは…確か、高校2年生の頃でした。近くの病院で働くお医者さんの姿を見て影響されたのだと思います。
その方の姿を見て、自分も医師になろうって決めたのですね。
はい。
そこから医学部を目指して勉強を始められたものの、高校卒業後の一年目は残念な結果になってしまい…。最初の一年は、駿台のほうに通われていたのですよね?駿台はどうでした?
勉強になることも、もちろん沢山あったのですが、学んだ知識が結果に結びつかなかったですね。あと、質問がしづらかったかなと(笑)
ああ…なるほど。大手予備校の場合、そういうところがなかなか思うようにならない部分がありますよね…。
はい。
入学時に書いていただいた受付票を見ると、前の年の駿台の9月の模擬試験、英数の偏差値が40台…
ははは(笑)
で、理科の偏差値が50台。…意外ですね(笑)
結果出てないですよね(笑)
で、一浪の時もまたまた残念な結果になってしまって…。改めて予備校を検討することになった時、何を条件に探されたのですか?
演習する機会がたくさんあるところってことと、あと、質問がしやすいところっていうのを考えてレクサスに決めました。
ああ、なるほど。やっぱり質問できるかできないかっていうのは大きなところだったのね。じゃあ、質問ができる、演習がたくさんできるっていうことが、レクサスにいらっしゃるきっかけだったのですね。
(頷く)
田中君が初めていらっしゃった時、私が面談させていただきました。どんな印象でした?
ここのパンフレットに『レクサスは監獄です』って書いてあって…。(一同笑)
それで、「どんなところなんだろう?」って。怖い印象があったんですけど、実際最初に先生と色々お話した時に、そうでもないのかなって(笑)。
なんとか乗り切れそうだなって思いましたか?
はい。
田中君は割と真面目な方だから、レクサスのシステムに順応しやすいかな?と私は思っていて、その通りとなりレクサスをうまく活用くださいました。
はい。
入る前に体験授業は受けられましたか?
体験授業は受けずに、すぐここにしようって、ストレートに決めました(笑)。
あ、そうだったのですか。そんなストレートに…(笑)
田中君が入学時に受けた基礎学力テストの結果がここにあります。英語は90点台と、まあまあできていましたね。それに比べて苦手意識のあると申告されていた数学ですが…、それでも基本的な部分はできていましたよ。ただ理科が7割台で…ちょっともの足りないかな?という印象でした。
数学が部分的に弱かったり、あと物理の勉強にちょっとムラがあったと思います。
そのままプレ学習の期間に入りましたが、学習は順調に進みましたか?
そうですね。わりと順調に進んだ方だと思います。
指定された教材はどうでしたか?うまく進められましたか?
はい。特にこれといった問題を抱えることもなく。もちろん分からない問題もありましたが、そこは先生に質問して解決できたのでよかったです。
そして、プレ学習を経て、実力テストを受けてもらいました。この実力テストの結果ですが、かなりよい成績を修められていますよね。
あ、そうなんですね…。
ええ。全体的にはよい成績です。ただやはり、教科間で成績にムラが見られましたね。苦手意識のある数学と物理が、英語や化学と比べると得点も少し低くてバランスが取れてない。でも全体的には決して低いレベルではなく、非常によい状態で新学期を迎えられたと思います。
選抜テストの結果で、田中君は選抜コースで勉強されることになりましたが、選抜コースの教材や勉強はどうでしたか?
実は、一学期はほんとに基礎からって感じだったので、「入試にこんなの出るのかな?」とか、そのときは思ったりもしていました。でも、後々応用的な部分に入ってくるにつれて、やっぱり基礎の部分を学ぶことが大事だったと実感しました。基礎的な部分を、改めてもう一回復習できたことがよかったと思います。
入学のときに、選抜クラスでも基礎は必ずやってもらいますよっていうお話をしましたよね。年間全教科3~4回繰り返しますと。
その通りでしたね。
レクサスの特色である、夜間指導や課題のシステムはどうでしたか?
課題が多いとは聞いていたのですが、実際やってみたら、そこまで多いとは感じませんでしたし、かといって詰め込む感じでもなかったので、ちょうど適量だったと思います。
なるほど。夜間指導中、先生に質問はできましたか?
