【2026年度入試対応】新潟大学医学部医学科:共通テスト配点・ボーダー・足切りの完全分析
新潟大学医学部医学科は、旧六医科大学としての伝統と高い臨床・研究レベルを誇り、北陸・甲信越地方の難関校として知られています。2026年度入試では後期日程が廃止され、定員が前期日程や推薦枠に振り分けられるなど、入試構造に大きな変革が起きています。
本記事では、合格に向けた戦略の基礎となる「配点」「ボーダーライン」「足切り」の3点について解説します。
1. 共通テストの配点:理数英重視の「800点満点」
新潟大学医学部(前期)の共通テスト配点は、2025年度入試より「情報I」が追加され、合計800点満点となっています。最大の特徴は、理系科目と英語を重視し、文系科目と情報の配点を半分に圧縮する「傾斜配点」です。
| 教科 | 科目 | 素点 | 新潟大配点 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 英語 | R / L | 200点 | 200点 | 圧縮なし(R:160 / L:40) |
| 数学 | 数IA / 数IIBC | 200点 | 200点 | 圧縮なし |
| 理科 | 2科目選択 | 200点 | 200点 | 圧縮なし |
| 国語 | 現代文/古典 | 200点 | 100点 | 0.5倍に圧縮 |
| 地歴公 | 1科目選択 | 100点 | 50点 | 0.5倍に圧縮 |
| 情報 | 情報I | 100点 | 50点 | 0.5倍に圧縮 |
| 合計 | 1000点 | 800点 |
英語、数学、理科の配点比率が高いため、これらの科目での取りこぼしは致命的です。一方で、国語や社会、情報は配点が半分になるため、多少の失点は理数英でカバー可能です。特に英語は、リーディング160点・リスニング40点という配分になっており、読解力が重視されています。
2. ボーダーラインの推移と目標得点率
合格可能性50%(C判定)の目安となるボーダーラインは、非常に高い水準で安定しています。
- 予想ボーダー得点率:84% ~ 87%
- 2025年度入試データでは、合格者平均点は688.9点(得点率86.1%)でした。
- 大手予備校の分析によると、河合塾は84.8%、ベネッセは87%程度をボーダーラインとして設定しています。
- 合格者最低点(2025年度):75.8%
- 2025年度の合格者最低点は606.4点(75.8%)でした。ただし、これは二次試験で高得点を取った逆転合格のケースを含んでいるため、安全圏を目指すなら85%(680/800点)を目標にすべきです。
3. 足切り(二段階選抜)の基準と2026年度のリスク
新潟大学医学部では、志願者が募集人員の一定倍率を超えた場合、共通テストの点数による第一段階選抜(いわゆる足切り)を実施します。
足切り実施基準と近年の状況
- 予告倍率:募集人員の約4.0倍
- 2025年度:実施せず(志願倍率約3.9倍)
- 2024年度:実施(志願倍率4.6倍、47名が不合格)
- 2023年度:実施(志願倍率4.3倍)
【2026年度入試の注意点:後期廃止の影響】
2026年度入試より、新潟大学医学部の後期日程が廃止されます。これにより、これまで後期日程に出願していた層や、手堅く合格を狙う受験生が前期日程に流入し、志願倍率が上昇する可能性があります。
倍率が4.0倍を超えると足切りが発動するため、共通テストで72%〜75%(約600点前後)を下回ると、二次試験を受けられないリスクが高まります。
4. 二次試験(個別学力検査)の重要変更点
合否を決定づける二次試験において、2026年度からは面接の重要性が劇的に高まります。
- 2025年度まで:数学・理科・英語(各400点)+面接(60点)=計1260点満点
- 2026年度から:数学・理科・英語(各400点)+面接(150点)=計1350点満点
面接の配点が60点から150点へと2.5倍に引き上げられました。共通テスト(800点)と二次試験(1350点)の合計で合否が決まるため、二次試験の配点比率は約63%と非常に高く、「二次逆転」も可能ですが、面接対策がおろそかだと大きな失点につながる配点構造へと変化しています。
まとめ
新潟大学医学部を目指す受験生は、以下の3点を意識して準備を進めてください。
- 共通テスト85%以上を確保し、足切りリスクを回避する。
- 理数英の基礎を固め、圧縮されない800点満点の中で高得点を狙う。
- 面接配点の増加(150点)を考慮し、学力対策だけでなく、医師としての適性やコミュニケーション能力を磨く対策を十分に行う。