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2026年度 医学部入試まで、

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札幌医科大学医学部 2026年度 二次試験(個別学力検査)の傾向と対策・配点まとめ

札幌医科大学の二次試験(個別学力検査)は、単科医科大学としては比較的オーソドックスな良問が多い一方で、医学部特有のテーマや高い計算力を求める問題が特徴です。また、2025年度入試からの配点変更により、面接の重要性が飛躍的に高まっています。

1. 各科目の問題難度と出題傾向

各科目の難易度と、合格のために押さえておくべきポイントを解説します。

英語

難度:標準~やや難(分量が多い)

  • 形式: 長文読解が2題出題され、総語数は1000〜1200語程度と多めです。
  • テーマ: ワクチン、再生医療、摂食障害など、医学・生物学系のテーマが頻出です。専門用語の注釈が「英語」で書かれていることがあり、英語で定義を理解する力が求められます。
  • 設問: 空所補充問題が多く、文脈把握能力が問われます。自由英作文(または意見論述)も出題される傾向にあります。

数学

難度:標準~やや難(計算量が多い)

  • 形式: 大問4題、全問記述式です。
  • 特徴: 難問奇問は少ないものの、標準レベルの問題における計算量が非常に多く、完答するには高い処理能力が必要です。
  • 頻出分野: 数学III(微積分)と確率が頻出です。特に微積分は全体の4〜6割を占めることもあります。

理科(物理・化学・生物から2科目)

科目 難易度 特徴・傾向
物理 標準 力学、電磁気に加え、原子・熱・波動から1題の計3題構成が一般的。原子分野の出題頻度が高いため対策必須。「~となる根拠を説明せよ」といった論述問題が出ることがあり、公式の丸暗記では対応できません。
化学 標準 理論化学と有機化学(特に高分子)が重視される傾向。論述問題が多く、用語の定義や現象の理由を簡潔に説明する力が求められます。
生物 標準~やや難 医学部らしく分子生物学や医学・病気(神経疾患など)に関連するテーマが頻出。実験考察問題や論述問題が多く、思考力が問われます。

2. 配点と合格ライン(2025年度~)

2025年度入試より配点が変更され、二次試験の重要度がさらに増しました。特に面接点の倍増に注意が必要です。

新配点内訳(1550点満点)

共通テスト 750点
(国100 / 地公50 / 数100 / 理200 / 外200 / 情50)
※英語はR100+L100の200点満点
二次試験 800点
(数200 / 理200 / 外200 / 面接200
重要変更点: 面接の配点が従来の100点から200点に倍増しました。

合格ラインと目標

  • 過去の合格最低点率: 1400点満点時代は概ね70%前後で推移(2024年は71.5%)。
  • 目標ライン: 共通テスト・二次試験合わせて75%以上の得点率を目指すのが安全圏と言えます。
  • 戦略: 面接のウェイトが高まったため筆記だけで読み切るのは難しいですが、学科試験においては標準問題を落とさない「高得点勝負(6割〜7割確保)」が基本です。

3. 制限時間の厳しさ

科目によって時間的な余裕が異なります。特に数学の時間配分には戦略が必要です。

  • 数学(厳しい): 100分で大問4題。計算量が多いため、ハマると時間が足りなくなります。「捨て問」を見極め、解ける問題を確実に完答する戦略が必要です。
  • 英語(やや厳しい): 80分で長文2題。語数が多いため、速読力がないと時間が厳しくなります。
  • 理科(科目による): 2科目で120分。
    • 物理:比較的余裕がある傾向。
    • 化学:計算処理速度が求められ、見直し時間は取りにくい。
    • 生物:論述・考察に時間がかかるため、知識問題の即答が必要。

4. 共通テストで失敗した場合の逆転可能性

逆転の可能性:十分にあり

共通テスト750点に対し、二次試験が800点と、二次試験の比率が50%を超えています。数学や理科、そして配点が増えた面接での高得点により、共通テストの多少のボーダー割れは挽回可能です。

注意点:
  • 第一段階選抜(足切り)があるため、極端に低い点数だと二次試験に進めません(医学科の倍率は約5倍で実施)。
  • 面接点が200点(全体の約13%)あるため、ここで大きく失点すると逆転は困難になります。

5. 小論文・面接試験の形式と重要テーマ

札幌医科大学では小論文試験は実施されません。その分、面接が極めて重要視されます。

面接試験の概要

  • 形式: 個人面接(面接官2人:受験生1人)、時間は10〜20分程度。
  • 配点: 200点(非常に高いウェイト)。
  • 雰囲気: 基本的に穏やかですが、回答に対して深く掘り下げて質問されます。

最重要テーマ

  1. 「地域医療」への意欲: 北海道の医師偏在問題やへき地医療についてどう考えるか、貢献する覚悟があるかが最重要視されます。
  2. 志望理由: なぜ(北大や旭川医大ではなく)札幌医科大学なのか。先進研修連携枠などの大学の特徴を理解しているか。
  3. 時事問題: 「医師の働き方改革」や最近気になった医療ニュースについて意見を求められることが多いです。

まとめ

札幌医科大学の合格には、標準問題を確実に解き切る「基礎・標準学力の完成」と、北海道の医療事情を理解した上での「面接対策」が鍵となります。

特に新課程入試では面接の比重が学科試験1科目分(200点)に匹敵します。学科試験対策と並行して、「なぜ自分は北海道で医師になりたいのか」という志望動機や地域医療への考えを、自分の言葉でしっかりと語れるよう準備しておきましょう。