【2026年度入試】長崎大学医学部の共通テストボーダー・足切りライン・配点徹底解説
長崎大学医学部(医学科)は、旧制六医大の一つとして長い歴史を持ち、伝統的に「地域医療」と「グローバルヘルス」に強い大学です。2026年度(令和8年度)入試より、一般選抜(前期)において募集人員の削減や面接点の配点増など、非常に大きな変更が行われます。本記事では、最新の募集要項や過去のデータに基づき、共通テストの目標点や足切りラインについて解説します。
1. 入試配点の変更点(2026年度〜)
長崎大学医学部の一般選抜(前期)は、これまで以上に二次試験(個別学力検査)重視の配点となります。特に面接点のウェイトが大幅に増加しました。
配点内訳(2026年度変更後)
共通テストと二次試験の合計は1,355点満点です。
| 試験区分 | 配点合計 | 内訳と特徴 |
|---|---|---|
| 共通テスト | 465点 | 国語100、地歴公50、数学100、理科100、英語100、情報15 |
| 二次試験 | 890点 | 数学250、理科250、英語200、面接150、調査書40 |
| 合計 | 1,355点 | 二次試験比率:約66% |
共通テストの科目別配点詳細(465点満点)
共通テストの素点を約半分に圧縮する形式です。
- 英語(100点):リーディング80点、リスニング20点の比率で換算。
- 数学(100点):数IA・数IIBC。素点200点を100点に圧縮。
- 国語(100点):素点200点を100点に圧縮。
- 理科(100点):物理・化学・生物から2科目。素点200点を100点に圧縮。
- 地歴公民(50点):1科目選択。素点100点を50点に圧縮。
- 情報(15点):新設科目「情報I」。素点50点を15点に換算。
二次試験の変更点(重要)
2025年度までは二次試験合計800点(うち面接60点)でしたが、2026年度からは合計890点(うち面接150点)に変更されます。
- 面接点の大幅増:60点から150点へ増加しました。学力だけでなく、医師としての適性やコミュニケーション能力がより重視されます。
- 募集人員の減少:前期日程の定員が76名から66名へ、10名削減されます。
2. 共通テストのボーダーライン推移
長崎大学医学部の共通テストボーダー得点率は、例年80%〜83%程度で推移しています。
近年のボーダー得点率
- 2025年度:83%
- 2024年度:81%〜82%
- 2023年度:81%
- 2022年度:75%(※共通テスト難化年)
2025年度入試ではボーダーが83%と高い水準でした。合格者の共通テスト平均点は83.8%(2025年度)となっており、安定して8割以上を取る基礎学力が求められます。ただし、合格危惧得点率(合格可能性が残されているライン)は80%程度とされており、二次試験での逆転も十分に可能な配点構成です。
3. 「足切り」の基準と実施状況
長崎大学医学部は、二段階選抜(第一段階選抜、いわゆる足切り)を実施する可能性が高い大学です。
2026年度からの新しい足切り基準
2026年度入試より、第一段階選抜の実施予告倍率が変更されました。
- 変更前:募集人員の約5倍
- 変更後:募集人員の約5.5倍
定員が66名になったため、志願者が約363名(66名×5.5倍)を超えた場合に足切りが実施されます。
注意すべき「75%ルール」
倍率による基準とは別に、長崎大学には独自の「得点率基準」が存在します。募集要項には「共通テストの得点率が原則として75%未満の者は不合格とする」と明記されています。
※救済措置規定もありますが、基本的には75%を切ると出願倍率に関わらず足切りされるリスクがあるため注意が必要です。
過去の足切り実施状況
- 2025年度:志願倍率5.9倍 → 足切り実施(約66名が不合格)
- 2024年度:志願倍率7.7倍 → 足切り実施(約207名が不合格)
- 2023年度:志願倍率3.8倍 → 実施なし
近年は倍率が高騰し、実際に足切りが行われるケースが増えています。
4. 合格最低点と目標点(2025年度実績)
2025年度入試(1265点満点時代)のデータは以下の通りです。※2026年度からは1355点満点になるため、比率を参考にしてください。
- 総合合格最低点:970.8点(得点率 76.7%)
- 合格者の共通テスト平均点:389.7点 / 465点(得点率 83.8%)
- 合格者の二次試験平均点:616.7点 / 800点(得点率 77.1%)
まとめ:2026年度入試に向けた対策
- 共通テスト:最低でも75%以上(足切り回避)、目標は83%以上。国語の配点が圧縮されながらも100点あるため、文系科目の対策も重要です。
- 二次試験:配点比率が高いため、記述力重視です。特に面接点が150点(全体の約11%)に増えたため、アドミッション・ポリシーを理解した対策が必須となります。
- 情報収集:定員減(76名→66名)により、これまで以上に激戦が予想されます。志願倍率の速報値に注意を払いましょう。