東京慈恵会医科大学医学部
合格者インタビュー

朝から夜までのスパルタ塾みたいなところがないかな…と思って探していたら、親がレクサスを見つけてきました。

2014年東京慈恵会医科大学他合格
Iさん&Yさん&佐伯さん

東京慈恵会医科大学合格おめでとう。今年は君たち3名ともう一人Tさんの4名が慈恵会医科大学に合格してくれました。

Iさん一気に4人合格きましたね。

うん。そこで慈恵に合格した君たちの共通項を探してみたんだけれど、レクサス生だということしか共通項がなさそうなんだよね。そんな君たち3人がどうやって慈恵の合格に至ったのか、そのへんを聞かせてください。
まず、高校生の時は、どんな勉強の仕方をしていました?

Yさん授業はちゃんと出てましたけど(笑)。

佐伯さん僕は結構真面目に勉強してましたよ。渋谷区の某予備校に通っていました。

君たち二人は一浪で、Iさんは四浪。少し状況が違うけど、Iさんは高校生のときはどうでした?

Iさん全然真面目にやってませんでしたよ。寝てばかりでした(笑)。周りが勉強していても、僕は全然危機意識もやる気もなくて。

やっぱり3人全然違うね(笑)。では、レクサスにくるまでの経緯を教えてください。

Iさん最初は一人で勉強していても全然モチベーションが上がらなくて。そして、一年前の受験の時に人生最大の失敗をしてしまって。何と!センター試験の願書を出し忘れたんですよ。

Yさん佐伯さんえー!?

Iさん国立志望で国立の勉強もしていたのにセンター試験を受けられず、その年は私大しか受けられなかったんです。

その前2年間は出願していたのに、3年目になって忘れたの?(笑)。

Iさんそうなんです。実は1浪目2浪目は予備校に行ってたのですが、3浪目は宅浪していたので。で、その年出願し忘れて、これはもうほんとにやばいと。結局その年も東海の一次にひっかかるくらいであとはもう全然…。慈恵はもちろんだめでしたし。それが自分の人生の転換点でしたね。

一人で勉強していると何にしても全体を見失いがちに…。その失敗で目が覚めたの?

Iさんそうです。「これは本当にやばい、自分を追い込まないとだめだ。」と、そのときようやく危機意識を持ち始めて、毎日、朝から夜までのスパルタ塾みたいなところがないかな、と思って探していたら、親がレクサスを見つけてきました。

失敗から学んだというところですか。佐伯さんとYさんは?レクサスをどうやって知りました?

佐伯さん僕も親が探してきました。

Yさん私も親です。現役のときはS予備校に通っていたのですが、遅刻とか欠席ばかりで、ちゃんと行っていませんでした。高校も万年遅刻の子だったので、厳しいところじゃないとだめだという両親の総意で。レクサスは…厳しかったです…。

君たちはレクサスでのクラスも違ったよね。Yさんは最初からSクラス。Iさんは9月にAクラスからSクラスにランクアップ。佐伯さんはずっとAクラス。でも、クラスが違っていても、慈恵に受かるんだよね。どのように勉強しました?

佐伯さん僕はけっこう自由に勉強したい人だったので、最初はレクサスには行きたくなかったです(笑)。なんで参考書買っちゃいけないんだって思いましたよ。レクサスが出す課題だけやれ、余計なものは買うなって言われていやだったんですけど、親が言うから仕方なく来ていました。でも、自分の勉強もやりたかったから、レクサスからの課題は早く終わらせて、勝手にやってやろうと思ってました。でも結局、他の勉強は、ちょっとだけ余った時間に出来たくらいでした。レクサスから出された課題は最低限しっかりこなしていたので…。

