島根大学医学部 2026年度入試の変更点と対策:共通テスト・二次試験の配点を徹底解説
1. 【激変】共通テスト・二次試験の配点変更点
2026年度入試における最大の変更点は、「理科の配点が激増」したことと、「二次試験の比率が高まった」ことです。また、面接の配点が倍増しており、人物評価がより厳格化されています。
共通テストと二次試験の比率
共通テストの満点が増加しましたが、それ以上に二次試験(個別学力検査)の配点が増加しました。以前よりも二次試験での逆転合格が起きやすい配点比率へとシフトしています。
| 年度 | 共通テスト | 二次試験 | 合計 | 共テ:二次 比率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度(新) | 930点 | 720点 | 1650点 | 約 56:44 |
| 2025年度(旧) | 730点 | 460点 | 1190点 | 約 61:39 |
共通テストの科目別配点(令和8年度/2026年度)
島根大学医学部の特徴であった「国語重視」の傾向は維持されつつも、理科の配点が大幅に増加(200点→350点)し、最も配点の高い教科となりました。
| 教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 国語 | 250 | 従来より50点増。依然として高配点。 |
| 数学 | 数IA, 数IIBC | 100 | 旧課程の50+50から配点表記変更だが実質維持に近い。 |
| 理科 | 物・化・生から2 | 350 | 最重要変更点。従来200点から大幅増。 |
| 英語 | 英(リスニング含) | 100 | R:80, L:20の比率は維持。 |
| 地歴公 | 地歴・公民から1 | 100 | 第1解答科目を採用。 |
| 情報 | 情報I | 30 | 新設。配点は低いが必須。 |
| 合計 | 930 |
戦略ポイント: これまでは「文系科目が得意な受験生」に有利な配点でしたが、今後は「理科で高得点が取れること」が絶対条件となります。理科の配点(350点)は全体の約38%を占めます。
二次試験(個別学力検査)の配点
二次試験では、英語・数学の配点が増加したほか、面接点が倍増しました。
| 教科 | 配点 | 詳細・変更点 |
|---|---|---|
| 数学 | 300 | 従来200点から増点。試験時間は90分→80分に短縮。 |
| 英語 | 300 | 従来200点から増点。 |
| 面接 | 120 | 従来60点から倍増。医師としての適性を重視。 |
| 合計 | 720 |
戦略ポイント: 数学は配点が増えたにもかかわらず試験時間が10分短縮されており、より素早い処理能力が求められます。面接120点は合否を分ける大きな要素となり、単なる形式的な確認ではなくなります。
2. 共通テストのボーダーライン(合格目標ライン)
配点変更に伴い、ボーダーラインの得点率は変動する可能性があります。大手予備校の分析による2026年度の予測は以下の通りです。
- 予想ボーダー得点率:81% ~ 82%
- 予想ボーダー偏差値:62.5 ~ 67.0
過去のデータ(参考:2025年度)
- 合格者平均点(共通テスト):82.1%
- 合格最低点(共通テスト):76.4%
新配点においても、82%〜85%の得点率を確保することが、二次試験での負担を減らし合格を確実にするための目安となります。特に配点の高い理科と国語での失点は致命的になります。
3. 足切りライン(第一段階選抜)の仕組みと推移
島根大学では、志願者が募集人員の一定倍率を超えた場合に、共通テストの成績による第一段階選抜(足切り)を実施します。
足切りの基準
- 予告倍率:募集人員の約8倍
実施状況の推移
- 2025年度: 志願倍率 5.8倍 → 実施せず
- 2024年度: 志願倍率 8.2倍(一般枠11.2倍) → 実施あり
- 2023年度: 志願倍率 7.4倍 → 実施せず
分析と注意点: 2026年度は配点変更により、理科が得意な受験層が流入する可能性がある一方、文系重視層が敬遠する可能性もあり、志願者数の予測が難しい年です。足切りが実施された場合のラインは、一般的に得点率72%~75%付近が境界となるケースが多いです。
まとめ:2026年度入試に向けた対策
島根大学医学部の入試は、「国語ができる人が有利」という独自色を残しつつも、「理数科目の高い基礎学力」と「面接による適性」をより重視する形に生まれ変わります。
- 1. 理科・国語の徹底強化: 共通テスト配点の6割以上をこの2教科が占めます。特に理科(350点)は最重要科目です。
- 2. 数学のスピードアップ: 二次試験の数学は時間が短縮されるため、難問を解く力だけでなく、解答速度と正確性が求められます。
- 3. 面接対策の早期化: 配点が120点と大きいため、地域医療への意欲や医師としての適性を論理的に語れる準備が必要です。
受験生の皆さんは、この新しい配点比率に基づいた学習計画の再構築をおすすめします。
※ 入試の詳細は必ず島根大学の公式募集要項をご確認ください。