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東北大学医学部 二次試験の傾向と対策【2025年度入試対応】

東北大学は「研究第一」を理念として掲げており、入試問題においても奇問・難問で受験生を困らせるのではなく、本質的な理解と論理的な思考力、そして高い事務処理能力を問う「良問」が多いのが特徴です。

2025年度入試より二次試験の国語が廃止され、理数英の配点比重が高まりました。本記事では、最新の傾向に基づいた二次試験対策について解説します。

1. 各科目の難易度と出題傾向

全体として、標準〜やや難レベルの問題が中心ですが、医学部合格のためにはそれらを「取りこぼさない」高い精度が求められます。

英語(100分 / 600点)

難易度:標準~やや難
長文読解2題、会話文+自由英作文1題、和文英訳1題の構成が定着しています。
  • 記述量が非常に多い:語彙レベルは標準的ですが、和訳や内容説明において文脈を正確に把握し、こなれた日本語で表現する「国語力」に近い能力が求められます。
  • 英作文:自由英作文(60〜80語程度)と和文英訳が出題されます。和文英訳では日本語のニュアンスをうまく噛み砕いて英語にする力が問われます。

数学(150分 / 600点)

難易度:標準~やや難
大問6題構成の理系学部共通問題です。
  • 計算量が非常に多い:難問ばかりではなく標準的な典型問題も多く含まれますが、計算量が多いため手際の良さが求められます。
  • 頻出分野:「微積分」「確率」「ベクトル」「複素数平面」が頻出です。
  • 論証重視:答えだけでなく「論証の過程」が厳しく見られます。「答えは合っているが減点される」ことがないよう、論理的な記述力が必須です。

理科(2科目150分 / 600点)

難易度:やや難(医学部合格者層にとっては標準)
  • 物理:力学、電磁気が頻出。前半は基礎的ですが、後半にかけて設定が複雑化し、高度な思考力が問われます。描図問題や論述も含まれます。
  • 化学:理論、無機、有機からバランスよく出題されます。特に有機の構造決定は難易度が高い年があります。全体的に計算量が多く、手際よい処理が必要です。
  • 生物:論述・考察問題の難易度が高い傾向にあります。実験考察問題が多く、リード文を読み解く読解力と、論理的に説明する記述力が求められ、知識だけでは太刀打ちできません。

2. 合格ラインと目標点

医学部医学科の合格には、共通テストと二次試験を合わせた総合点で高い得点率が必要です。数学や理科で失敗しても、英語で安定して稼ぐなど、トータルで7割を超える戦略が必要です。

共通テスト目標 85%〜88%
ボーダーラインは86%前後とされています。
二次試験目標 65%〜70%以上
問題難易度によりますが、合格者平均が75%〜80%になる年もあります。
総合合格ライン 75%〜78%程度
(年度により変動あり)

3. 制限時間の厳しさ

全体的に時間的な余裕はあまりなく、高い処理能力が求められます[3]。

  • 英語(厳しい):100分で長文2題+英作文2題はかなりタイトです。速読即解が求められ、悩んでいる時間はほとんどありません。
  • 数学(普通〜やや厳しい):150分で6題(1問25分)。医学部合格のためには「解ける問題(3〜4完)」を確実に解き、難問は部分点狙いという戦略でマネジメント可能です。
  • 理科(厳しい):2科目で150分(1科目75分)。特に生物や物理は考察や計算に時間がかかるため、時間配分を誤ると致命的です。化学を素早く終わらせて他科目に時間を回す戦略が一般的です。

4. 共通テストで失敗した場合の逆転可能性

逆転の可能性:理論上は「大いにあり」だが、実質は「実力勝負」

2025年度入試より配点が変更され、共通テスト550点:二次試験2200点となりました。二次試験の比率が約80%と極めて高く、数値上は逆転の余地が非常に大きいです。

しかし、東北大の入試問題は「実力が正当に反映される良問」が多いのが現実です。そのため、共通テストで高得点を取る基礎力がある層は、二次試験でも高得点を取る傾向にあります。

「共通テストで失敗したから二次で逆転」できるのは、「記述模試では常にA判定だが、共通テストでたまたまマークミスした」ような圧倒的記述力を持つ層に限られると考えたほうが安全です。基本的には共通テストで8割台後半を確保して逃げ切るのが王道です。

5. 小論文・面接試験(重要)

東北大学医学部の大きな特徴として、面接の配点が非常に高いことが挙げられます。2025年度より400点という高配点が設定されました。

試験形式と内容

  • 小作文(試験1日目):筆記試験終了後に30分程度実施。点数化はされませんが、面接の資料として使われます。テーマは「社会が平和になるためには」「DEIについて」など抽象的なものや社会問題が多いです。
  • 面接(試験2日目):個人面接(5分×3回など)。受験生1人に対し面接官1人のブースを回る形式などが取られます。

面接では、小作文の内容についての深掘りや、志望動機、医療時事への意見などが問われます。「魔法が使えたら何をするか」といったユニークな質問で対応力を見られることもあります。400点という配点の重さを考慮し、アドミッション・ポリシー(研究医の育成など)を理解した上で、医師としての適性をしっかりアピールする必要があります。