佐伯さんは小テストの点数もよかったよね。英語で呼び出したことは2、3回あったけど(笑)。

Iさんそうだったの?(笑)。

佐伯さんまあ、呼び出されたといっても、50点満点のテストで38点取ったくらいですよ(笑)。

Iさん僕は逆で、宅浪していたときに問題集とかいろんなものに手を出してしまって、全部中途半端で終わる典型的なだめパターンでしたね。書店に行って、これよさそう、これは友達がいいって言っていたから、と適当に買ってやってみても全部中途半端で、何も身につかずに終わるっていうのを経験していたので、レクサスに入るからには外部の参考書は一切シャットアウトして、この一年間はレクサスの教材しかやらないって決めていたんですよ。ほかの参考書とかに手を出しても絶対失敗するっていうのを分かっていたので。僕は不器用だから、佐伯さんみたいに早く課題を済ませてほかのことに手を出すなんていう器用なことはできない。実際、レクサスの課題だけでいっぱいいっぱいでしたよ。生物のプリントとか、数学の夜間の課題とかいろいろ出されて、それをこなすのに必死で、あっという間に一日が終わってしまいました。

Yさん私は、英語と数学は中高のときある程度真面目にやっていたのですが、理科はちゃんと勉強していなかったんです。レクサスは基本的なまとめのプリントやテストがあったのですが、その基本ですら知らないことがたくさんあったので、これはきちんとやり直さないといけないな、と復習し直しました。とにかくレクサスの方針に乗っていこうと思いました。

さんたちは得意科目もそれぞれ違うね。Iさんは英語が得意だから、英語よりほかの教科をやれと言われていたし(※Iさんは英検1級所持者)、佐伯さんはいろんな教科の担任から指示が出されていたよね。Yさんは?

Yさん私は国立を受ける前、数学を国定先生に一対一で見てもらっていました。

佐伯さん僕は理科が得意科目だったので、理科で点数を稼いでいました。あと数学も。僕は親が慈恵だから、最初から慈恵用に絞って勉強していました。

慈恵用の勉強って?

佐伯さん英語を捨てる。数学と理科どちらかをめちゃくちゃ得意にする。

IさんYさん(笑)

佐伯さんもちろん、捨てるって言っても最低限の点は取れるようにしていましたよ。でも、慈恵の英語は英検1級レベルですから。Iさんはできても、僕は完璧には無理ですよ。

Iさん僕はそれを逆手にとっていましたね。僕は英検1級持っているから、みんなが取れない英語で得点できたらいけるかも、と思っていました。どうせ今年駄目ならもう受験を終わりにしようと思っていたし、記念のつもりで受けてみたんです。そうしたら…案の定すごい難しいんですよ(笑)。英語が得意でも「え?」って思う問題があって。

佐伯さん長文の単語に線が引いてあって「この単語と同じ意味の単語を選べ」っていう選択問題があったんですけど、ほとんど勘で選びました(笑)。

(笑)。選択肢の1つや2つは消せなかった?

佐伯さん全部わからないのもありました(笑)。だから難しいところに時間を取られるくらいなら勘で埋めて、後半の長文が標準レベルだから、そっちできっちり得点しようと。

Iさん前半の問題の難易度に比べたら後半は拍子抜けしたよね。僕は逆に、難しい問1、問2で取らないとたぶん無理だろうなと思ったので、そこで点を稼ぎました。

得意なところ、取れるところで点を取るのは基本的な攻め方だね。Yさんは?

Yさん同じです。慈恵は英語捨ててました(笑)。でもでも、英語を捨てるといっても、慈恵一校しか受けないわけじゃないし、ほかにも合格を取らないといけないから、英語ももちろん基本はちゃんと勉強してましたよ。

では、レクサスでの授業と課題についてどうだったか教えてください。まず英語から。

Yさん繰り返し勉強することで、基礎力はつくと思いました。難易度はちょうどいいくらいでした。

佐伯さん僕はInsight(レクサスの英文法テキスト)、あれよかったと思います。僕は文法できなかったから基本的なところからやり直せたのでよかったです。Insightは真面目にやっていました。理科とか数学とか得意なものは早く終わらせて、苦手な英語は基礎からやり直しました。

Iさん川島先生の授業はよかったです。川島先生は文法のエキスパートで、この先生すごいなって。自分の趣味で読んでいた英文、たとえばネット上のニュースサイトや雑誌で気になる表現があったときに、「これは文法的にはどう解釈するんですか?」って質問に行っていました。それを川島先生はきちんと文法的に説明してくださって、すごくいい刺激になりましたね。うわー、全部説明できちゃうんだ、って感動しました。自分が英語が得意だったこともありますが、英語に関しては本当に難しいところだけ質問して、ほかの教科に時間を割いてましたね。

Yさん最後の一ヶ月、冬期の実践演習もよかったです。私はあれで伸びました。

Iさん後期に入って10月くらいからの英作文演習がよかったです。プリントが配られて、日本語から英語にしなさいっていう。地味だけどよかった。

佐伯さん私立は英作文あまりないけど、慈恵はあったよね。だから役に立ちました。

では数学は?

