宮崎大学医学部 2026年度入試:共通テスト配点・ボーダー・足切り徹底解説
2025年度入試より、共通テストに「情報I」が追加され、配点および満点が変更されています。宮崎大学医学部は、前期・後期ともに共通テストの比重が極めて高く、「共通テスト逃げ切り型」の入試構造と言えます。
1. 共通テスト・二次試験の配点(2025年度〜新課程対応)
【前期日程】配点内訳
共通テスト重視の配点です。二次試験での逆転が難しいため、共通テストでの高得点が必須条件となります。
| 試験区分 | 配点合計 | 科目・詳細 |
|---|---|---|
| 共通テスト | 1,000点 | 英語(200)、数学(200)、国語(200)、理科2科目(200)、地歴公民(100)、情報(100) |
| 二次試験 | 600点 | 英語(200)、数学(200)、理科2科目(200)、面接(評価により合否判定) |
| 合計 | 1,600点 | 共通テスト比率:62.5% |
- 特徴:共通テストの配点比率が62.5%と高く、二次試験の配点は標準的です。
- 面接:点数化される場合もありますが、募集要項上は「面接の評価が合格に達しない者は不合格」という扱いが明記されており、数値以上の重要性があります。
- 情報I:100点の配点があり、地歴公民と同じ重みを持つため、軽視できません。
【後期日程】配点内訳
後期日程は、事実上「共通テストの点数」で合否が決まる配点構造です。
| 試験区分 | 配点合計 | 科目・詳細 |
|---|---|---|
| 共通テスト | 1,000点 | 科目配点は前期と同じ |
| 二次試験 | 150点 | 英語(150)、面接 |
| 合計 | 1,150点 | 共通テスト比率:87.0% |
特徴:共通テスト比率が約87%に達します。二次試験は英語と面接のみで、学力試験での挽回はほぼ不可能です。
2. 共通テスト ボーダーライン・目標点
大手予備校のデータに基づくボーダーライン(合格可能性50%ライン)と、実際の合格者最低点の推移です。
ボーダーライン推移(河合塾・駿台等データ)
| 年度・日程 | 共通テスト得点率(ボーダー) | 備考 |
|---|---|---|
| 2025年 前期 | 82% | 1000点満点中 820点目安 |
| 2025年 後期 | 87% 〜 88% | 1000点満点中 870点以上目安 |
- 前期目標:共通テストで82%がボーダーですが、安全圏を狙うなら85%近くを目指す必要があります。
- 後期目標:九州大学や熊本大学からの志望変更組が流入するため、87%以上の極めて高い得点率が求められます。
実際の合格最低点・平均点(2025年度入試結果)
実際の入試結果を見ると、合格者はボーダーライン付近またはそれ以上の得点を取っていることがわかります。
前期日程
- 合格者平均点:1240点 / 1600点(得点率 77.5%)
- 合格者最低点:1198点 / 1600点(得点率 74.9%)
※これは二次試験を含めた総合点の得点率です。共通テスト単体ではより高い得点率が必要です。
後期日程
- 合格者平均点:993点 / 1150点(得点率 86.3%)
- 合格者最低点:963点 / 1150点(得点率 83.7%)
3. 足切り(第一段階選抜)のラインと実施状況
宮崎大学は志願倍率によって足切り(第一段階選抜)を厳格に実施する大学です。
実施基準(予告倍率)
- 前期日程:募集人員の 約6倍
- 後期日程:募集人員の 約14倍
足切り実施推移(前期日程)
| 年度 | 志願倍率 | 足切り実施 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 8.5倍 | 実施あり | 志願者382名中、112名が不合格(足切り) |
| 2024年 | 5.6倍 | 実施なし | 倍率が6倍を下回ったため全入 |
| 2023年 | 6.3倍 | 実施あり | 志願者が多く実施された |
分析:2025年は倍率が急騰し、100名以上が足切りされました。共通テストの点数が低い場合、出願自体がリスクとなります。
足切り実施推移(後期日程)
| 年度 | 志願倍率 | 足切り実施 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 15.9倍 | 実施あり | 238名中、18名が足切り |
| 2024年 | 23.3倍 | 実施あり | 350名中、50名が足切り |
注意点:後期は足切りライン自体が非常に高く(80%台後半)、共通テストで失敗した受験生の救済枠としては機能しにくい傾向があります。
4. 合格に向けた戦略まとめ
- 共通テスト特化の対策を:前期で配点の6割強、後期で9割近くを共通テストが占めます。特に「情報I」を含む全科目で穴を作らないことが最重要です。
- 二次試験は「標準問題」を落とさない:宮崎大学の二次試験(数学・理科・英語)は難問奇問が少なく、標準的な良問が中心です。そのため、合格者平均点が高くなりやすく、ケアレスミスが致命傷になります。
- 出願時のリサーチ活用:前期日程の足切り倍率(約6倍)を超えるかどうか、予備校のデータリサーチを必ず確認し、自身の共通テストの点数が第一段階選抜を通過できる位置にあるか冷静に判断する必要があります。
アドバイス:宮崎大学医学部は「コツコツと全科目を網羅的に学習し、苦手を作らない生徒」が受かりやすい配点・出題傾向です。共通テストで82%〜85%を確保できれば、合格への道は非常に近くなります。
※ 最新情報は必ず宮崎大学公式サイトの募集要項をご確認ください。