東京医科大学卒
先輩医師インタビュー
医者以外の職業は考えられません。患者さんとも仲良しです。
山田 雅恵さん
東京医科大学病院勤務
(インタビュー当時)
―レクサスを卒業されて何年くらい経ちますか?
2年の研修プラス...、12年目ですね。
―その頃レクサスの生徒は何人くらいでした?
私がいた頃は、結構いましたよ。浪人生だったので。女の子は4人だったのはすごい覚えてます。クラスが4つか5つくらいあって。
―山田さんの頃のレクサスはまだ小さかったですね。
超小さかったです。その小ささが良くて入ったんです。
―どこでレクサスを知りましたか?
配ってるビラでですね。
(副代表)今何科でしたっけ?
甲状腺外科です。
(副代表)やはりそちらの系統なんだ。彼女の実家は、金地病院といって都内でも甲状腺のバセドー病で有名な病院なんですよね。都内で唯一でしょ?
いやいやそんな。伊藤病院がいちばん有名ですから。
(副代表)そうなんだ。
伊藤病院はすごい大きな病院ですから。
(副代表)お母様よくテレビ出られてるよね?
そんなに出てないです(笑)。
(副代表)医療系の番組に出演されていて、甲状腺の病気の解説をされてましたよ。お母さんマスコミ慣れしてるよね。堂々としてる。
あはは(笑)。「今度生番組にでるの。すごい嫌だ~」って言ってました。
(副代表)結局お母さんのお仕事を継ぐような流れになってるんですよね?
そうですね...。内科ですからね母は。
(副代表)でも外科的なアプローチや内科的なアプローチと、両方あっていいんじゃないですか。今は外来と病棟どっちの勤務なの?
病棟です。3人しかいないので。
(副代表)人数的には少ないかもしれないね。忙しそうだね。
もっと人が増えてくれればいいんですけど。
(副代表)最初から甲状腺をやろうって目指す人はあんまりいないだろうからね。
すごいマイナーなとこなんですよ。一応大学病院では、いちばん症例数が多い病院なんですけど。甲状腺って普通は私立病院が多いので、手術件数とか。大学病院はそんなじゃないんですけど。大学病院で甲状腺外科は専門性が高いので。
(副代表)週にオペ日って2日とかあるの?
3日ですね。
(副代表)3日?!大変じゃない。
でも月曜日と金曜日は午前中だけです。でも火曜日は1日中なんです。
(副代表)手続きとか検査とか3人で?
そうですね。他の2人は外来をやっていて、私は病棟だけです。
(副代表)研修医とかも回ってきたりするの?
研修医も時々回ってきます。今も回ってきています。ルーティーンワークとかですね。入院とか。
(副代表)レクサスの規模変わったよね。
うん!
(副代表)キミたちの時代は2フロアで...。昔の夢はどうなったの?田舎の病院勤務で、のんびりと山で魚を釣ってると「先生病人がー!」って言われて、おもむろに出向いていってっていう。
そのくらいの患者しか診ないっていう(笑)。
(副代表)今の流れだと...?
家の方に。
(副代表)確かお家は敷地が200坪くらいあって?家の建坪が100坪くらいあって、ばあやがいて?
そんなじゃないですよ。庭に山はあるんですけど(笑)。
(副代表)試験場にベンツで来なかったっけ?
それはパパです。この2年間くらいはすごい婚活してて。今妹がしてるんですど、慈恵の皮膚科に行ってて。「何かいい子を紹介してあげてよ。」っていったら、「ハナちゃんはコルべットで毎朝迎えにきてくれる彼氏がいる」って言われて。それパパだよって(笑)。
(副代表)今は忙しいんですか?
今は慣れてきました。ほんとルーティーンワークになったので、あんまり忙しくないです。
(副代表)患者さんは多いの?
甲状腺の患者は多いですね。9月までオペはいっぱいで。
(副代表)町で歩いていても、ときたますれ違ったときにあの人バセドー気味かなって人もいるよね。
そうですね。あとは今検診で頚動脈エコーやるので、あれで甲状腺に結節があるって。すごい小さな癌とか見つけてきたりとか。
(副代表)大学としては東京医大6年間どうだった?
すごい楽しかったですね。
(副代表)新宿を満喫した?(笑)。2丁目、3丁目とか?