佐伯さん数学は基本問題だけを徹底的にやりました。僕が完璧にやったのは小テストのレベルくらいのものです。

でも、小テストのレベルで十分だったでしょう?

佐伯さん全然問題ないです。慈恵の問1のレベルがレクサスの小テストとほぼ同じで、 問1を全部取ったことによって、その他の問題ができなくても、激しく差はつかないというか、慈恵の入試、問2から問4は結構難しいから、完璧じゃなくても途中まで答えることができればいい。問2から問4が完答できる人は、それだけでたぶん受かります(笑)。

Iさん僕は、数学は得意ではなかったけど苦手でもなくて…。だからYさんが数学得意なのがめちゃくちゃうらやましかったです。僕は数学に関しては、この一年、レクサスのテキストしかやっていないです。友達はチャート式とかやっていましたけど、僕はレクサスの問題だけ。でもその分、あれを4、5回解いています。完全にパターンとして覚えちゃった。これを基本ツールとして、問題を見た瞬間に反射的に使えるようになるまで繰り返しました。英語は取れる自信があるから、数学は標準を押さえよう、と。みんなが取れるところをきちんと取れるようになろうと思いました。応用は、完答ではなく部分点狙いで。応用は、できたらうれしいな、くらい。全部取ろうとか、そこまで欲張りませんでした。でも、それでも受かりました。

満点を目指す必要はなく、合格点を上回ればいい。そのことを理解して、基本的なことを押さえておけば慈恵にも受かるんだよね。
では化学は?

Iさん僕、化学も生物もひどかったですよ。最初はAの中でも一番下のクラスでしたもん。

ほんとだね(入学前の基礎学力テストの結果を見ながら)。これで4浪目だっていうんだから…(笑)。

Iさん(笑)

この化学、どうやって挽回したの?

Iさんまず、3月に基礎学力テストを受けて、レクサスからの講評で、全く歯が立たないというわけではないけれど、分野によってはほぼ答えられていない、知識が抜け落ちているところがたくさんあると指摘を受けました。これじゃ医学部受験に太刀打ちできるはずがないということを、まず自覚しました。それで、最初に配られたテキストと、毎週配られるプリントを全部穴埋めできるようになるまで、ひたすら反復しました。毎週月曜日の小テストで9割以上取れるように覚えることを、最初の目標にしていました。

佐伯さんは?

佐伯さん僕?僕は化学得意だったから。

IさんYさん(笑)

佐伯さんだから、僕は知識が抜け落ちている部分を見つけたら、ひたすらそこを埋めて補強していきました。

得意だと思っていても、抜けているところは結構あるんだよね。よく岩崎先生(化学主任)がおっしゃっているけど、化学の最初の頃の小テストや課題は、高校の初期の問題ですごく簡単だし、毎年そこそこ自信がある人はあれを馬鹿にする。でもやってみると、やっぱり抜けているところがある。その抜け落ちている部分について、きちんと向き合って、どれだけ耐えてちゃんとやれるか、埋められるかによって結果が違ってくる。基礎だからと小馬鹿にしないでやらないといけないんだ。Yさんはどうだった?

Yさん計算問題などは中高でやっていたので大丈夫でしたが、知識はゼロに等しかったので、これは周りのみんなより頑張らなきゃ!と思って取り組みました。前期の穴埋め問題のプリントもきちんとやっていました。化学は暗記ものだと思って、自分なりにノートにまとめてひたすら暗記していました。基礎力をつけることを意識して、頑張りました。

基礎の繰り返し。結局、それができるかどうかがカギですね。

佐伯さん僕は得意な化学で絶対に点を取らないと入試では勝てないと思っていましたから、前期で基礎を繰り返して、後期では応用を先生に質問に行っていました。

Iさん僕は、化学は数学と同じでしたね。標準をきちんとおさえようと思っていました。

得意不得意はそれぞれだから、点の取り方もそれぞれ変わってくるよね。戦略が自分で立てられるか、もし立てられなければ先生に聞けばいい。レクサスにはいつだって相談できる先生がいるんだからね。君たちは自分の得意不得意を理解して、それを踏まえて点を取る戦略を立てられた。そこが合格できた大きなポイントだろうね。
では、物理はどう?

