島根大学医学部 2026年度入試(二次試験)の傾向と対策:配点変更で重要度アップ
1. 2026年度入試からの「配点変更」:二次試験の比率が増大
2026年度からの島根大学医学部入試では、共通テストと二次試験(個別学力検査)の配点が大幅に変更されます。最大のポイントは、以前よりも二次試験(数学・英語・面接)の重要度が増している点です。
| 試験区分 | 2026年度 新配点 | 内訳 |
|---|---|---|
| 共通テスト | 930点 | 国250, 数100, 理350, 英100, 地歴100, 情30 [1] |
| 二次試験 | 720点 | 数300, 英300, 面接120 [1] |
| 合計 | 1650点 | 旧配点(1190点満点)から全体的に増加 [1] |
二次試験の配点比率は、従来の約38%から約44%へ上昇し、学力検査での挽回がしやすくなっています 。
2. 二次試験(個別学力検査)の科目別傾向と攻略法
英語:医療系テーマを含む記述式
- 難易度:標準~やや難 医学部専用問題が含まれるため、一般的な国公立大よりも語彙レベルが高い傾向にあります。
- 出題傾向:長文読解、自由英作文、和文英訳で構成されています。長文は医療や科学が頻出テーマですが、専門知識がなくとも読解可能です。
- 自由英作文:60語程度で意見を述べる形式が多く、論理的な構成力が問われます。
- 時間配分:記述量が多く英作文もあるため、テキパキとした処理が求められる「やや厳しい」時間設定です。
数学:論理的記述力が合否を分ける
- 難易度:標準(一部難問あり)典型的な良問が中心ですが、計算量が膨大な問題や証明問題が含まれます。
- 重要分野:数ⅢC(微積、複素数平面、曲線)の比重が高いのが特徴です。
- 形式:全問記述式であり、答えだけでなく「導出過程を論理的に説明する力」が重視されます。
- 戦略:120分で大問4つの予定ですが、計算量が多いため、「解ける問題を確実に解く」選球眼が必須です。
理科:二次試験での実施なし
島根大学医学部の最大の特徴は、二次試験で理科が実施されない点です。理科の記述対策が間に合わない受験生にはチャンスですが、共通テストでの理科の配点(350点)は非常に高いため、共通テスト対策は絶対に手を抜けません。
3. 合格ラインと「逆転」の可能性
合格ラインは共通テストと二次試験を合わせた総合点で75%〜78%程度が目安となります。二次試験単体では、6割〜7割を安定して得点することが合格への道標です。
配点比率の変化により、共通テストで多少のビハインドがあっても、数学・英語(各300点)や面接(120点)で高得点を取れば逆転が可能になりました。ただし、依然として共通テストの配点は全体の過半数を占めるため、特に理科や国語での大きな失敗は挽回が困難になります。
4. 面接試験:配点倍増で人物評価を重視
一般選抜において小論文は実施されませんが、面接試験の配点が60点から120点へと倍増しました。
- 形式:個人面接(面接官3人に対し受験生1人)。
- 面接シート:試験直前に15分間で志望理由や地域医療への貢献を記入し、それに基づいた質問が行われます。
- 頻出テーマ:「なぜ島根なのか」「地域枠でなくとも島根に残るか」といった地域医療への関心が深く掘り下げられます。
- 雰囲気:穏やかですが、回答に対する「深掘り」は鋭いため、論理的な準備が必要です。
まとめ:島根大学医学部合格への戦略
- 共通テストの「理科・国語」を死守:二次に理科がない分、共通テストの配点が極めて高く、ここでの失点は致命傷になります。
- 記述力の強化:数学の論証力と、英語の医療系長文・英作文の対策を徹底しましょう。
- 地域医療への志:面接点が倍増したため、「なぜ島根大学なのか」を具体的に語れる準備が不可欠です。
※ 入試の詳細は必ず大学公式サイトの募集要項でご確認ください。