分からないところが出てきて、一度自分で考えても解決できない部分を質問しに行きました。どの教科にも信頼できる先生がいらっしゃって、そういう先生方に頼っていた部分がありました。
そうすると、期待していた『質問できる体制』っていうのは、実現されたわけですね。
はい。
あとは、小テストを毎週月曜日にやっていましたが、田中君は小テストでもかなり優秀な成績を取られていましたよね。
そうでしたっけ…(笑)
まあ時々物理でポカしたり…などはありましたが(笑)。もちろん満点の連続というわけではないですが、全体的には必要な成績は取れていたと思います。
7月・9月にも実力テストを受けていただきましたが、いずれの成績もバランスが取れています。第3回・第4回は問題のレベルが高くなるのですが、一番難易度の高い問題の第4回においても、全科目かなりよい成績を修められていましたね。やはり普段の学習努力の結果が成績にきちんと反映されていますね。
(頷く)
一緒に勉強したレクサスの友達はどうでした?
Sクラスということで、優秀な人が自分の周りに多かったですし、そういう人についていくのに必死でした。刺激になってよかったと思っています。
レクサスでの生活について伺います。田中君のクラスは、大和田校舎と二宮校舎の2つの校舎で勉強されましたが、その生活の環境についてはどうでした?
二宮は、人数に対して広かったなっていう印象があります。でも大和田でも別に窮屈というわけではなく、勉強するにはふさわしい環境だったと思います。
授業や夜間指導を含めて、講師の先生についてはどうでしょう?
先ほど申し上げたことと重複しますが、やっぱり各教科に信頼できる先生がいらっしゃったので、相談に乗っていただいたり、支えになってくださって感謝しています。
なるほど。あと、物理の成績が若干不安定だったり、数学に苦手意識があったり、そういった苦手科目の克服法など、何か後輩にアドバイスできることはありますか?
アドバイスっというほどのことでもないですが、自分が間違えたところっていうのは、次も間違える可能性が非常に高いので、そういうところをルーズリーフにまとめたりするといいと思います。
よい方法ですね。レクサスの場合、月曜日に小テストがあるので日曜日に勉強をしなければなりませんでしたが、日曜日の過ごし方や勉強法を教えてください。
日曜日は…、小テストの見直しを少しする程度でした。夜間指導のときに小テスト対策をしておいて、日曜日は休養にあててメリハリをつけていました。
入試が近づいて志望校を一緒に検討していきましたが、志望校の決定は、最終的にどんなことを重視して決定されましたか?
国立はセンター試験の成績次第なので、志望校ということはあまり考えていませんでした。私大は、こちらの「医学部まるごと相談会」に参加して各大学の話を伺い、それで決めた部分があります。
センター試験の勉強は、私立専願の生徒さんに比べると社会や国語など勉強する科目が増えるので、やることが結構あったと思うのですが、そのあたりはどうでしたか?
私は、国語と倫理、政治経済の勉強をしていましたが、授業数が増えるというだけで、特に辛いということもなかったですし、空き時間をうまく利用してやれたと思います。でも、やっぱりレクサスでちゃんと文系科目の対策もしていただけたのが大きかったです。
国立を視野に入れた田中君の受験の幕開けは、1月中旬のセンター試験でしたね。得点率で87%。目標の成績ですよね。
はい。(笑顔)
で、センターの成績をもとに国立の出願ということで、いろいろと検討しましたね。
そうでした…。
データリサーチの結果も拝見しましたが、やはりお父様お母様のご出身地でもある宮崎や関東近県を志望されていましたよね。
そして色々な条件を検討して宮崎大学の医学部に決めました。
センター試験後に始まった私立入試ですが、手ごたえはどうでしたか?
私立は4校受けたのですが、結果的に2校は一次で落ちてしまって。解いている時も、「ここは大丈夫かな?どうかな?」って。ほんと、蓋を開けてみないと分からないと感じました。
昨年の入試と比較して、どうでしたか?
昨年に比べたら、もちろん分かるところがたくさんありました。それこそ、ああレクサスでこんなのやったなっていう問題も沢山あって…。だいぶ見通しがきくようになっていました。
では、国立の試験はどうでしたか?
国立は、自分が解き易い問題が出ていたところを志望して受験しました。それなりに対策をして臨んだので、いい結果が出せたのだと思います。
あとは私立の二次試験対策もやりましたが、どうでしたか?
やっぱり、面接の練習は必要だったなっていうのが(笑)。
田中君の場合は性格が非常に控え目ですよね(笑)。
(笑)
その控え目なところは美徳でもあるのだけれども、二次試験は自分の売り込みの機会なので。そのあたりを重点的に考えて、色々お話したような記憶があります。田中君のよく使うフレーズで、「僕のようなものが○○していいんですか?」っていうことをね…。
ははは(笑)あー…そうなんだ。
レクサスに入ってきた時から、このフレーズをよく使っていたよ。人として見れば、謙虚であることは非常にいいことだと思うのだけど、二次試験の場は、自分を売り込まないといけない。あれこれアドバイスをして、練習しましたよね。
そうでしたね。
でも、今はどう?もっと、自分に自信もってもいいんじゃない?
