埼玉医科大学医学部合格者インタビュー
せっかく1年間勉強をする時間を与えられたのなら、しっかりと信頼できるところに行きたかった。
関谷 龍さん
2010年埼玉医科大学他合格
関谷くんの出身高校を教えてもらえますか?
埼玉にある城北埼玉高等学校です。
高校生時代は予備校や塾に通っていましたか?
いいえ、学校の勉強と家庭学習のみでした。
実際現役時の受験結果はどうでした?
埼玉医科大学の前期に1次合格しましたが、2次は不合格でした。
自分で考える敗因は?
敗因としては、過去問とかを解いていなくて時間感覚が全く無いまま試験に挑んだので、医学部の問題って一杯あるじゃないですか。どこの大学も時間が足りなくて解ききることが出来なかった、プラス学力が合格ラインまで到達していなかったことが原因だと思います。
高校生のとき家ではどれぐらい勉強していましたか?
え~。高校の先生が受験に対して熱心だったので、学校の勉強が中心でほとんど家では勉強はしていなかったです。でもあえていうのであれば、中高一貫なので高2のときまでに高校で習うべき事は終わっていたので、最後の1年間は演習中心の授業だったためそれなりに対策はできていたと思います。
模試は受けていました?
はい、河合塾の模試を受けていました。
判定はどうでした?
全部E判定でした(笑)。
偏差値はどうでした?
英語と化学は60を超えていました。数学が中途半端で59ぐらい、問題は物理でいつも50ぐらいでしたね。
そうですね、教科によってでこぼこがあるので、ちょっと厳しそうですね。1浪が決まって予備校選びとなりましたけど、レクサスに来たのは早かったですよね?
かなり早かったですね。2月の上旬ですね。1度レクサスで話を聞いてすぐに基礎学力テストを受けて、プレ学習をしていましたね。
プレ学習は毎日来ていたよね?
はい、ほぼ毎日来ていました。直接質問ができるし、自分だけのペースで基礎をある程度まで勉強することができたので、1ヵ月以上ありましたけどプレ学習はよかったですね。あれがなかったら結構きつかったと思いますね。本格的に授業が始まるまで遊んでもよかったのですが、十分高校で遊んでいたのでこのままのペースで急に12時間の勉強ができるとは思わなかったので。
1浪目が決まったとき大手予備校という選択肢もあったと思うのですが、予備校を選ぶ基準はどのようなことだったのですか?
1つには家の近くに予備校が無かったので、高校生の時は予備校等に行ってはいなかったし、大手に行っても信頼できないというか…、勝手な妄想があったので。現に高校生が医学部をめざして大手予備校に通うじゃないですか、でもまともに勉強をしている生徒はいなかったので、全く信頼できなかったですね。そこでせっかく1年間勉強をする時間を与えられたのなら、しっかりと信頼できるところに行きたかったということもあったので、家族と相談した結果今だから話しますが、代々木にある予備校とレクサスに迷っていたのです。1年間の勉強というところを考えた時に徹底的に勉強できるところ、12時間指導というところでレクサスに決めましたね。
他の予備校だと、「自分で自分を管理しなくてはいけない」のですが、レクサスの場合「管理される」ですよね。自分で自分を管理するってことはかなり困難だと思うのですが…。そういった点でレクサスは他の予備校と違ますよね。関谷くんは友達と会って予備校の話をしました?
かなりしましたね。大学受験が終わった3月に同窓会とかがありまして、すごく話題になりましたね。レクサスは友達の中では評価が高かったですよ。みんな知っていましたし。大手予備校で1年間頑張った友達が大学受験に失敗したのも多かったので、本当、数人しか合格してなかったのでびっくりしました。
レクサスのことを知っている方が多かったということですが、具体的にどんなことを知っていました?
