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香川大学医学部 二次試験(個別学力検査)の傾向と対策【2026年版】

香川大学医学部の二次試験は、標準的な難易度の問題で高得点を争う「ミスが許されない」試験です。共通テストの特殊な傾斜配点と合わせて、合否を分けるポイントを徹底解説します。

1. 配点と合格ラインの全体像

香川大学医学部の入試における最大の特徴は、共通テストで英語と数学が大幅に圧縮(半減)され、国語と理科の比率が高い点です。一方で二次試験では英数の配点が高いため、ここでの挽回が可能です。

配点内訳(合計 1400点満点)

区分 科目 配点 備考
共通テスト
(700点)
国語 200点 圧縮なし(重要)
理科(2科目) 200点 100点×2科目
地歴公民 100点
英語 100点 R80+L20に圧縮
数学 100点 IA・IIBC各50に圧縮
二次試験
(700点)
英語 200点
数学 200点
理科(2科目) 200点 100点×2科目
面接 100点

※「情報」は総合点が同点の場合の順位決定に利用されます。

合格ラインの目安

  • 総合得点率72%〜75%(1010〜1050点 / 1400点)
  • 二次試験の目標65%〜70%(455〜490点 / 700点)

共通テストで80%(560点/700点)を確保し、二次試験で70%(490点/700点)を取れば合計1050点となり、合格者平均並みの得点となります。

2. 各科目の難易度・配点・時間・対策

英語(200点)

時間:90分(余裕あり) / 難易度:標準

医療系だけでなく文化・社会問題などのテーマも出題されます。記述量が多いため、減点されない正確な記述力が求められます。

  • 第1問(長文読解)英語の質問に英語で答える「英問英答」形式。本文の表現を活用しつつ、時制や代名詞を調整する練習が必須です。
  • 第2問(長文読解):日本語の質問に日本語で答える標準的な形式。
  • 第3問(自由英作文):100〜150語程度。テーマについて自分の意見や経験を述べる形式。

数学(200点)

時間:90分(やや厳しい〜標準) / 難易度:標準〜やや難

他学部と異なり医学部専用問題が含まれます。難問奇問はありませんが、論証力や計算力を問う骨太な問題が出題されます。

  • 頻出分野:微積分(数III)、確率、ベクトル、数列。
  • 特徴証明問題が毎年のように出題されるのが大きな特徴です。
  • 対策:計算量が多く、完答するには高い処理能力が必要です。微積分の計算演習と、論理的な証明の記述練習を徹底しましょう。

理科(2科目 200点)

時間:2科目で180分(科目間の配分は自由)

化学を早めに終わらせ、物理や生物に時間を割く戦略が一般的です。

① 物理

  • 難易度:標準
  • 形式:大問5題から4題を選択。力学・電磁気・波動・熱力学・原子から各1題出題され、苦手分野を避けることができます。
  • 対策:小問数が多く時間はやや厳しめ。描図問題や論述問題も出るため、現象の理解を深める必要があります。

② 化学

  • 難易度:標準
  • 形式:大問5題(全問必答)。理論・無機・有機・高分子からまんべんなく出題。
  • 対策「導出過程を書く計算問題」や「理由説明の論述問題」が多いのが特徴。時間は比較的余裕があります。

③ 生物

  • 難易度:標準
  • 形式:大問5題中4題解答(第1-3問必答、第4-5問から1題選択)。
  • 対策植物ホルモンや植物の生殖など、植物分野の出題頻度が非常に高いです。100字程度の論述問題も頻出です。

3. 共通テストで失敗した場合の「逆転」の難度

結論:配点上は逆転可能だが、高得点勝負のためハードルは高い。

共通テスト(700点)と二次試験(700点)が同配点であり、特に共通テストで圧縮されている英語・数学が得意な受験生は、二次試験で大きく稼げるため逆転のチャンスがあります。

ただし、二次試験の問題が標準的であるため、合格者層は7割前後を取ってきます。ミスが許されない「高得点勝負」になるため、共通テストでの大きなビハインド(40〜50点差など)をひっくり返すのは容易ではありません。ボーダーライン(約80〜83%)からマイナス20〜30点程度であれば、得意科目での挽回は十分可能です。

4. 面接試験の形式とテーマ

一般選抜(前期日程)では面接のみ実施され、小論文はありません。

  • 配点:100点
  • 形式:個人面接(受験生1人:面接官3〜5人、10〜15分程度)
  • 頻出テーマ
    • 地域医療:「香川県の医療課題」「医師偏在」「過疎地域医療」など。
    • 志望動機:なぜ医師か、なぜ香川大学か。
    • 倫理観・社会問題:安楽死、出生前診断、医師の働き方改革など。

アドミッション・ポリシーに「地域医療への貢献」が明記されているため、香川県の医療事情について事前のリサーチが必須です。

まとめ

香川大学医学部は、「共通テストの英語・数学が圧縮される」ため、二次試験の記述力(特に英数)に自信がある受験生に有利な配点です。ただし、問題自体は標準的なので、「解ける問題を絶対に落とさない正確性」が合格の鍵を握ります。