まあ…ぼちぼちですかね(笑)
だって、まず入試をやり遂げた、合格できたっていうことは、覚悟がなければなかなかできることじゃない。ましてや、国立の医学部に受かったっていうことは、一層高いハードルを乗り越えたってことでね。これは自信を持っていいと思いますよ。
(笑顔)
国立も受かって、私立も受かって、昔だったらみんな迷わず国立に行くところなのだけど。
今年はレクサスから2人の国立合格者が出ました。君と、あともう一人。でも、その子は信州大学受かっていたのに慈恵に行って、君が昭和に行きました。やはり時代が違うんだなと思いましたね。
はは…(笑)
レクサスの生活を一年間振り返って、何か思うところはありますか?
周りの人が優秀だったので、途中、その人たちと比べてちょっと自分ヤバイんじゃないか、と思っていました。こういう人たちが合格するだろうから、自分もその中に入れるのかなっていう不安がありました。でもあるとき、周りと比べるんじゃなくて、前の自分と比べてどう成長したのかってのが大事なんだって気づいて。それからは、無心で勉強していました。
そうですか…でもきっと周りの人は、田中君みたいな人が医学部に受かるんだろうなって思っていたと思いますよ?(笑)
いやいや…(笑)
お父様お母様はレクサスへの感想、何かおっしゃっていましたか?
生活リズムがよくなったって言っていました。
それはお母様とこの前お話したときに伺いました。一人で勉強していた時はどうしても夜遅い時間帯の勉強になってしまい、生活リズムが崩れていたけれど、レクサスに入ってからはレクサスの生活のリズムに乗れてうまくいったとおっしゃっていましたね。
そうですね。
大学に、医学部に受かって、お父様お母様から何かお言葉はありましたか。
ようやくスタートラインに立てたなって。
待ちに待ったって感じですもんね。親は、自分の子供の夢が叶うのがとても嬉しいからね。君が思った夢を叶えて、きっと、すごく喜んでいらっしゃると思いますよ。
2年間も投資してくれたんで…ありがたいと思います。
医学部などを目指す方への受験のアドバイスは何かありますか?
自分がそうだったのですが、「医学部を受けるから」とかじゃなくて、やっぱり、「受験」ってどういうことなんだろうって、一回真剣に考えたほうがいいと思います。特に、医療系の仕事はそれでもう職業選択が決まってしまうので…。受験勉強をクリアすればいいっていうのはもちろんありますが、将来のことを少しは考えておかないと、結局は受験勉強自体に身が入らないと思います。現にその結果、僕は2年間浪人することになってしまったので。中途半端な気持ちで受験に臨むのはどうかなって思います。モチベーションが大事です。
あとは、レクサスを利用するにあたってのアドバイスはありますか?
質問がしやすいっていうことは、先ほどから何度も申し上げたとおりです。でも、質問ばっかりするのもどうかと思います。どうでもいい質問はなるべく避けて、自分が今わからないことがどういうところかっていうのをしっかり見極めることも勉強だと思います。
それは大事なことですよね。なんでもかんでも質問するのではなく、自分で考えて、本当に行き詰ったところをピンポイントで、うまく質問することが大事ですよね。
そうです。
そうです。
やはり国立はセンターが取れないとどうしようもない。自分も1ヶ月前位から、センターの勉強を中心にやっていました。もちろん文系科目もです。1ヶ月前位から毎日こつこつやっていったほうがいいと思います。なので、1ヶ月前はレクサスの勉強と国立の勉強で結構追われた部分はありましたが、隙間時間を活用してうまくできたかな、と思います。
国立の医学部を受験する場合、その年の受験勉強の最初の時点で、英語数学理科の成績が足りない状態だと、やはり難しい。もちろんまるっきり不可能ってわけではないのでしょうけど、やはり秋までには英語と数学と理科をきちんと、ある一定レベルまでもっていくのは必須です。特に数学と英語はかなり時間がかかりますものね。
そう…ですね。自分はかかりましたね。
君の場合も、数学の応用を最後までがんばってやっていたものね。
はい(笑顔)
大学を卒業してからのビジョン、何かありますか?
卒業したら、大学の付属病院で働くことを考えています。
研修後、行きたい科や分野など、ありますか?
今のところはチーム医療に携わりたいと思っているのですが、やはり大学に入ってから、チーム医療だけでなく多様な医療の形を学んだので、それを6年間で吟味するのも大事なのかなって思っています。
なるほど。最後に、何かメッセージをお願いします。
じゃあ、同じクラスで勉強した皆さんに対して。
ほんとに、優秀な皆さんでした。一緒に勉強できてよかった。ありがとうございました。
本日はお忙しい中、ありがとうございました。