Yさん私は最初は基本法則もほとんど覚えていなかったので(笑)。化学と同じような感じでやってました。

生物は?

Iさん僕、生物が一番伸びたと実感した科目でしたね。網谷先生から毎週配られる穴埋めプリントを、ただひたすらやっていました。生物は覚える科目、暗記科目ですよね。僕は最初、知識が全然なかったので、化学と同じように覚えることに徹して、板書をノートに写すときも自分でイラストを描いて、記憶に残るように工夫していました。とにかく基礎知識、用語や単語、定義をまず完全に覚えました。そうしたら、一気に伸びたんです!基礎が固まった後は記述をずっとやっていました。

佐伯さん僕も同じです。最後の記述は、慈恵を受けるなら絶対に必要でした。上位校を受けるなら絶対記述はやっておかないと!

レクサスの先生はどうでしたか。

Yさん英語は、川島先生のような文法の鬼と呼ばれる先生がいらしてくださって、しっかりと押さえられました。中村先生みたいに長文を大局的に読むという読み方をする先生も、文章の捉え方を学ぶ上ではよかったです。あと、物理は日本語の問題といっても過言ではないですね。問題文で何を言っているかを解って、それを計算式に変換できるかという問題だから、藤川先生(物理主任)も、何回も同じ問題を解くより、何を言っているが分かればいいと教えてくださいました。先生が問題を解く上での指針を示してくださるから、ついていこうって思えました。

佐伯さん僕は、各科目一人質問する先生というのを決めていました。いろいろな先生に質問しにいくのではなく、一人の先生に決めて質問にいっていました。一人の先生につくと、自分の得意不得意が分かりやすい。僕の場合、数学と英語はまだまだ力がなくて次に何やったらいいのかが分からなくなることもあったのですが、一人の先生に決めて質問しているから、先生が、僕がどこが得意でどこが苦手かを把握してくださっていて、次に何をやったらいいかを聞くと教えてくれるので、ありがたかったです。特に榎本先生につきっきりでしたね。

Iさん僕は、レクサスの先生に共通していえることは、「怒らない」ということだと思いました。レクサスはスパルタ塾って聞いていたので、先生も鬼でしょっちゅう怒ると思っていたんですけど、いざ通ってみたら先生は皆優しく丁寧に教えてくださいました。

でも叱りましたよ。叱るのは私達の仕事だから(笑)

Iさん「なんでこの問題ができないんだ!」とか、「これは出来て当たり前。」など言われたことは一度もなかったですよ。他の予備校では、「ここはできて当たり前の問題だからね。」って解説を飛ばされることもあったんですけど、その大前提が分からなければ応用問題は解けない。本当はその当たり前の部分が一番解説してほしかったのに…って。けどレクサスの先生は、そんな問題も流すことなく全部丁寧に説明してくださったので、理解を深められました。どの先生も親身になって教えてくださるので、基礎的な問題だからといって恥ずかしくて質問できないということもなく、自分から質問しに行きやすい環境がありました。特に数学。大谷先生と国定先生にお世話になりました。とても優しく教えてくださって…。逆に生物の網谷先生(生物主任)はドSで、ネチネチいう(一同笑)。だけど、きちんと教えてくれる。

佐伯さん化学なら宇野先生だなー。

Iさん夜間指導は使い倒していましたね。どんな時でも質問できる環境は贅沢でした。ちょっと問題に引っかかって分からなくなったら、すぐ質問できました。1浪2浪の時に通ってた予備校ではすぐに質問できる環境ではなかったので、分からなくなったら後回しにしちゃって、結局曖昧なままになってしまうことが多かったです。