大学への数学の広告を見ていてレクサスのことを知っているようでした。そこに書かれてある医学部合格率を見て「本当なのか?」って聞かれましたね(笑)。確かに自分たちの時も合格していましたので…。そういう感じで内訳を話すと「すごいね~」っていう感じでびっくりしていました。
レクサスでは場合勉強量が多いですからね。昨年度まで違う大手予備校に通っていた生徒にもいわれたのですが、「こんなに勉強をしているので、合格できるような気になってきます」って話していました。多分生徒全員が今まで経験したことが無いほど勉強をしていますよ。だから合格していくんです。
この間レクサスの同級生と集まってみんなで話をしていて、いちばん出たのが「結局毎日レクサスに来ないと何の意味もないな」って、結果論からいうと欠席が多かった生徒って合格していないし欠席が無かった生徒ってほぼ全員受かっているので…。最初この精神論的なことって「馬鹿っぽいな」って思っていたのですが、今になってみると本当だったんだ、って思えるので…。
途中でわがままをいった生徒はあまり良い結果が出ていないんですよ。
本当に出席って大事ですよね、なんだかんだいってもついていかないと、結局ダメですもんね。
レクサスの授業は、1年間を通じて計画的に作り上げているのです。だから途中でプランから外れたり、好きなことをやってしまうと上手くいかないことが多いですよ。最後までレクサスを信じ貫き通して欲しいのです。闇雲に勉強させるのではなく、計画に則って進んでいるということを理解して欲しいんです。では、実際レクサスの勉強法について聞かせてください。
数学は完全に授業だけを勉強して、出されるテキストだけをやり直したり…。あっ、よくやっていたことは、月曜の小テストは見直していましたね。出来ないところはもちろん、実力テストの前とかにもう一度やり直していました。実際入学試験の前にも見直していましたし。この小テストが最低限だと思うんですよ、あれが出来ないとどうにもならないので。小テストの問題だけは完璧にマスターしようと思っていましたね。
数学の予習・復習はどのようにこなしていました?
とりあえず、問題には全部目を通していましたね。自習時間も限られていたので、どこまで出来るか一度自分でやってみて、1問に対して時間をだいたい15分と決めていて、解けそうだったらそれ以上時間をかけてやってみて、解けそうもなかったら、直ぐにやめて授業で理解しようというのをいつも予習の時にやっていて、復習は授業のあとの夜間指導の時間でもう一度やって、かつ類題の課題が出るので、それで最終確認をしていました。
英語は?
川島先生がいるじゃないですか、自分の中で川島先生を「神」として考えて、それだけを信じて言われることをやっていました。そして授業でやったことをノートにまとめてそれだけをずっと見ていましたね。単語テストに関しては、使っているテキストを中・高で一度やっていましたのでそんなに勉強しなくても点数は取れていました。長文に関しては川島先生の授業を本当に細かく予習して、復習もしましたね。
細かく予習ってどういう事をやっていたのですか?
単語を調べるのは当たり前ですけど、何でこの文の構造がその文型になるんだろう?とか、とにかくほぼ全部自分で訳すくらいの感じで予習していましたね。
化学は?
化学は現役時代のときもそこそこできていたので、できていない部分というのは、「無機」とかの覚える部分がかなり抜けていたので、基礎から教えてもらったことは自分にとっては良かったし、授業で使っていた重要問題集をかなり復習していましたね。
レクサスの化学の授業はスピードが速いと思うのですが、その点はどうでした?
速いですかね~、でもそれぐらい速くないと終わらないと思いますね。
化学は全範囲4回繰り返しますよね?
あれは絶対必要だと思います。医学部の化学の問題ってかなりマニアックな気がしますので、大学も何年も問題を作っているとだんだん出題するところが無くなってくると思うんですよ。だから4回繰り返してかつ色々な問題を解くということは、正解だと思うのです。
最後、物理はどうでした?
物理は先生に聞きまくっていましたね。不安になりすぎてしまって…。最初は標準的な問題のセミナーをやっていたころは良かったのですが、夏以降から分からなくなってきまして、そこからずっと朴先生と藤川先生に聞きまくっていましたね。
今「聞きまくっていた」と話していましたが、質問できる環境はありましたよね?
