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【2026年度以降対応】長崎大学医学部 二次試験の傾向と対策|面接配点増で何が変わる?

長崎大学医学部の入試は、伝統的に「難問・奇問が少なく、高得点勝負の標準的な良問」という特徴があります。しかし、2026年度からは面接点が大幅に引き上げられるため、「学力での高得点」+「人物評価(面接)」の総合力が合否を分ける試験へと変化します。

1. 配点比率と合格ライン

長崎大学医学部は、二次試験の配点比率が非常に高い(約66%)のが最大の特徴です。

配点内訳(2026年度〜)

共通テストと二次試験の合計1,355点満点で判定されます。

試験区分 科目 配点 備考
共通テスト
(465点)
国語、地歴公、数、理、英、情 465 素点を約半分に圧縮
二次試験
(890点)
英語 200
数学 250
理科 250 2科目選択 (各125点)
面接 150 ※60点から大幅増
調査書 40 評定などを点数化

重要な変更点

2025年度までは面接60点でしたが、2026年度より150点になります。これにより二次試験の合計が800点から890点へ増加しました。

合格ライン(目標得点率)

  • 合格最低点率:例年75%〜78%程度(2025年度は76.7%)。
  • 合格者平均:共通テストで約84%、二次試験で約77%と高水準です。
  • 目標設定:共通テストで85%、二次試験(学科)で80%を目指すのが安全圏です。

2. 各科目の傾向・難度・時間

学科試験は「標準問題をいかにミスなく解くか」という処理能力が問われます。

英語(200点)

  • 難度:標準(自由英作文が重い)
    長文読解、文法などは標準的ですが、150〜200語程度の自由英作文が出題されるのが特徴です。ここで大きく差がつきます。
  • 制限時間:100分(やや厳しい)
    長文の分量が多く、英作文に時間を残すためのタイムマネジメントが重要です。速読と英作文の事前準備が必須です。

数学(250点)

  • 難度:標準〜やや易
    医学部専用問題が含まれますが、難問奇問は少なく、典型的な良問が中心です。「数IIIの微積分」「確率」「ベクトル」が頻出です。
  • 注意点
    問題が素直な分、合格者の多くが高得点を取ります。計算ミスが致命傷になりかねません。
  • 制限時間:120分(余裕あり)
    大問4題構成。完答を目指せる時間設定です。

理科(250点 / 2科目)

  • 難度:標準(広範囲)
    • 物理:基礎〜標準レベル。「力学」「電磁気」「波動」に加え「熱・原子」からも出題されるため、全範囲の対策が必要です。
    • 化学:理論・無機・有機から万遍なく出題されます。実験操作に関する問題が出ることがあります。
    • 生物:知識問題に加え、考察問題も出題されますが、極端な難問はありません。
  • 制限時間:160分(2科目)
    1科目あたり80分。比較的余裕があり、見直しの時間を確保しやすい科目です。

3. 面接試験の重要化(最重要対策)

前期日程では小論文は課されませんが、面接試験の重要性が飛躍的に高まりました。

面接配点が150点へ

配点が150点になったことで、面接の失敗は不合格に直結します。従来の「和やかな確認程度」という認識は捨てる必要があります。

主な対策ポイント:

  • 「なぜ長崎大学か」:地域医療、感染症研究など、大学の強みへの深い理解。
  • 「医師としての適性」:倫理観、コミュニケーション能力。
  • 「調査書の内容」:高校時代の活動を論理的かつ熱意を持って語れるようにする。

特に、アドミッション・ポリシーに合致しているかが厳しく審査される可能性があります。

4. 共通テストで失敗した場合の「逆転」

逆転の難度:十分に「可能」

二次試験が全体の約66%を占めるため(共通465点:二次890点)、共通テストでの数パーセントの失点は、特に配点の高い数学・理科・面接で挽回可能です。

ただし、問題が標準的で差がつきにくいため、「他人が解けない難問を解く」のではなく、「標準問題を完璧に解き、かつ英作文や面接で高評価を得る」形での着実な積み上げが必要です。

まとめ

長崎大学医学部の二次試験は、「890点満点の高配点勝負」です。

【喩えるなら】
これまでの長崎大入試は「ミスのない走行を競うサーキットレース」でしたが、2026年度からは「ドライビングテクニック(学力)に加え、ドライバーの資質(面接)も厳しく審査されるグランプリ」へと変わります。 学科試験で満点に近い完成度を目指しつつ、面接対策を「おまけ」と考えず、主要科目と同じ熱量で準備することが合格への最短ルートです。

※ 出願の際は必ず大学公式の「学生募集要項」をご確認ください。