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大分大学医学部入試(2026年度)二次試験の傾向と対策・合格戦略

大分大学医学部の二次試験(個別学力検査)は、理科の配点比率が高く、特徴的な面接試験が課される「二次試験重視型」の入試です。共通テストの結果を挽回可能な配点構造となっているため、各科目の傾向を把握し、戦略的な対策を行うことが合格への鍵となります。

1. 配点と合格ライン:二次試験重視型

大分大学医学部の最大の特徴は、共通テストよりも二次試験の配点が高い点にあります。

区分 配点 科目内訳・備考
共通テスト 500点 国(100)、地公(50)、数(100)、理(100)、英(100)、情(50)
二次試験 550点 数(100)、英(100)、理(200)面接(150)
合計 1050点 二次比率 約52%
合格ラインの目安
  • 合格最低点(得点率):例年7割前後(67〜77%程度)で推移しています。
  • 目標設定:共通テストで80〜85%程度を確保し、二次試験で6割(330点/550点)以上を目指すのが標準的な合格プランです。

2. 各科目の傾向・難度・時間配分

英語(100点)

難度:標準〜やや難
試験時間80分で大問3題構成です。医学・医療・健康・福祉に関連するテーマの長文読解が中心に出題されます。

  • 傾向:専門的な語彙が含まれることが多く、注釈を確認しながら読み進める必要があります。単語レベル自体が高い場合もあります。
  • 形式:全問記述式。和訳、内容説明、空所補充、整序問題など多様な形式が問われます。
  • 時間配分厳しいです。80分で3つの長文(1題あたり約25分強)を処理し、記述解答を作成する必要があるため、速読力と即座にまとめる力が求められます。

数学(100点)

難度:標準
試験時間80分で大問3題構成です。以前見られた難問は減り、近年は標準レベルの問題が中心です。

  • 頻出分野:微・積分法(数III)、確率、ベクトル、数列。
  • 形式:全問記述式。証明問題や図示問題が出題されることがあり、計算力だけでなく論述力が求められます。
  • 時間配分:やや余裕あり〜標準。難問に深入りしなければ時間は足りる設定ですが、計算量や論述量が多い問題もあるため、完答にこだわらず「解ける問題を確実に積み重ねる」戦略が重要です。

理科(200点)

最重要科目
理科は2科目で120分(1科目60分目安)ですが、配点が他科目の2倍(各100点)設定されています。合否のカギを握る科目です。

物理

  • 難度:やや難。大問の後半に進むにつれて高得点を取るのが難しくなる傾向があります。
  • 注意点:導出過程の論述が求められ、単位の記載漏れも減点対象となります。全問解答は困難な場合が多いため、取れる問題を見極める選球眼が必要です。

化学

  • 難度:標準〜やや難。
  • 傾向有機化学の比重が非常に高く、例年大問3題中2題を占めることもあります。
  • 注意点:現象の理由説明など、字数制限を含む論述問題が多く出題されます。論述量が多いため時間との勝負になります。

生物

  • 難度:標準〜やや難。
  • 傾向:医学に関連する分野(発生、体内環境、遺伝など)からの出題が多く、実験考察や論述問題の難易度が高めです。
  • 注意点:考察に時間がかかるため、知識問題は即答できるレベルに仕上げておく必要があります。

3. 面接試験(グループディスカッション)

大分大学医学部の面接は、配点が150点(二次試験の約27%)と非常に高く設定されており、合否に直結します。

形式 集団討論(グループディスカッション)
構成 受験生4〜6名 / 面接官3名
時間 約60分(資料読込・意見まとめ20分 + 討論40分)
テーマ例 高齢化社会に必要な医師、医師不足の解消法、医療費負担の問題など(医療時事・倫理課題が頻出)

対策のポイント
面接官は議論にほとんど口を挟まず、受験生同士のやり取りを観察します。司会役やタイムキーパーなど集団内での役割を意識しつつ、他者の意見を聞きながら建設的に議論を進める「協調性」が評価されます。面接の評価が著しく低い場合、総合得点に関わらず不合格となる可能性があるため注意が必要です。

※医学部医学科の前期日程では、小論文試験は課されません。

4. 共通テスト失敗時の逆転は可能か?

結論として、「逆転は十分に可能」です。

  • 理由1:共通テスト(500点)に対し、二次試験(550点)の方が配点が高いため。
  • 理由2:理科(200点)と面接(150点)の爆発力。特に理科が得意であれば大きく差をつけることが可能です。面接も対策次第で高得点が狙えるため、共通テストでの多少のビハインドは二次試験の出来次第でカバーできる配点設計になっています。

まとめ

大分大学医学部合格のためには、以下の3点が戦略の柱となります。

  1. 数学・英語:標準的な問題を落とさない基礎力を固める。
  2. 理科:特に「有機化学」や記述対策を徹底し、高得点源にする。
  3. 面接:グループディスカッション対策を行い、医療ニュースへの関心と論理的な発信力を養う。
※本記事の情報は2025年時点の出典に基づきます。最新の入試情報は必ず大分大学公式ホームページの募集要項をご確認ください。