和歌山県立医科大学 医学部 共通テスト徹底解説(配点・ボーダー・足切り)
和歌山県立医科大学(和医大)の入試において、共通テストは合否を分ける重要な要素です。本記事では、最終合格判定に使われる独特な「圧縮配点」や、注意が必要な「足切りライン」について詳しく解説します。
1. 共通テストの配点(600点満点)
和医大の最終的な合否判定に使われる共通テストの配点は、素点(1000点満点)を600点に圧縮したものです。
最大の特徴は、理科と英語の配点比率が高く、文系科目(国語・社会・情報)の配点が低く抑えられている点です。理科と英語での失敗は致命的になり得るため、重点的な対策が必要です。
| 教科 | 科目 | 満点(圧縮後) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 国語 | 100点 | 素点200点を1/2に圧縮 |
| 数学 | 数IA・数IIBC | 100点 | 素点200点を1/2に圧縮 |
| 理科 | 物理・化学・生物から2科目 | 150点 | 素点200点を0.75倍に圧縮 (基礎科目は不可) |
| 英語 | 英語(リーディング・リスニング) | 150点 | 素点200点を0.75倍に圧縮 ※R150点:L50点(3:1)に換算後圧縮 |
| 地歴公民 | 地歴・公民から1科目 | 50点 | 素点100点を1/2に圧縮 (第1解答科目を採用) |
| 情報 | 情報Ⅰ | 50点 | 素点100点を1/2に圧縮 |
| 合計 | 600点 |
英語の傾斜配点について
リーディング150点:リスニング50点(3:1)というリーディング偏重の配点に換算された後、全体の配点に合わせて圧縮されます。
リーディング150点:リスニング50点(3:1)というリーディング偏重の配点に換算された後、全体の配点に合わせて圧縮されます。
2. ボーダーライン(合格目標ライン)
共通テストで目指すべき得点率(ボーダーライン)は、例年82%〜83%程度です。
- 河合塾予想: 83%(498点/600点)前後が合格可能性50%ライン
- ベネッセ・駿台データ: B判定(合格可能性60%以上)の目安として85%が示されることもあります
共通テストで85%以上を確保できれば、二次試験(個別学力検査)での負担が軽減され、精神的にも余裕を持って臨むことができます。
3. 足切りライン(第一段階選抜)
【重要】足切り判定は900点満点計算!
第一段階選抜(足切り)の判定には、最終合否用の600点満点ではなく、900点満点の配点が使われます。計算方法が異なるため注意が必要です。
第一段階選抜(足切り)の判定には、最終合否用の600点満点ではなく、900点満点の配点が使われます。計算方法が異なるため注意が必要です。
足切りの実施条件と基準点
- 実施条件: 志願倍率が募集人員の約3.4倍を超えた場合
- 基準点: 共通テスト(900点満点)で630点以上(得点率70%)
原則として、630点未満の場合は不合格となり、二次試験に進めません(平均点が著しく低い場合などは調整の可能性あり)。
足切り判定用の配点(900点満点)
足切り判定時は、主要科目の圧縮率が低く、素点に近い形で計算されます。最終判定では圧縮される国語や数学も、足切り判定では200点満点で扱われます。
| 教科 | 配点(足切り用) | 備考 |
|---|---|---|
| 国語 | 200点 | 素点のまま |
| 数学 | 200点 | 素点のまま |
| 理科 | 200点 | 素点のまま |
| 英語 | 200点 | R150点:L50点に換算 |
| 地歴公民 | 50点 | 100点を1/2に圧縮 |
| 情報 | 50点 | 100点を1/2に圧縮 |
2024年度、2025年度ともに倍率条件を超過し足切りが実施されています。国語や数学で大失敗すると、この70%ラインを下回るリスクがあるため、「足切りはあるもの」として対策しましょう。
まとめ
- 配点比率: 共通テスト600点:二次試験700点。
- 重要科目: 共通テストでは英語・理科の配点比率が高い。
- 目標得点: 83%以上(できれば85%)を目指す。
- 最優先事項: 900点満点換算で630点(70%)の足切りラインを絶対に下回らないこと。
※本記事の情報は2025年12月時点の資料に基づいています。出願の際は必ず最新の「学生募集要項」をご確認ください。