山口大学医学部 2026年度二次試験対策:傾向と合格戦略
山口大学医学部の入試は、共通テストの配点比率が高い「先行逃げ切り型」が特徴です。しかし、二次試験(個別学力検査)で安定した得点力を発揮できなければ、合格を勝ち取ることはできません。本記事では、最新の入試データに基づき、二次試験の配点や科目別対策を徹底解説します。
1. 入試の構造と配点・合格ライン
山口大学の配点比率は、共通テストと二次試験が概ね「3:2」の割合となっています。
| 試験区分 | 配点詳細 | 合計 |
|---|---|---|
| 共通テスト | 950点(国200, 数200, 理200, 英200, 社100, 情50) | 1550点 |
| 二次試験 | 600点(英200, 数200, 理200)+ 面接 |
合格者の目安
- 総合得点率:例年 75%〜80%程度 が合格の目安です。
- 二次試験の目標:共通テストでボーダー(約80〜85%)を確保した場合、二次試験では 7割〜7割5分以上 の得点を目指すのが安全圏と言えます。
【逆転の難易度について】
共通テストの配点比率が高く、二次試験の問題は標準レベルが多いため、受験生の間で点差がつきにくい傾向があります。そのため、共通テストでの失点を二次試験で大幅に逆転することは「非常に困難」と考え、共通テストで85%以上の得点を確保することが最短ルートとなります。
共通テストの配点比率が高く、二次試験の問題は標準レベルが多いため、受験生の間で点差がつきにくい傾向があります。そのため、共通テストでの失点を二次試験で大幅に逆転することは「非常に困難」と考え、共通テストで85%以上の得点を確保することが最短ルートとなります。
2. 各科目の難易度・対策ポイント
全体として「標準レベルの問題が多く、記述力が重視される」のが特徴です。
英語:標準レベルだが高い記述力が必須
- 難易度:標準的で、医学部特有の難解な単語は少ないですが、内容説明や要約などの国公立らしい記述量が求められます。
- 制限時間:120分(大問3題)。速読力があれば十分に見直しの時間が確保可能です。
- 特徴的な出題:大問3では、会話文の状況を踏まえた 手紙やメールの空所補充(英作文) が頻出しており、過去問での慣れが必要です。
数学:高得点勝負の標準問題
- 難易度:他学部と共通の「理系β」を使用するため難問は少ないですが、その分ミスが命取りになる高得点勝負となります。
- 制限時間:150分(大問4題)。時間はたっぷりとあり、丁寧に計算・論証を記述する余裕があります。
- 頻出分野:数Ⅲの微積分 は毎年必出です。その他、ベクトル、複素数平面、確率も頻出で、証明問題もよく出題されます。
理科:時間配分とプロセス重視
- 難易度:教科書から重要問題集レベルの標準問題が中心です。
- 制限時間:2科目で150分。数学に比べると、記述や計算の量によっては時間がタイトになる場合があります。
- 物理:力学・電磁気が中心。導出過程の記述や描図問題に注意が必要です。
- 化学:全範囲からバランスよく出題。構造決定や論述問題も頻出です。
- 生物:論述の比重が高く、100字程度の論述を素早くまとめる練習が欠かせません。
3. 面接・小論文(適性と地域医療)
面接試験(前期・後期共通)
面接官3人に対し受験生1人の個人面接で、2回(各10分程度)行われる のが最大の特徴です。
- 1回目:志望動機や高校生活など、受験生自身に関する質問。
- 2回目:「なぜ山口大学か」「山口県の地域医療について」など、大学への志望度や医師としての適性が問われます。
小論文(後期試験)
120分〜150分で課題文読解型が行われます。特徴として 英文の課題文(科学雑誌などからの引用) が出題されることが多いため、英語の読解力も必要です。テーマはAIと医療、遺伝子治療など医療・科学系が中心となります。
合格への戦略まとめ
- 共通テストで逃げ切る:まずは85%以上を目標にアドバンテージを作ることが最優先です。
- 二次試験は「ミスゼロ」:難問攻略よりも、標準問題を確実に解き、減点されない答案を作る完成度が重要です。
- 記述対策の徹底:数学の証明、英語のメール作成、理科の論述など、書く力を磨きましょう。
- 地域医療への理解:面接に向け、山口大学の特色や地域医療への貢献意欲を明確にしておきましょう。
※本記事の情報は2025/2026年度入試の目安に基づいています。出願の際は必ず最新の募集要項をご確認ください。