三重大学医学部 2026年度入試情報:共通テストボーダー・配点・足切り徹底解説
三重大学医学部を目指す受験生に向けて、2026年度入試に関連する共通テストの配点、ボーダーラインの推移、第一段階選抜(足切り)の状況をまとめました。2025年度の実績データを踏まえ、合格に向けた戦略を確認しましょう。
1. 共通テストと二次試験の配点(前期日程)
三重大学医学部(前期)の大きな特徴は、共通テストと二次試験(個別学力検査)の比率が拮抗しており、やや二次試験重視(約52%)の配点となっている点です。2025年度入試より新課程に対応し、「情報I」が追加されています。
共通テストの理科(200点)の比重が高く、数学・外国語・国語・社会は各100点と圧縮されます。一方、新設の「情報」は50点配点されます。
配点内訳(合計 1350点満点)
| 試験区分 | 教科 | 科目・詳細 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 共通テスト (650点) |
国語 | 国語 | 100 | |
| 地歴公民 | 世史, 日史, 地理, 倫理, 政経などから1科目 | 100 | 公民は「公共、倫理」または「公共、政経」 | |
| 数学 | 数IA, 数IIBC | 100 | ||
| 理科 | 物, 化, 生から2科目 | 200 | (100×2) 基礎科目は選択不可 | |
| 外国語 | 英, 独, 仏, 中, 韓から1科目 | 100 | 英語はR:L=2:1の比率 | |
| 情報 | 情報I | 50 | ||
| 二次試験 (700点) |
数学 | 数I, II, III, A, B, C | 200 | 数B(数列, 統計), 数C(ベクトル, 複素数平面等) |
| 理科 | 物, 化, 生から2科目 | 200 | (100×2) | |
| 外国語 | 英語 | 200 | ||
| 面接 | 面接 | 100 |
2. 共通テストボーダーラインの推移と予想
近年の共通テスト難化傾向や新課程導入により、ボーダーラインは変動しています。2025年度の結果と2026年度の予想データは以下の通りです。
ボーダー得点率(前期日程)
- 2026年度予想:82% ~ 84%
- 2025年度実績:84%
- 2024年度実績:81%
合格者データ(2025年度 前期・正規合格者)
実際の合格者がどの程度の点数を取っていたかを示すデータです。ボーダーラインだけでなく、合格者平均点を目指すことが重要です。
- 合格最低点(共テ):505.5点 / 650点(得点率 77.8%)
- 合格者平均点(共テ):554.5点 / 650点(得点率 85.3%)
共通テストで85%以上を確保できれば、合格者平均に乗り、二次試験での戦いが有利になります。逆に78%付近でも二次試験の挽回で合格が可能であることがわかります。
3. 「足切り」第一段階選抜の実施状況
三重大学は、志願者倍率によって第一段階選抜(足切り)を実施します。倍率の予告ラインと実際の結果には乖離があるため注意が必要です。
- 前期日程:募集人員の 5倍
- 後期日程:募集人員の 15倍
過去の実施状況(前期日程)
前期日程の定員75名に対し、志願者が375名を超えると実施される可能性があります。
| 年度 | 志願倍率 | 足切り実施 | 足切り人数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 3.3倍 | 実施せず | 0名 | 志願者249名で予告倍率割れ |
| 2024年度 | 8.0倍 | 実施 | 224名 | 志願者599名と殺到し、大規模な足切り発生 |
| 2023年度 | 4.7倍 | 実施せず | 0名 |
2024年度は倍率が8.0倍まで跳ね上がり、200名以上が不合格(受験不可)となる厳しい年となりましたが、翌2025年度は揺り戻しで倍率が3.3倍まで下がり、足切りは実施されませんでした。三重大学は隔年で倍率が変動しやすい傾向があるため、出願状況を注視する必要があります。
後期日程の状況
後期日程(定員10名)は、例年20倍を超える高倍率となり、第一段階選抜が常態化しています。
- 2025年度:20.4倍(足切り54名)
- 2024年度:22.9倍(足切り79名)
4. 合格に向けた戦略ポイント
共通テストでの「理科」重視
共通テスト配点の中で理科は200点と最も比重が大きいです。国語や社会が100点に圧縮される中、理科での失点は痛手となります。
二次試験は「標準問題」の完成度勝負
三重大学の二次試験(数学・理科)は、難問・奇問が少なく、標準的な良問が出題される傾向にあります。そのため、合格者平均点が高くなりやすく、ケアレスミスが致命傷になります。標準問題集を完璧に仕上げる対策が有効です。
面接試験
面接点は100点ありますが、基本的には差がつきにくく、多くの受験生が90点前後となる傾向があると言われています。ただし、医師としての適性やコミュニケーション能力はしっかり見られるため、慢心は禁物です。
まとめ
2026年度入試を目指す場合、共通テストの目標は 84%~85% となります。特に前期日程では、2024年度のような志願者殺到による「足切り実施」のリスクを考慮し、共通テストのリサーチ結果と出願速報を慎重に見極める必要があります。