分からない問題に1時間2時間かけてはもったいない。10分15分きちんと考えて、何がどうわからないかをはっきり整理して質問に行く。これですね。

佐伯さんんー、僕はあんまり質問に行っていなかったかもしれないなー。でも、あまり質問をしに行かないからこそ、質問するぞっていうときは、疑問点を自分の中でピックアップして、整理してから行っていました。

Iさん僕は寧ろ最後の方は机に座っている時間より、質問に行っている時間の方が長かったような気がします(笑)。

だって君は夜間指導の出欠のチェックしに行ってもいつも教室にいなかったもん。いつも質問しに行っていたよね。そうやって夜間指導を利用しつつ、朝から晩まで勉強して、疑問があれば先生に質問して解決する。そうすれば合格水準に学力を持ち上げることができるんだよね。
赤本はいっぱいやりました?

Yさん私はいっぱい赤本で勉強しました。

Iさん僕はレクサスの復習だけで慈恵ですら赤本やらなかったよ。

佐伯さん僕は慈恵が第一志望だったから、慈恵の赤本はやりました。

これも三者三様なんだね。赤本のやりかた一つとっても皆違う。それでも合格が勝ちとれる。では、慈恵合格者の共通点はいったい何だ、ということになる。三者三様の勉強方法。それでいて、慈恵合格という同じ目標に辿り着く。君たちはいったいどういうところに合格のノウハウがあったと思う?

IさんYさん佐伯さんう~ん?

まぁね、それが分かったら私田園調布に家建てられるよ(笑)。

Iさん今の先生の発言、インタビューで入れといてくださいね(笑)。

Yさん佐伯さん(笑)

実際はそんな方法わからないんだけどさ、やるべきことをきちんとやるか、やれるかどうかなんだと思うんだよね。理解できたと思っていた基礎知識であっても、もう一度やり直せるか。やればできると思っているところ、知ってると思い込んでいたところ、そこをはじめからもう一度やり直せるか。基礎の穴をちゃんと埋めておけば、あとはその基礎知識をどう組み合わせるか、その組み合わせる練習をすればいい。その組み合わせ方の引き出しを作るには、まずは自分の頭で考える。分からなければ、先生に聞けばいい。レクサスは、いつでもすぐに質問できるんだから。

佐伯さん僕は頭良くなろうとするんじゃなくて、点を取ろうという意識で勉強して、試験でも最後まで粘りました。要は、点の取り方。総合能力では自分より上の人でも落ちている人がいる。それは、点の取り方が分かっていないからだと思います。

Iさん欲張らない方がいい。特待生を狙うのでなければ、満点で合格しなくていいんです。入試は、合格のボーダーを超えればいいのだから。勉強していて最後に気づいたのは、みんなが取れるところは絶対に落とさないということ。あとは自分の得意科目で攻めれば、絶対合格のボーダーは超えられます。欲張らなくていいんです。

Yさんだから、基本問題をきちんとこなせているかがカギになると思うんです。基本的なことをきちんと理解できていれば、みんなが答えられる基本的な問題は落とさないで済みますから。高得点取りたいがためにあれもこれもって手を出して、結局中途半端に終わってしまうっていうのが一番ダメなパターンですよね。

佐伯さん点の取り方という意味では、僕はやっぱり慈恵の英語は諦めてたよ。僕が英検1級の単語帳覚えてるより、その時間を化学に費やした方が絶対に有効だもん。

Iさんいやぁ、あの慈恵の問題は英検1級の単語帳覚えていても解けなかったと思うよ?英単語なんて何万もあって、その中から出題者がピックアップしてるんだから、拾いきれないよ。英検1級の単語帳を覚えれば解けるなら、みんな勉強してるよ。そんなことする時間あったら、他の科目やればいい。

満点を取ろうとしたら、破たんする。

佐伯さん満点取るなんてムリですよ(笑)。僕はこの教科で何割取るぞって、あらかじめ決めていました。慈恵を例にだすと、慈恵の合格ラインは6割なんですね。僕の場合は、英語は4割、数学は5割、化学7割、生物7割って。その点をとるために赤本を見て、慈恵がどれくらいの問題を出題しているのかを検討して戦略を立てました。

実際に医学部入試を受けてみて、どう感じましたか?

