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名古屋市立大学医学部:共通テスト配点・ボーダー・足切り徹底解説

名古屋市立大学医学部は、中部圏の医療を支える中核的な教育機関であり、公立大学医学部の中でもトップクラスの難易度を誇ります。合格を勝ち取るためには、独自の配点比率や二段階選抜(足切り)の仕組みを正確に把握することが不可欠です。

1. 共通テストの配点(2026年度入試)

2026年度(令和8年度)の一般選抜前期日程における共通テストの配点は、合計600点満点です。2025年度より新学習指導要領に基づき「情報Ⅰ」が追加され、配点体系が変更されています。

教科 指定科目・詳細 配点
国語 「国語」(近代以降の文章、古文、漢文) 125点
数学 「数Ⅰ・A」および「数Ⅱ・B・C」 125点
外国語 英語(リーディング 100点:リスニング 25点)等 125点
理科 物理、化学、生物から2科目 100点
地歴・公民 地理総合・探究、公共・倫理等から1科目 75点
情報 「情報Ⅰ」 50点
合計 6教科8科目 600点

特徴的なポイント

  • 文系科目の比重: 他の医学部と比較して、国語や地歴・公民の配点がやや高めに設定されているのが特徴です。
  • 英語の比率: リスニングの配点比率が低く、リーディング重視(4:1)の傾向があります。
  • 個別試験との比率: 共通テスト600点に対し、個別学力検査(二次試験)は1200点満点です。総点1800点に占める二次試験の比率は約67%と非常に高い「二次重視型」の入試です。

2. ボーダーラインの推移

名市大医学部の共通テストボーダーラインは、近年85%前後で高止まりしています。

ボーダー・合格ラインデータ

  • 2025年度ボーダー: 85% (512/600点)
  • 2024年度ボーダー: 83% (459/550点)
  • 2026年度予想: ボーダー得点率 86%、偏差値 65.0 と予想されています。
  • 合格者平均点(2025年): 86.6%(519.71点)

二次試験の配点が高いため、共通テストでボーダーを少し下回っても逆転は可能ですが、足切りのリスクを考慮すると85%以上を確保しておくのが安全圏といえます。

3. 足切り(第一段階選抜)ライン

名市大医学部では、志願者が募集人員(60名)の約3倍に達した場合、共通テストの成績による第一段階選抜(足切り)を実施します。

実施基準と実績

  • 実施基準: 募集人員の約3倍(約180名)を合格者とするほか、総配点の概ね75%以上という目安が設けられています。
  • 2025年度の実績: 207名の志願者のうち、26名が足切りにより不合格となりました。この時の足切り得点率は78.4%(470.5点)でした。

注意: 志願者が集中した場合、足切りラインは予告されている75%目安よりも高くなる傾向があるため注意が必要です。

4. まとめと対策

名古屋市立大学医学部は、「共通テストで85%以上を死守しつつ、配点の高い二次試験(特に数学・理科)で高得点を狙う」という戦略が王道です。特に二次試験の理科は2科目で400点と配分が大きく、合否に直結します。

入試構造のイメージ

この入試構造を例えるなら、「共通テストは二次試験という本舞台に立つための入場券、二次試験はその舞台で披露する主役のパフォーマンス」のようなものです。入場券(共通テスト)を確実に手に入れなければなりませんが、最終的な評価は舞台上での実力(二次試験)によって決まるのです。

※ 最新の募集要項は必ず大学公式HPをご確認ください。