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2026年度 医学部入試まで、

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鳥取大学医学部 2026年度:二次試験(個別試験)徹底対策ガイド

鳥取大学医学部医学科の二次試験は、難問・奇問が出題されにくい「基礎~標準レベル」の試験として知られています。しかし、それは「簡単で合格しやすい」という意味ではなく、「高得点勝負のためミスが許されない」という厳しい戦いを意味します。

本記事では、2026年度入試に向けた二次試験の科目別対策、配点、合格ライン、そして面接のポイントについて詳しく解説します。

1. 全体像と各科目の難度・対策

全体として、難関大向けの難しい問題集に手を出すことは推奨されません。標準的な問題集を完璧に仕上げることが最良の対策となります。

英語(200点)

難度:標準~やや易

長文読解は医学部入試としては易しく、読みやすい文章が多いのが特徴です。一方で、京大風の和文英訳や自由英作文が出題され、ここで差がつきます。

  • 長文読解:易しいため、全問正解を狙うつもりで精度を高める必要があります。
  • 自由英作文:形式が定まっていない年もありますが、80〜100語程度で自分の意見を論理的に書く練習が必須です。

数学(200点)

難度:標準レベル

旧帝大や地方国公立レベルの標準問題に、非常に丁寧な誘導がついているイメージです。計算問題と論証問題がバランスよく出題されます。

  • 頻出分野:「微分・積分(数III)」「確率」「数列・ベクトル」
  • 対策:『青チャート』や『Focus Gold』などの網羅系参考書を完璧にし、典型問題を「瞬殺」できるレベルに仕上げることが重要です。

理科(2科目 200点)

難度:易~標準
  • 物理:標準的。描図や論述が少し出ますが、難問系問題集は不要です。
  • 化学:かなり易しい傾向にあります。教科書レベルの基礎知識と標準的な計算ができれば高得点が狙えます。無機・高分子もしっかり出題されます。
  • 生物:知識問題が中心で、考察問題も典型的です。ただし、100字程度の記述問題が出ることがあるため論述対策は必要です。

2. 配点と合格ライン

2025年度入試より「情報I」が追加され、配点が変更されています。共通テスト重視の傾向は変わりません。

【配点比率(合計1620点)】
  • 共通テスト:920点(約57%)
  • 二次試験:700点(約43%)
※二次試験の内訳:数学200 / 英語200 / 理科200 / 面接100

目標得点ライン

  • 合格最低得点率:約76%~80%
  • 目標:共通テストで80%以上、二次試験でも75%~80%程度の得点率が求められます。

問題が易しいため合格者平均点は非常に高く、7割では安心できません。8割を目指す戦いになります。

3. 制限時間の厳しさ

鳥取大学は、医学部入試の中では「時間に余裕がある」部類に入ります。

  • 英語(90分):長文の分量がさほど多くなく、見直しや英作文の推敲に時間を使えます。
  • 数学(120分):計算量が多い問題もありますが、難問で手が止まることが少ないため、完答も十分狙える時間設定です。
  • 理科(180分):時間は非常に余裕があります。1科目あたり90分使えますが、生物や化学は60分程度で解き終わる受験生も多く、見直しに十分な時間を割けます。

4. 共通テストで失敗した場合の逆転は?

結論から言うと、逆転は「極めて困難」です。

  1. 共通テストの配点比率が高い(約57%)ため、ここでの失点は大きな痛手となる。
  2. 二次試験の問題が標準的(易しめ)であるため、上位層・合格者層は二次試験で高得点を取ってくる。差がつきにくく、「自分だけが超高得点を取って挽回する」というジャイアントキリングが起きにくい構造です。

したがって、まずは共通テストでボーダーライン(80%以上)を確実に確保することが最優先の戦略となります。

5. 面接試験の形式と重要テーマ

前期日程では小論文は課されず、面接(100点)のみ実施されます。

  • 形式:個人面接(面接官2名:受験生1名)、10分程度
  • 雰囲気:和やかで世間話のような雰囲気で進むことが多いですが、地域医療に関しては深く聞かれることもあります。

頻出質問テーマ

  • 志望動機(なぜ医師か、なぜ鳥取大学か)
  • 鳥取県の地域医療について(医師不足、偏在などへの理解)
  • 将来、鳥取県で働く意思があるか

対策のポイント:事前に提出する「志望理由書」の内容をもとに質問されます。特に「鳥取県の地域医療」については必ずリサーチし、「なぜ地元ではなく鳥取なのか」「鳥取の医療にどう貢献できるか」を具体的に話せるように準備しておく必要があります。

【まとめ】鳥取大学医学部 合格の鉄則

  1. 難問対策は不要:教科書レベルの基礎~標準問題を「100発100中」にする精度を磨く。
  2. 共通テスト逃げ切り型:共通テストでの失敗からの逆転は難しいと考え、共通テスト対策を最優先にする。
  3. 高得点勝負:二次試験はケアレスミスが命取りになるため、検算や見直しのトレーニングを積む。
  4. 面接対策:鳥取の地域医療について調べ、ここで学ぶ意義を明確にする。