徳島大学医学部 2026年度入試:共通テスト重視の配点と「600点ルール」を徹底解説
徳島大学医学部医学科の入試は、全国の国公立医学部の中でも非常に特徴的な配点構造を持っています。2026年度(令和8年度)入試を控える受験生に向け、合格のために知っておくべき重要なポイントを解説します。
1. 独特な配点構造:共通テストが合否の約7割を決める
徳島大学の最大の特徴は、共通テストと二次試験の配点比率です。合計1300点満点のうち、共通テストが900点(約69%)を占めており、共通テスト重視の傾向が極めて強いのが特徴です。
2026年度(令和8年度)入試科目・配点
【共通テスト:900点満点】
理科の配点が通常の1.5倍に圧縮(傾斜配点)されているのが大きなポイントです。
| 国語 | 150点(200点を圧縮) |
|---|---|
| 数学 | 200点(数IA・数IIBC) |
| 理科 | 300点(物・化・生から2科目。100点×2を1.5倍) |
| 外国語 | 200点(R:160点 L:40点) |
| 地歴公民 | 50点(100点を圧縮) |
| 情報 | (参考)情報Ⅰ:点数化はせず、総合判定の参考とする |
【二次試験(個別学力検査):400点満点】
二次試験に「理科」がないのが、他大学にはない大きな特徴です。
| 数学 | 200点(数I・II・III・A・B・C) |
|---|---|
| 外国語 | 200点(英語) |
| 面接 | 集団面接(点数化はされないが、不合格の判断基準となる) |
【分析】
共通テストの理科が全体の約23%を占める一方で、二次試験には理科がありません。つまり、「理科は共通テストレベルで満点近く取れる基礎力」と、「二次試験レベルの数学・英語力」の双方が求められます。配点比率上、共通テストでの失敗を二次試験で挽回するのは非常に困難です。
共通テストの理科が全体の約23%を占める一方で、二次試験には理科がありません。つまり、「理科は共通テストレベルで満点近く取れる基礎力」と、「二次試験レベルの数学・英語力」の双方が求められます。配点比率上、共通テストでの失敗を二次試験で挽回するのは非常に困難です。
2. ボーダーラインと合格者平均点
合格の目安となるデータは以下の通りです。安全圏を狙うには、共通テストで85%以上を確保することが推奨されます。
| 年度 | ボーダー得点率 | 合格者最低点(共テ) | 合格者平均点(共テ) |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 82% ~ 83% | 731.0点 (81.2%) | 770.3点 (85.6%) |
| 2024年度 | 81% | 704.6点 (78.3%) | 758.0点 (84.2%) |
| 2023年度 | 81% | 712.1点 (79.1%) | 762.2点 (84.7%) |
3. 厳格な足切り(第1段階選抜)の「600点ルール」
徳島大学は、志願倍率に関わらず「点数」による絶対基準を設けている数少ない大学です。
足切り実施の2つの条件
1. 点数基準:共通テストの配点合計が600点(900点満点中)に達していない場合。
2. 倍率基準:志願者数が募集人員の5倍を超えた場合。
1. 点数基準:共通テストの配点合計が600点(900点満点中)に達していない場合。
2. 倍率基準:志願者数が募集人員の5倍を超えた場合。
2025年度入試では、倍率自体は3.7倍で予告の5倍を下回っていましたが、600点未満(得点率約67%)の受験生12名が容赦なく不合格(足切り)となっています。
4. 合格を勝ち取るための4つの対策戦略
- 共通テスト理科の完成度を高める:300点という高い配点を持つ理科で高得点を取ることが最短ルートです。
- 600点の壁を絶対に超える:どんなに二次試験が得意でも、共テで600点を下回れば受験資格を失います。
- 二次試験は英数特化:理科の記述対策が不要な分、数学と英語の記述力を徹底的に磨きましょう。
- 面接対策も怠らない:集団面接形式で行われ、協調性やコミュニケーション能力が問われます。不合格判定の基準となる可能性があります。
※「情報Ⅰ」については、令和8年度入試までは点数化されませんが、令和9年度以降は点数化される予定です。最新の情報は必ず大学公式サイトでご確認ください。