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2026年度 医学部入試まで、

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【2026年度入試】
神戸大学医学部 2次試験(個別学力検査)徹底分析:傾向と対策

旧帝大に次ぐ最難関の一つ、神戸大学医学部医学科。その試験特徴は一言で言えば「高得点勝負」です。
出題される問題自体は「標準~やや難」レベルの良問が中心ですが、合格者平均点が非常に高く、些細なミスが命取りになります。本記事では、2026年度入試に向けた2次試験の傾向、配点、合格戦略について解説します。

1. 各科目の難易度と出題傾向

全体として教科書内容を逸脱する奇問は少なく、オーソドックスな良問が揃います。医学部受験生としては「標準問題をいかに落とさないか」が問われる試験です。

  • 英語【標準~やや難】
    長文読解3題+自由英作文1題の構成。テーマは医療、科学、環境、社会問題などアカデミックな内容が多く、語彙レベルは高めです。記述式(和訳・内容説明)の比重が高く、高い精読力が求められます。
  • 数学【標準~やや難】
    理系学部共通問題を使用。数IIIの微積分、確率、数列、ベクトルが頻出です。全問記述式で証明問題もよく出題されます。難問ばかりではありませんが、論理的な記述力と高い計算力が必要で、医学部受験生内で差がつきやすい科目です。
  • 物理【標準】
    力学、電磁気が頻出で、残る1題は熱力学・波動・原子から出題。導出過程の記述や描図が求められるのが特徴で、物理現象の本質的な理解が必要です。
  • 化学【標準】
    理論・無機・有機・高分子からバランスよく出題。特に有機化学(構造決定や高分子)の比重が高く、計算過程や論述を求められることもあります。難易度は標準的ですが、分量は多めです。
  • 生物【標準】
    教科書レベルの知識をベースにしつつ、論述問題(50字〜140字程度)の割合が非常に高いのが特徴。実験考察問題も多く、知識を正確に文章化する表現力が問われます。

2. 配点と合格ライン

2025年度入試より共通テストに「情報」が追加され、配点構造が変更されています。2次試験の配点比率は約56%です。

試験区分 配点 備考
共通テスト 380点 国80, 数80, 英80, 理80, 地公40, 情20
2次試験 480点 英160, 数160, 理160, 面接(点数化なし)
合計 860点 共通テスト約44%:2次試験約56%

目標得点率

合格者平均点は例年非常に高いレベルで推移しています。

  • 共通テスト目標:87%~90%
    (合格者平均は例年88%前後)
  • 2次試験目標:75%前後
    (360点/480点程度)

総合での合格最低点得点率は約80%です。数学や理科が得意な受験生は、これらの科目で8割以上を狙う戦略が一般的です。

3. 制限時間の厳しさ(タイムマネジメント)

神戸大学医学部は「時間との勝負」になる科目が多いため、過去問演習によるスピード養成が不可欠です。

科目 時間 厳しさ ポイント
英語 80分 厳しい 長文の語数と記述量が多いため、速読と自由英作文の処理能力が必須。
数学 120分 普通~余裕 大問5題。誘導が丁寧なため、標準問題を確実に解く時間は十分にあります。
理科 120分(2科目) 厳しい 物理・生物は記述量が多く時間が不足しがち。解きやすい科目を50~55分で切り上げる戦略が有効。

4. 共通テスト失敗からの「逆転合格」は可能か?

⚠️ 結論:逆転合格の難易度は「極めて高い」

共通テストで大きく失敗した場合(例えば75%程度)、2次試験での挽回は非常に困難です。理由は以下の2点です。

  1. ライバルが高得点層であること:合格者平均は総合80%を超えており、周囲は共通テストで失敗していません。
  2. 2次試験が「標準レベル」であること:難問が少ないため、上位層が点数を落としにくく、差がつきにくい傾向があります。

逆転するには2次試験で85%以上(ほぼ満点に近いパフォーマンス)が求められることになり、現実的には非常に厳しい戦いとなります。

5. 小論文・面接試験

小論文

前期日程(一般選抜)では実施されません

面接試験

個人面接形式(面接官3人 vs 受験生1人)で10分~15分程度行われます。点数化はされませんが、医師としての適性に欠けると判断された場合は、学力試験の結果に関わらず不合格となります。

  • 主な質問テーマ:
    • 医師志望理由、神戸大学志望理由
    • 高校生活での活動、調査書の内容
    • 医療ニュース(AI医療、働き方改革、地域医療など)への関心
    • 研究医(リサーチマインド)への興味

まとめ:合格への戦略

神戸大学医学部合格の王道は、「共通テストで高得点を確保し、2次試験では標準問題を確実に解き切って逃げ切る」ことです。特に2次試験では、難問を解く力よりも「減点されない答案作成力」と「苦手科目を作らないバランス」が合否を分けます。

※本記事の情報は2026年度入試に向けた資料および過去のデータを基に作成しています。最新の入試情報は必ず神戸大学公式サイトをご確認ください。