「渋谷駅」徒歩5分 / 寮と一体型の校舎

・「渋谷駅」徒歩5分
・ 寮と一体型の校舎
・ 自由に質問可能

【2026年度】奈良県立医科大学医学部 2次試験(個別試験)の傾向と対策ガイド

奈良県立医科大学の一般選抜は、前期日程と後期日程で入試の性質が真逆とも言えるほど異なります。2024年度以降、前期日程から学科試験が廃止され、小論文と面接のみに変更されたことは大きな転換点でした。本記事では、2026年度入試に向けた「小論文・面接」の前期対策と、「超難関」とされる後期の学科試験対策について詳しく解説します。

1. 入試方式の全体像と決定的な違い

奈良県立医科大学の最大の特徴は、前期が「共通テスト逃げ切り型」、後期が「二次試験逆転型」とはっきり分かれている点です。

日程 試験科目 配点比率(共テ:二次) 特徴
前期 小論文・面接 900:100 共通テスト超重視。二次での逆転はほぼ不可能。
後期 数学・英語・理科・面接 300:900 二次試験超重視。超難関学科試験による大逆転が可能。

2. 【前期日程】傾向と対策(共通テスト重視)

前期日程は、共通テストの得点が合否の9割を決定します。二次試験の配点はわずか100点(全体の1割)であり、共通テストで失敗した受験生が二次試験で逆転することは「絶望的(ほぼ不可能)」とされています。

小論文の形式とテーマ

試験概要:
試験時間120分、大問2題構成。配点は100点です。評価は基準点からの「加点・減点方式」が採用されていると推測されます。

出題傾向と対策

  • 出題テーマ:「医療倫理・患者ケア」と「社会問題・データ分析」の2本柱が傾向として定着しています。
    • 2025年度:「パーソン・センタード・ケア(認知症ケア)」の読解、「輸血製剤/献血」のグラフ分析
    • 2024年度:「医師に求められる資質」の読解、「孤独死/身元不明事例」のグラフ分析
  • 求められる力:単なる感想文ではなく、資料から客観的な事実を読み取り、論理的に意見を展開する力が必須です。
  • 時間配分:120分で2題のため、構成を練る時間は十分にあります。

面接試験のポイント

面接は点数化されませんが、「不適切」と判断された場合は点数に関わらず即不合格(リセット判定)となるため、油断は禁物です。

  • 形式:面接官2名対受験生1名、所要時間5〜10分程度。
  • 内容:志望動機、医師としての適性、高校生活などオーソドックスな質問が中心です。
前期志望の方へ:
合格者は共通テストで85%〜90%以上の高得点層が占めています。共通テストの結果がボーダー以下の場合は、逆転要素がないため出願を見送る判断も必要です。

3. 【後期日程】傾向と対策(二次試験重視)

後期日程は共通テストの配点が300点に圧縮され、二次試験が900点という配点です。共通テストで失敗しても、二次試験の実力があれば大逆転が可能です。

各科目の難度と対策

① 数学:全国トップクラスの「激難」

全国の医学部入試の中でも難易度は最高レベルです。典型問題はほとんど出題されず、高度な論証力や思考力を問う融合問題が出されます。

  • 配点/時間:225点 / 120分
  • 戦略:完答(全問正解)は目指しません。解けそうな問題を見極めて部分点を積み重ねる「トリアージ(選別)」能力が不可欠です。合格者でも得点率は5〜6割程度です。

② 英語:自由英作文が重い

読解問題自体は標準レベルですが、配点の約半分を「自由英作文」が占める特殊な構成です。

  • 配点/時間:225点 / 105分
  • 戦略:120語程度と80語程度の英作文が出題されます。長文読解を40分程度で素早く処理し、残りの時間を英作文の構成と記述に充てる時間管理が重要です。

③ 理科:合否を分ける最重要科目

数学と英語の倍の配点(450点)があり、ここでの得点が合否に直結します。

  • 配点/時間:450点 / 180分(2科目)
  • 化学:標準〜やや難。計算量が重い問題(高分子や有機の構造決定など)が出ますが、時間をかければ解ける問題が多いです。
  • 物理:計算量が膨大で、全問解答は困難なレベルです。「解ける問題を確実に解く」戦略が必要です。
  • 生物:知識問題が中心で、比較的得点源にしやすい科目と言えます。

4. 合格ラインと必勝戦略

合格目標ライン(得点率)

  • 前期日程約80%以上(共通テストの得点に依存)
  • 後期日程約65〜70%程度(問題が難解なため、6割を超えれば合格圏内)

専門家からのアドバイス

奈良県立医科大学の後期試験には、京大や阪大の医学部を惜しくも不合格になった優秀な層が流入してくるため、実質的な競争レベルは非常に高いです[3]。しかし、問題自体が非常に難しいため、満点を狙う必要はありません。

後期の勝ち筋:
基礎・標準問題を確実に正解し、配点の高い理科で高得点を稼ぐ「堅実な戦い方」が勝機を生みます。数学で差をつけるのは難しいため、理科と英語(特に英作文)の完成度が鍵となります。
※本記事の情報は2025年時点のデータおよび2026年度入試情報に基づいています。最新情報は必ず大学公式の「学生募集要項」をご確認ください。