滋賀医科大学医学部 2026年度 共通テスト・入試対策ガイド
滋賀医科大学医学部への合格を目指す受験生に向け、2025/2026年度入試における共通テストの配点、ボーダーライン、そして近年変動の激しい「足切り」の実態を解説します。
1. 共通テスト・二次試験の配点特徴
滋賀医科大学の最大の特徴は、共通テストにおいて国語(200点)が圧縮されずにそのまま合否判定に使われる点です。一方で、数学・理科・英語は大幅に圧縮されます。
配点一覧表(満点1250点)
| 教科 | 共テ配点 | 二次配点 | 合計点 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 200 | - | 200 | 圧縮なし(最重要) |
| 地歴公民 | 100 | - | 100 | 第1解答科目 |
| 数学 | 100 | 200 | 300 | 共テは1/2に圧縮 |
| 理科 | 100 | 200 | 300 | 共テは2科目で1/2に圧縮 |
| 英語 | 100 | 200 | 300 | R:80 / L:20 の配点比率 |
| 情報 | 50 | - | 50 | 新設科目(1/2に圧縮) |
| 面接 | - | 段階評価 | - | 点数化なし(不適格なら不合格) |
| 合計 | 650 | 600 | 1250 |
【重要なポイント】
- 国語重視: 共通テスト650点満点のうち、約3割(200点)を国語が占めます。理系科目が得意でも、国語で失敗すると挽回が困難です。
- 英語の特殊傾斜: 共通テスト英語(100点満点換算)の内訳は、リーディング80点:リスニング20点です。リスニングの比重が非常に低く設定されています。
- 情報の追加: 2025年度入試より「情報I」が追加され、50点(100点を半減)が配点に含まれています。
2. 共通テストのボーダーライン
滋賀医科大学の共通テストボーダー(合格可能性50%ライン)は、国語や社会の配点が高いため、高得点率での争いとなります。2024年度(81〜82%)と比較して、2025年度以降はボーダーが上昇傾向にあります。
2025/2026年度 予想ボーダー得点率
- 予想レンジ: 83% 〜 86%
- 河合塾: 84%(偏差値65.0)
- ベネッセ・駿台: 86%(偏差値69)
※「情報I」の追加による満点変更(600点→650点)や、全体の易化傾向が上昇の要因となっています。
3. 足切り(第一段階選抜)の実施基準と実態
ここ数年、滋賀医科大学の足切り実施状況は激しく変動しており、受験生にとって最大のリスク要因となっています。
- 実施基準: 志願倍率が募集人員の約4.0倍を超えた場合に実施
- 足切りラインの目安: 公表されていませんが、倍率が高い年は70%後半〜80%付近の得点がないと安心できません。
近年の実施状況(明暗が分かれた2年)
| 年度 | 志願倍率 | 実施 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 4.36倍 | なし | 基準の4倍を超えたが、全受験生が二次試験へ進んだ。 |
| 2025年度 | 6.49倍 | あり | 志願者が殺到し、124名が不合格(足切り)となった。 |
【注意点】
2024年に足切りがなかった反動で2025年に志願者が殺到し、大量の足切りが発生しました。2026年度以降も、「倍率が4倍を超えたら厳格に切られる可能性がある」と考えておく必要があります。出願時の倍率速報を注視しましょう。
2024年に足切りがなかった反動で2025年に志願者が殺到し、大量の足切りが発生しました。2026年度以降も、「倍率が4倍を超えたら厳格に切られる可能性がある」と考えておく必要があります。出願時の倍率速報を注視しましょう。
4. 合格最低点・平均点(2025年度入試結果)
2025年度(前期日程・一般枠)の実績データは以下の通りです。合格するには、共通テストと二次試験を合わせて約7割(69%〜70%)の得点が必要です。
- 満点: 1250点
- 合格最高点: 1002.85点(80.2%)
- 合格者平均点: 908.46点(72.7%)
- 合格最低点: 864.07点(69.1%)
5. まとめと戦略
滋賀医科大学を志望する場合の戦略は明確です。
- 「国語」で逃げ切る: 多くの医学部受験生が理数科目に注力する中、ここでは国語が200点分そのまま評価されます。ここで高得点を取ると、他大学よりも圧倒的に有利になります。
- 共通テストでの失点を防ぐ: 二次試験の配点比率(48%)も高いですが、数学・理科は難問も出題されるため、共通テストで大きく失敗すると挽回が困難です。
- 面接落ちに注意: 面接は「段階評価」であり、点数化されません。基準を満たさないと学力試験が満点でも不合格になるため、アドミッション・ポリシー(地域医療への貢献など)を深く理解しておく必要があります。
💡 例え話:滋賀医科大入試は「水泳が長いトライアスロン」
滋賀医科大学の入試は、「水泳(国語・社会)の距離が異常に長いトライアスロン」のようなものです。
いくらバイク(数学)やラン(理科)が得意なアスリートでも、最初の水泳で溺れてしまったり(足切り)、タイムを失いすぎると(ボーダー割れ)、後半でどんなに追い上げてもゴール(合格)には届きません。
※情報は最新の22026年度予想に基づきますが、最終的な出願にあたっては必ず大学公式の「学生募集要項」をご確認ください。