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和歌山県立医科大学 医学部 二次試験(個別学力検査)徹底解説 2026

和歌山県立医科大学(和医大)の入試において、二次試験は配点の50%以上を占め、最終的な合否を決定づける最重要パートです。本記事では、2026年度入試を見据えた傾向、対策、合格ラインについて解説します。

1. 各科目の問題難度と傾向

全体として「標準〜やや難」レベルの問題が出題されます。奇問・難問ばかりではありませんが、論理的な思考力と記述力が求められる良問が多い傾向にあります。

数学:標準〜やや難(記述重視)

  • 難度:標準的な問題と思考力を要するやや難解な問題が混在しています。
  • 頻出分野:「複素数平面」「数列」「整数」「微積分」がよく出題されます。
  • 特徴:試験時間は120分です。計算量は多めですが、誘導に乗って解き進める形式が多く、完答が難しくても部分点を積み重ねることが重要です。また、難問(捨て問)を見極める選球眼も必要となります。

英語:標準〜やや難(読解・英作文)

  • 難度:抽象度の高い長文や医療系テーマが出題されることがあり、読解レベルは高めです。
  • 特徴:長文読解(和訳中心)と和文英訳が出題されます。記号選択よりも記述式の設問が多く、日本語で説明する力や、こなれた日本語を英語に直す表現力が求められます。

理科:標準レベルだが分量が多い

理科は全科目の中で最も時間管理がシビアです。

  • 物理:力学・電磁気が頻出。長いリード文を読み解く読解力が必要で、現象のモデル化や図示能力が問われます。
  • 化学:理論と有機が中心。計算量が多く、構造決定などの思考力を要する問題が出ます。最も時間が不足しやすい科目と言われています。
  • 生物:知識問題だけでなく、実験考察や論述問題が多く出題されます。記述量が多いため、要点をまとめる力が必要です。

2. 配点と合格ライン

和医大の配点は、二次試験の比率が高く設定されており、共通テストで失敗しても挽回の余地がある配分となっています。

区分 科目 配点 備考
共通テスト 国・数・理・英・社・情 600点 2026年度入試より
二次試験
(個別試験)
数学 250点 記述式
理科(2科目) 250点 記述式
英語 200点 記述式
面接 - 点数化なし・重視
合計 1300点 二次比率 約54%
合格ラインの目安
総合得点で65%〜70%(1300点満点中845〜910点程度)が合格圏内と考えられます。
  • 2025年度合格最低点:約70.3%(913.63/1300点)
  • 2024年度合格最低点:約64.2%
まずは総合7割を目指して対策を進めましょう。

3. 制限時間の厳しさと戦略

科目によって時間の余裕度が大きく異なります。特に理科の時間管理が合否を分けます。

数学・英語(余裕あり〜標準)

試験時間が100分から120分に延長されたことで、全問に手をつける時間は十分にあり、じっくり思考して記述する余裕が生まれています。ただし、英語の和訳などは精度が求められるため油断は禁物です。

理科(非常に厳しい)

【要注意】理科は2科目で150分!
1科目あたり75分ですが、問題文の長さや計算量を考慮すると時間は非常にタイトです。特に化学と物理の組み合わせの場合、計算や考察に時間がかかるため、「解ける問題から解く」「詰まったら次の科目に移る」といった戦略的な立ち回りが必要です。

4. 逆転合格と足切りの注意点

二次力があれば逆転は可能

二次試験の配点が共通テスト(600点)よりも高い700点であるため、共通テストで20〜30点程度のビハインドがあっても、数学や理科で高得点を取れる実力があれば覆すことが可能です。

【最重要】足切りラインの厳守

共通テスト70%未満は出願不可のリスク大
和医大は第一段階選抜(足切り)の基準が厳格です。倍率に関わらず、共通テスト(900点満点)で630点(70%)未満の場合、不合格となり二次試験を受験できない可能性が高いです。

「共通テストで大失敗(7割未満)」をしてしまうと出願自体ができなくなります。まずは共通テストで確実に7割以上(できれば8割)を確保し、スタートラインに立つことが最優先です。

5. 面接・小論文について

和歌山県立医科大学では、小論文試験は実施されません。その分、面接対策に集中する必要があります。

面接(点数化なし / 10〜15分程度)

点数化はされませんが、アドミッションポリシーに基づき適性を評価され、合否に大きく影響します。雰囲気は比較的和やかで対話的であることが多いです。

頻出質問テーマ

必ず聞かれるのは「なぜ和歌山県立医科大学なのか(地域医療への関心)」です。

  • 本学を志望する理由(特に県外出身者は「なぜ和歌山か」を深く問われます)
  • 医師になりたい理由・理想の医師像
  • 地域医療やへき地医療に対する考え
  • 高校生活の思い出・部活動

和歌山県は医師の地域偏在(都市部集中・へき地不足)が課題です。大学側は「地域医療に貢献できる人材」を求めているため、和歌山の医療事情に関心を持ち、自身のキャリアと絡めて話せるように準備しておくことが重要です。

まとめ

  • 最優先事項:共通テストで900点満点中630点(7割)の足切りラインを絶対に下回らないこと。
  • 二次対策:記述模試などで数学・理科の応用力を磨く。
  • 時間配分:理科は時間が厳しいため、過去問演習で時間配分のトレーニングを積む。