ありましたね、他の予備校に行っている友達に聞いても「あまり質問ができない」とか「なんでそんな事が分からないの」って言われたりすることがあったとも聞いていましたし、やっぱり質問するのが難しかったっていっていました。レクサスはそんな事が無かったので今思えば「すごいな~」と思いますね。結構気がねなく質問ができるじゃないですか、普通だったらばかにされるような質問でもすごく丁寧に教えてくれるじゃないですか。すぐに気軽に聞ける制度ってすごく良いな~と思いましたね。
先生も時間に関係なく、空いていれば自由に質問できますし答えてくれますからね。その他にレクサスのここが良かったって所はあります?
そうですね~、面倒見が良いところですかね。他の予備校から見ても断然面倒見が良いし、高校だって色々面倒をみてくれますけど、それ以上に面倒をみてくれた所ですかね。あと、何度も話しますが、基礎からやってくれたことですかね。現役のときどこに穴があるか全然分からなかったし、基礎の基礎から始めてくれて最終的に難しい所まで持っていってくれるっていうのは本当に良かったですね。
違う予備校に通っている友達は早い時期から難しい問題をガリガリやっているのに、レクサスでは最初基礎を重点的に教えるので進度で焦ったりはしなかった?
それは無かったですね。友達と連絡を取ったりすると、「まだそんな所をやっているの?」とか言われましたけど、完全にレクサスに信頼を置いていたので、友達に言われてもその時、焦りとかは無かったですね。逆に後半になって違う予備校の友達と話をした時に「えっ?そんな所までやっているの?」って聞かれたので、そんな所までレクサスではやってくれていたんだと思って。自然に結構やっていたので、全然感じなかったんですけど…。結構驚きでしたね(笑)。
レクサスの友達はどうでした?
すごく良かったですよ!たった1年間というか正確には1年以下の中でこんなに濃密になるとは思っていなかったですね。
入学した時は「友達なんかいらない」ということ話していなかった?
友達なんか絶対出来ないな!と思っていたんですよ。予備校なんて通ったこと無かったし、ただでさえ人見知りなのにできるわけがないと思っていたので、正直かなり不安だったんですけど、この1年間を振り返ったら、色々な経験もできたし本当に濃い1年でした。実際高校の中では医学部に進学する生徒ってほんの一握りなんですが、そこで医学部受験の話はあまりできなかったですし…。そんな中でレクサスに来ると具体的に何を考えているか聞けたりして、それが新鮮でしたし、面白かったですね。全国から生徒が来ているっていうのが大きかったですかね。こんなに皆色々考えてレクサスに来ているんだと思って。
皆さん合格したから言えることだと思うのですが、レクサスでの浪人生活は勉強以外の面でも色々とためになったと言ってくれますね。レクサスとしては本当に嬉しい言葉です。レクサスに「行きたくない」と思ったことはなかった?
めちゃくちゃ不安になったあの時は結構行きたくなかったですけど、西岡くんや渋谷くんが周りにいたんで、結構会うとそういうことも忘れてしまうってこともあったので…。
あの時というと10月位になった「大スランプ」のことかな?原因は何だったと思いますか?
急に不安になってしまったんです。
そのことで話をした時の関谷くんの表情が、以前と全然違って本当に自信なさげで「何とかしなきゃ」と桑原先生と話し合いました。直接の原因は「物理」ですよね?その物理のスランプが数学に飛び火して、結局全体的に成績が下がってしまった?
そうですね~なんか上手くいかなくなって。英語とかも何をやっているか分からなくなってきて、10月ぐらいって一通り区切りがつくじゃないですか。その時にふと振り返っちゃったんですよね?そして色々と抜けちゃっている気がして、いつも一緒にいた人が頭のいい渋谷君や杉本君だったってこともあって、自分が2人に比べたら全然できてないと感じてしまったと思います。
関谷くんとの面談の時に物理の問題を解いていると「本当にこんなに簡単に解けていいのか?この問題にはもっと裏があるのではないか?」って疑い始めて、考えているうちに時間が無くなってしまう、という話をしていたよね?
