【2026年度入試】横浜市立大学医学部医学科の共通テスト配点・ボーダー・足切りライン徹底分析
横浜市立大学(YCU)医学部医学科は、首都圏の公立医学部として極めて高い人気と難易度を誇ります。2026年度入試では、新学習指導要領への移行に伴い、共通テストの科目や配点に重要な変更が加えられています。
本記事では、最新の入試要項と過去のデータに基づき、合格に必要な得点率や足切りラインの推移を解説します。
1. 2026年度 共通テストの配点と変更点
2026年度入試の最大の特徴は、新教科「情報」の追加と、国語における「近代以降の文章(現代文)」のみの採用です。共通テストの配点は合計1,000点満点に換算されます。
共通テスト配点内訳(1,000点満点)
| 教科 | 科目詳細 | 素点 | 換算配点 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 近代以降の文章 | 100 | 200 | 古文・漢文は除外 |
| 数学 | 数ⅠA、数ⅡBC | 200 | 200 | 各100点として計算 |
| 英語 | リーディング | 100 | 240 | 配点比率が高い |
| リスニング | 100 | 60 | ||
| 理科 | 物理・化学・生物から2科目 | 200 | 200 | 各100点として計算 |
| 地歴公民 | 指定科目から1科目 | 100 | 50 | 50点に圧縮 |
| 情報 | 情報Ⅰ | 100 | 50 | 新設(50点に圧縮) |
| 合計 | 1,000 |
重要なポイント
- 英語のリーディング重視: 英語の配点300点のうち、リーディングが240点(80%)を占めます。速読力と正確な読解力が求められます。
- 国語の負担軽減と競争激化: 現代文のみとなるため、理系受験生にとって対策時間は減りますが、現代文での失点が致命傷になる可能性があります。
- 二次試験との比率: 共通テスト1,000点に対し、二次試験(個別学力検査)は 1,400点 です。二次試験重視の配点ですが、後述する足切りラインが高いため、共通テストでの失敗は許されません。
2. 合格ボーダーライン(目標得点率)
予備校各社によるデータおよび2025年度入試の結果を分析すると、合格には極めて高い共通テスト得点率が求められます。
予想ボーダーライン
- 河合塾予想: 88%(一般枠)
- 地域医療枠・神奈川県指定診療科枠も 87% と予想されており、枠による難易度差はほとんどありません。
- ベネッセ・駿台データ: 90%(B判定基準)
- 松濤舎(合格者平均レベル): 87.4%
目標: 共通テストでは 88%〜90% の得点が安全圏の目安となります。偏差値換算では67.5〜71.0程度が求められます。
3. 第一段階選抜(足切り)の推移と予測
横浜市立大学医学部では、志願者が募集人員の 約3倍(約210名) を超えた場合、第一段階選抜(足切り)が実施されます。
足切りラインの推移(過去4年)
2025年度入試では、共通テストの平均点上昇に伴い、足切りラインが 83.0% へと急騰しました。
| 年度 | 志願者数 | 足切り合格者数 | 足切りライン(得点率) |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 284名 | 211名 | 83.0% (829.7/1000) |
| 2024年度 | 250名 | 210名 | 77.3% (772.6/1000) |
| 2023年度 | 228名 | 200名 | 75.3% (752.6/1000) |
| 2022年度 | 245名 | - | 74.1% (741.4/1000) |
2026年度の展望: 大学の募集要項には「原則として750点(75%)以上」という基準がありますが、実質の足切りラインはこれを大きく上回ります。2025年度のような高得点勝負になった場合、80%を超えても足切りに遭うリスク があるため、共通テスト対策をおろそかにできません。
4. 二次試験(個別学力検査)の対策
共通テストを突破した後の二次試験は、以下の配点で行われます。
- 英語: 400点
- 数学: 400点
- 理科: 600点(2科目)
- 小論文・面接: 段階評価(点数化されないが、評価が低いと不合格になる可能性あり)
- 合計: 1,400点
戦略: 配点の 約43% を占める 理科(600点) が合否を分ける鍵となります。また、面接や小論文では、大学のアドミッション・ポリシー(高い倫理観や協調性)に合致しているかが厳しく問われます。
まとめ
2026年度の横浜市立大学医学部医学科入試は、以下の3点が重要です。
- 共通テストでの高得点確保: 足切りラインが83%に達することもあるため、9割 を目指す準備が必要です。
- 新科目・配点変更への対応: 「情報Ⅰ」の対策と、配点が高い英語リーディング、現代文での失点を防ぐことが必須です。
- 理科重視の二次対策: 共通テスト後は、配点の高い理科(600点)を中心に記述力を磨くことが合格への近道です。
※本記事の情報は2025年時点の出典に基づいています。最新情報は必ず横浜市立大学の公式「学生募集要項」をご確認ください。