Yさん私は手始めに岩手から受けました。会場に行って、「人がいっぱいいるなー」って感想(笑)。それで、あ、受験始まったなって感じました(笑)。

佐伯さん僕は愛知からです。愛知は理科から始まるんですね。まず化学。一問目が簡単な問題だったので、それで落ち着きました。

Iさん僕の場合、杏林からはじまりました。去年までの自分と確実に違っていたのは、そこそこ自信があったということですね。正直、「杏林くらい受かるだろう。」ってナメてたんですよね。でも数学のベクトルの問題(穴埋め)が難しくて全然埋まらない…これはヤバイ、終わった…と思いました。でも、英語と化学と生物の問題はそこそこの難易度だったので、そこで何とか埋め合わせようと、気持ちを切り替えました。

去年と今年で手応えは違ったんじゃないの?

Iさん去年は「絶対無理だし、引っ掛かりすらしないだろう。終わった終わった~。」っていう諦めがありましたが、今年は、「数学はダメだったけれど他の科目で粘れたぞ!」という気持ちを持てるようになっていて、最後の最後まで粘ればもしかしたらいけるんじゃないかっていう希望がありました。

佐伯さん切り替えられたといえば、日医で英語数学が難しかったのに、得意科目の化学でミスをしてしまったので落ちたと思いました。でも、気持ちを切り替えたらその後の生物で稼げ合格できました。

Yさん私は、去年と違って理科が簡単に感じました。現役の時は、試験直前でもあれを見なきゃこれを見なきゃってなってしまって、受験会場に持っていく荷物も教科書でいっぱいになって重かったのですが、一浪した今年は、今自分の持っている知識だけで戦おうという気持ちになれて、試験会場に持って行ったのは、必要最低限のものだけでした。周りの受験生の人間観察をする余裕もありましたから(笑)。去年とは、気の持ちようが全然違いました。

佐伯さん僕は逆で、現役のときは無駄に自信があったのに、普通に全部受かったと思っていたら落ちました。でも、今年は「絶対落ちたな…」と思っていたら受かりました。現役の時は、理解していないから何が間違っているか分からず、出来た!受かった!と思っていたんですけど、実際できていないから落ちた。でも、今年はきちんと理解できていたから、分からない問題がしっかり認識できていて、落ちたと思ってしまったんだと思います。でも、実際分からない問題以降にきちんと解けた問題があったから合格できたんだと思います。

Yさん勉強すると、自分が理解できていないところが分かってくるよね!

Iさんあと、目標点が違ったよね。だから落ちたと思ったのかな?

最後に一言ずつ。

Yさん一年ぐらい自分に厳しく頑張ってください。先生や受付スタッフの方が優しくて、勉強以外のことでも、いろいろ相談できて頑張れますよ。

佐伯さん僕は、クラスが低くても諦めずに頑張れと言いたいです。僕はA5クラスでしたが、うまく勉強できたので合格できました。レクサスのシステムをうまく利用することですね。そして目標を高く持って頑張りましょう。

Iさん入塾当初はレクサスは面倒くさそうだなと思っていたけれど、きちんとやっていたらあっという間に毎日が過ぎていました。集中できた、本当にあっという間の一年でした。

大学生活はどうですか?

Yさん楽しいです。

佐伯さん僕は両親から「慈恵では体育の授業があるよ。」と聞いていたのですが、今はなくて、残念です(笑)。

Iさん看護はまだあるらしいよ。

慈恵は多浪は少ないよね?

Iさんそうなんですよ。HPに発表されて見たら、4浪僕しかいなかったですよ(笑)。ほとんどが現役と1浪で、2浪が少し、3浪がいなくて4浪が僕だけ!

Iさんはかなりきちんと点数を取っていたってことだね。
部活は何をやっているの?

Yさんゴルフ部です。空振りはしませんよ。まだドライバーで75ヤードくらいですけれど(笑)。

佐伯さん僕はアメフトです。

Yさん学校生活で、部活が一番楽しいです(笑)。

えー…。勉強のほうは?

Yさんもう全然(やってない)!!レクサスにいた時の方が何百倍も頭を使ってましたよ!

でも来年からは大変になるからね。今だけ…だね。今のうちにエンジョイしておきなさい。
今日はどうもありがとうございました。

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