そうなんですよ。問題を解いていても「この文字なんだっけ?何か定義ってあったっけ?」という風に色々考えてしまって…。こんなに簡単に解けるはずがないと思っちゃって。その考えが全ての教科に影響しましたね。それですっかり不安になってしまって。
全く大学に合格する気がしないと話していたよね?
その時は思っていましたね。
その状態はどれ位の間続きました?
12月の初めぐらい…、もっと続きましたかね…。
自信を取り戻して欲しかったので、一番の原因になっていた物理の個別を取ってもらったのだけど、効果はありました?
もう一度自分が不安に思っている所をさらっていけたので良かったですね。
具体的には?
今不安に思っている所を全部ピックアップして、時間の許す限り朴先生に教えてもらいましたし、そこで分からないところをすぐ教えてもらったので、せっかく個別を取ったので何度も何度もきいていましたね。それで結構不安が取れました。
それで少しずつ落ち着きました?
そうですね落ち着きましたね。
最初の試験はどこでした?
岩手医科大学です。
受験をしてみてどうでした?
岩手医科大学は現役のときも受験したのですが、その時と比べると世界観が変わったというか、問題が分からないのではなくて、「あ~あれだあれだ」と思いながら解けるようになっていましたね。でも数学がやけに難かったので焦ってしまって…。受け終わった後に実はまだスランプから完全に脱していなかったので、「あ~落ちたな~」と思っていました。
次の日も受験があったので、少し落ち込んでいたら親も「今回もダメだったか…」なんていい出すし(笑)。でも「しょうがないや~」「あたって砕けろ」という感じで受験していましたね。そして杏林大学の1次試験の発表が最初だったんですけど、そこに番号があって…。完全に夢物語でしたね(笑)。家族全体がそんな感じだったので全く実感が無いままで…。次に藤田保健衛生大学の1次が通った時はいちばん実感がありましたね。
1次合格はどこの大学?確か受験した大学は全部合格したんですよね?
岩手医科大学、藤田保健衛生大学、杏林大学、北里大学、埼玉医科大学、獨協医科大学、日本大学医学部、聖マリアンナ医科大学、金沢医科大学の9校です。
最終合格は?
埼玉医科大学、獨協医科大学、金沢医科大学です。
確か埼玉の2次合格発表の日が獨協の2次面接の日でしたよね?
そうなんですよ、面接時間まで2時間ぐらい空があってすごく気になって、結果見るか見ないか迷ったんですけど、もういいや~と思って携帯で確認したら、番号があって何か信じられなくて、確認の為に親に電話して確認してもらって…。
正規合格が出ると家の中も雰囲気が一変したでしょう?
そうですね~(笑)。父親がず~っと「呑め!呑め!」っていっていましたね(笑)。GWに帰った時も毎日呑まされていましたよ(笑)
最後にアドバイスできることは?
え~これはレクサスの友達が皆いっていることなんですが、高校生が聞いたら「そんなこと」といわれるかもしれないけど、必ず毎日行くってことですね。無駄に休むって事をしないってことと、せっかく先生に質問する環境があるので質問をすることですね、しなきゃ意味もないし。こんなに質問できる予備校って無いと思うので。ちゃんとレクサスだけを見るってことですかね、他に手を出さないことです。あと、先生のいうことをよく聞くことですね、これは本当に受験をしていても何度も「あっ!」と思うことがありましたよ。啓蒙じゃないけど言われたことをきちんと聞かないと地獄を見るのは自分だし…。初見の問題も無かったし、多分獨協医科大学の数学の問題は100点取れた自信がありますよ!本当にやった問題が出題されたので…。
やっている問題の「量」が違うから、それだけ引き出しが多くなったんだよ。
英語でも埼玉医科大学は文法の問題が多いんですけど、授業でやったことがほとんど出ましたね。
将来は何科のお医者さんに?
小児科です。