【2026年度入試】筑波大学医学部の共通テスト配点・ボーダー・足切り完全ガイド
筑波大学医学群医学類は、2026年度(令和8年度)入試より新学習指導要領に対応した入試を実施します。共通テストへの新教科「情報I」の追加や、個別学力検査(二次試験)における適性試験・面接の配点比重の高さなど、独自の戦略が必要です。
本記事では、2026年度入試の配点構造、合格に向けたボーダーライン、および第一段階選抜(足切り)の基準について徹底解説します。
1. 2026年度 共通テストの配点(950点満点)
筑波大学医学類の共通テスト配点は、従来の900点満点から、新教科「情報」の50点が加わり 950点満点 となります。
教科別配点内訳
| 教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 国語 | 200点 | 必須 |
| 地歴・公民 | 地理総合/歴史総合/公共/倫理/政経などから1科目 | 100点 | 第1解答科目を採用 |
| 数学 | 数IA、数IIBC | 200点 | 各100点 |
| 理科 | 物・化・生から2科目 | 200点 | 基礎科目は選択不可 |
| 外国語 | 英語など | 200点 | リーディング160点 / リスニング40点に換算 |
| 情報 | 情報I | 50点 | ※独自の換算式あり(下記参照) |
| 合計 | 950点 |
注目のポイント:情報の独自換算と英語配点
- 「情報I」の負担軽減措置(独自の得点換算)
筑波大学は「情報I」に対し、受験生の負担を軽減する独自の換算式を採用しています。
計算式: 50点 + (共通テストの素点 × 0.5)
この計算により、共通テストを受けた時点で全員に一律50点が保証され、残りの50点分を素点の50%で算出します。
例:素点が0点でも換算後は50点、素点が100点なら換算後は100点となります。実質的な差は最大50点(全体配点の約5%)に圧縮されます。 - 英語の配点比率
リーディング160点、リスニング40点の配分(4:1)となっており、リーディング重視の配点です。
2. 共通テストのボーダーラインと目標点
筑波大学医学類は、二次試験の配点比率が高い(約60%)ため、共通テストでの多少の失点は挽回可能ですが、合格者平均は非常に高い水準にあります。
ボーダーライン(合格可能性50%)の目安
大手予備校の分析および新課程の傾向を加味した2026年度の予測ラインは以下の通りです。
- ボーダー得点率:約 86% 〜 87%
- A判定(安全圏)ライン:約 89% 以上
合格者の得点推移(過去実績)
| 年度 | 共通テストボーダー | 合格最低点(総合得点率) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 87% | 75.7% (1779/2350) | 満点変更あり |
| 2024年 | 84% | 80.4% (1849/2300) | 難化・高得点勝負の年 |
| 2023年 | 82% | 77.8% (1790/2300) |
戦略的アドバイス:
情報の独自換算により、見かけ上の得点率は高くなりやすい傾向があります。そのため、従来の感覚よりも1〜2%高めの得点率(87%以上)を目標に設定するのが安全です。
情報の独自換算により、見かけ上の得点率は高くなりやすい傾向があります。そのため、従来の感覚よりも1〜2%高めの得点率(87%以上)を目標に設定するのが安全です。
3. 第一段階選抜(足切り)の基準
筑波大学医学類では、志願者が募集人員の一定倍率を超えた場合に、共通テストの成績による第一段階選抜(いわゆる足切り)を実施します。
2026年度の実施基準
- 一般選抜(前期):募集人員の約 2.5倍
※従来は約3.0倍〜3.6倍で推移していましたが、2026年度の募集要項では「約2.5倍」と予告されています。基準が厳格化される可能性があるため注意が必要です。
足切りライン(ボーダー)の推移
| 年度 | 倍率設定 | 実質倍率 | 足切り実施状況 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 約3.0倍 | 3.3倍 | 実施あり(120名合格/23名不合格) |
| 2024年 | 約3.6倍 | 3.9倍 | 実施あり(115名合格/50名不合格) |
足切り回避の目安: 足切りラインは例年 75%〜80% 前後で推移することが多いですが、志願者が集中した場合は上昇するリスクがあります。最低でも78%(約740/950点) は確保しておかないと、二次試験に進めない可能性があります。
4. 合否を決める「二次試験」とのバランス
2026年度入試の最大の特徴は、二次試験(個別学力検査)の重要性です。
- 共通テスト:950点
- 個別試験:1400点
- 合計:2350点
個別試験(1400点)の内訳
| 科目 | 配点 | 内容 |
|---|---|---|
| 数学 | 300点 | 数I, II, III, A, B, C (ベクトル・複素数平面) |
| 理科 | 300点 | 物・化・生から2科目 |
| 外国語 | 300点 | 英語(長文読解・英作文など) |
| 適性試験・面接 | 500点 | 筆記(300点) + 面接(200点) |
重要:
「適性試験・面接」だけで500点(全体の約21%)を占めます。これは数学や英語1科目分(300点)よりも配点が大きく、共通テストのビハインドをここで逆転する、あるいは逆にここで不合格になるケースも多々あります。適性試験は「文章完成法テスト」などの心理検査的な要素を含む筆記試験と、個別面接の組み合わせで行われます。
「適性試験・面接」だけで500点(全体の約21%)を占めます。これは数学や英語1科目分(300点)よりも配点が大きく、共通テストのビハインドをここで逆転する、あるいは逆にここで不合格になるケースも多々あります。適性試験は「文章完成法テスト」などの心理検査的な要素を含む筆記試験と、個別面接の組み合わせで行われます。
まとめ:合格への戦略
- 共通テストは87%を目標に: 足切りを回避するだけでなく、二次試験で精神的余裕を持つために必須です。特に「情報I」は換算式のおかげで高得点が狙いやすいため、取りこぼさないようにしましょう。
- 適性試験対策を軽視しない: 配点500点は合否に直結します。学力試験だけでなく、医師としての適性や人間性を問う試験への対策も不可欠です。
- 理系科目の完成度: 数学・理科は難問奇問は少ないものの、高得点争いになります。標準問題を確実に解き切る力が求められます。
※本記事の情報は2025年時点の公表資料に基づいています。出願の際は必ず最新の「学生募集要項」をご確認ください。