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高知大学医学部 2026二次試験・個別学力検査 傾向と対策

高知大学医学部の二次試験は、全体として「奇問・難問」は少なく、標準的な良問が多い傾向にあります。しかし、その分合格ラインが高くなりやすく、ミスなくスピーディーに記述解答する力」が求められます。特に配点の高い数学と理科で確実に得点を積み上げることが合格への鍵となります。

1. 各科目の難易度と出題傾向

全体的に高得点勝負になりやすく、記述力が重要視されます。

数学300点(120分)

難易度:標準~やや難

  • 医学部入試として極端な難問は出ませんが、複数の分野を融合した問題(数列と確率、ベクトルと複素数など)が多く出題されます。
  • 頻出分野:数Ⅲ(新課程では数Ⅲ・C)の微積分、確率、数列、ベクトル。
  • 対策:「計算の完遂力」や「場合分けの論理」が厳しく問われるため、中途半端な理解では得点が伸び悩みます。

英語300点(約100分※)

難易度:標準レベルだが分量が多い

  • 単語や文法は標準的ですが、文章量が多いため速読力が求められます[2]。
  • 傾向:長文読解が中心です。自然科学系だけでなく社会・人文系のテーマも出題されます。
  • 注意点:内容一致問題では「本文からは判断できない(Not Given)」という選択肢が含まれることがあり、正確な精読力が必要です。

理科2科目で300点(120分)

難易度:標準レベル(スピード勝負)

医学部入試の中では比較的解きやすい部類に入りますが、それゆえに高得点での争いとなります。

物理 導出過程を記述させる形式が特徴。力学、電磁気が頻出です。
化学 理論・有機・高分子が中心。計算問題や論述問題がバランスよく出題されます。
生物 知識問題に加え、実験考察や論述問題が出題されます。マクロ生物学(生態・進化など)の出題も目立ちます。

2. 配点と合格ライン

2026年度入試(2025年度実施以降)では、共通テストに「情報I(50点)」が追加され、満点が1950点となっています。

配点内訳

  • 共通テスト:950点(国200, 数200, 理200, 英200, 社100, 情50)
  • 二次試験:1000点(数300, 理300, 英300, 面接100
  • 合計:1950点

合格ラインの目安

  • 総合得点率:7割〜7割強が目安です。新課程(1950点満点)では、1400点以上が安全圏になると予測されます。
  • 二次試験の目標:6割5分〜7割。共通テストで8割(約760点)取れた場合、二次試験では65%(650点)程度が必要です。

3. 制限時間の厳しさとタイムマネジメント

高知大学医学部は、標準的な問題が多い反面、時間制限が厳しいのが特徴です。

試験時間に関する注意点

  • 数学:場合分けや計算が煩雑な問題が含まれるため、計算ミスをしていると時間が足りなくなります。完答を目指す標準問題と、部分点を狙う応用問題の見極めが重要です。
  • 英語:長文の分量が多く、迷っていると時間が不足します。「配点の高い問題から解く」「難問にこだわりすぎない」といった戦略が必須です。
  • 理科:2科目で120分(1科目60分)。問題数が多く記述式もあるため、時間的な余裕はあまりありません。標準問題を素早く処理するスピード勝負です。

4. 面接試験・逆転合格の可能性

共通テスト失敗からの逆転は可能か?

結論:十分に可能です。

二次試験の配点比率が約51%(1000/1950点)と高いため、共通テストでの多少の失敗は、二次の記述力で挽回可能です[4]。
共通テストでボーダー(78%〜80%前後)を少し下回った程度であれば、数学や理科の高得点で逆転を狙える配点構造になっています。

面接試験の特徴(100点)

高知大学の特徴として、面接が点数化(100点)されており、合否に直結します。なお、一般選抜(前期)では小論文は課されません。

頻出テーマ・質問

  • 「なぜ高知大学なのか?」:特に県外出身者は強く問われます。「地域医療」と絡めた志望動機が必須です。
  • 「高知県の医療事情について」:医師不足、高齢化、へき地医療などの課題に対する知識と意見が求められます。

※面接点だけで不合格になる可能性もあるため、軽視は禁物です。