しました。
(副代表)立地はいいよね。
すごく良いです。でもやっぱり研修とかで、外に出てる人の話とか聞いたり、外から来る人の話を聞いたりすると、やっぱり私立と国立は全然違うなと。
(副代表)どういう風に違う?
卒業した人のカラーが全然違う。あとは甲状腺疾患で有名な伊藤病院とか、ロスとか行ってるんですけど。研修とかも行ったりするんですけど、日医の人はすごい"着々君"が多いと思う。
(副代表)地道に頑張るという意味?
着々とやってて、知らない顔して、でもやること全部やる、みたいな。しっかり自分の道歩んでいく系のちょっと国立っぽい感じですね。東医は、ちゃらちゃらしてるかも(笑)。
(副代表)関連病院たくさん持ってるよね。
多いですね。
(副代表)慈恵や東医や慶應とかね。同じ都内にある医科歯科の同級生なんかは、研修先が都内からかなり離れた所が多かったよ。
都内が多いですね。
(副代表)卒業後にどこか関連病院に出たの?ずっと東医?
ずっと東医なんです。
(副代表)卒後のことを含め色々な理由で東医は相変わらず人気が高く、最近も第1志望にする人も多いね。
立地いいですもんね。
(副代表)伝統もあるしね。私立の医大の合同説明会っていうのがあるんだけど、そこで東医の先生が「うちが1番古い」って自慢してたから。「歴史ある建物に皆さん勉強しにきてください」って。
正面玄関入ったら裏玄関ですもん。東医はレクサスにきて初めて知ったんですよ。文化祭に行こうっていわれて、行ったのかな。文化祭行ってはじめてわかったんですよ。文化祭夜中にやってるんですよ。私の時代は4時くらいから始まって、朝帰るみたいな。すごい近所迷惑で12時に終了させられてしまうんですよ。昼間行ったので、何も文化祭もやってなく正面玄関に入ったら、まっすぐ裏門に出ちゃったんですよ。びっくりしましたよ。
(副代表)お父様も東医?
慈恵です。母は女子医なので。
(副代表)すごいね。三役揃い踏みみたいな。東医のカラーってどんな感じなの?
愛校心が強いです。結構固まってる感じですね。今は流れが変わってきちゃってるんですけど、昔私がいたときは部活中心みたいな感じで、部活入ってない人なんて信じられないみたいな感じだったんですけど、今は、部活なんか入らないで勉強しなさいみたいな感じで、出欠とかも厳しくなっちゃってるし。結構厳しい。
(副代表)レクサスにきたのは少人数っていうのを見て、自分で決めたんだっけ?
そうですね。配ってるやつ見たんですよ。現役のときに配ってるチラシを見て、もう絶対受からないんだからってお母さんがいっぱい持ってきて。大きな予備校だと私は無理だって分かってたので。
(副代表)医者になってよかったですか?
医者以外の職業が思いつかないです。OLとか無理だなと思って。まず、スーツ着て出かけるとか苦手で。学会の時とかホント辛いですよ。
(副代表)もう学会発表やりました?
うーん、色々。
(代表)普段は何て呼ばれているの?
山田先生だけど、病棟の看護婦さんとかは「まさえさん」って(笑)。ずっと病棟にいるので、患者さんとも仲良しです。
(副代表)研究はやっぱり甲状腺の腫瘍についてなの?
そうなんですよ。甲状腺の腫瘍をマイクロウェーブっていうレーザーみたいなもので定期的に焼いたらオペしなくても済むんじゃないかって。
―何時から何時まで働かれているんですか?
月火はすごい大変で、大体7時半くらいに行って、患者さん起こして、8時15分から外科の朝礼があるんですけど。火曜日は7時に行かないといけないんですよね。
―何時間労働ですか?
何時間かはわからないんですが、夜にカンファレンスとかすると22時になっちゃうし。火曜日はオペ3件あるので、長引いたりが重なると23時とか。水金は19時とかには帰れますね。
―遅くまで働かれるときもあるんですね。
科にもよりますね。
―慣れてない頃の当直はどきどきなんですか?
最近は断りかたを覚えたんです(笑)。
(副代表)本当大変なんですね、お医者様は。
甲状腺はオペをしないと治らないんですよ。化学療法とか放射線療法とか全く効かないんです。結局はオペしないと駄目なんで。甲状腺にはやっぱり外科は必要ですね。
―今日はお忙しい中、ありがとうございました!今後のご活躍を期待しております。