神戸大学医学部 入試情報(2026共通テスト関連):配点・ボーダー・足切り完全ガイド
最難関の一つである神戸大学医学部(前期日程)。2026年度入試に向けた共通テストの配点構造、ボーダーラインの推移、そして近年厳格化傾向にある「足切り(第一段階選抜)」について解説します。
1. 入試配点と構造(2026年度)
神戸大学医学部の配点は、共通テストと個別学力検査(2次試験)の比率が「380点:480点」となっており、2次試験の配点比率が約56%とやや高めに設定されています。共通テストでの失敗を2次試験で挽回することは不可能ではありませんが、合格者平均点が非常に高いため、共通テストでの高得点は必須条件です。
共通テストの配点(380点満点)
素点(1000点満点)を 380点 に圧縮換算します。特に英語の「リーディング重視」の傾斜配点と、「情報I」の圧縮率の高さに注意が必要です。
| 教科 | 科目詳細 | 素点 | 換算後 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 外国語 | 英語(R/L) | 200 | 80 | R:64点 / L:16点 (4:1) |
| 数学 | 数IA・数IIBC | 200 | 80 | 素点×0.4 |
| 国語 | 現・古・漢 | 200 | 80 | 素点×0.4 |
| 理科 | 物・化・生から2 | 200 | 80 | 素点×0.4 |
| 地歴公民 | 1科目選択 | 100 | 40 | 素点×0.4 |
| 情報 | 情報I | 100 | 20 | 素点×0.2 |
| 合計 | 1000 | 380 |
ここがポイント
- 英語の傾斜配点:リーディングとリスニングの比率が「4:1」となっており、読解力が極めて重視されています。
- 情報の扱い:配点は20点(全体の約2.3%)と小さいですが、上位層の争いではこのわずかな差が合否に影響するため、決して軽視はできません。
個別学力検査(2次試験)の配点(480点満点)
2次試験は記述式の学科試験と面接です。学科試験は全教科均等配点であることが特徴です。
| 教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 英語 | コミュ英・論理表現 | 160 | |
| 数学 | 数I・II・III・A・B・C | 160 | B(数列), C(ベクトル等) |
| 理科 | 物・化・生から2 | 160 | |
| 面接 | 個人面接 | - | 点数化なし。適性判断に使用。 |
| 合計 | 480 |
2. 共通テストのボーダーライン推移
神戸大学医学部の共通テストボーダー得点率(合格可能性50%ライン)は、例年87%〜88%程度で推移しています。
| 年度 | ボーダー得点率 | 合格者平均得点率 |
|---|---|---|
| 2025年度 | 88% | 89.3% |
| 2024年度 | 88% | 87.9% |
| 2023年度 | 87% | 87.6% |
2025年度の合格者平均点は89.3%と非常に高く、ボーダーラインを上回っています。安全圏を目指すのであれば、90%(換算後342点/380点)近くを目標にする必要があります。
3. 第一段階選抜(足切り)の実施状況
志願者数が募集人員の 約3倍 を超えた場合、共通テストの成績による第一段階選抜(足切り)が実施されます。
⚠️ 2025年度は足切り実施あり
2025年度入試では倍率が3.2倍となり、予告倍率を超えたため実際に足切りが実施され、19名が不合格となりました。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 倍率 | 足切り実施 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 93名 | 299名 | 3.2倍 | あり |
| 2024年度 | 92名 | 278名 | 3.0倍 | なし |
| 2023年度 | 92名 | 256名 | 2.8倍 | なし |
判定基準:足切りは圧縮後の点数ではなく、素点(1000点満点)で行われる傾向があります。
近隣大学の入試変更等の影響で志願者が流入しやすく、今後も倍率3倍を超える可能性があります。共通テストで大きく失敗すると2次試験に進めないリスクがあるため注意が必要です。
4. 合格最低点と戦略
最終的な合格最低点(総合点)の推移は以下の通りです。
| 年度 | 総合点満点 | 合格最低点 | 得点率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 860点 | 687.04点 | 79.9% |
| 2024年度 | 810点※ | 649.68点 | 80.2% |
合格へのポイント
- 共通テストでの高得点確保:合格最低点は約80%ですが、合格者平均は83%を超えます。共通テストで9割近く取れていれば、2次試験での精神的余裕が生まれます。
- 苦手科目の克服:2次試験は英・数・理が各160点の均等配点です。特定の科目に特化するよりも、全教科で穴を作らないことが重要です。
- 面接対策:配点はありませんが、医師としての資質が厳しく見られます。AI活用や働き方改革など、最新の医療ニュースに対する見解を問われることもあるため、事前の準備が必要です。