【2026年度】金沢大学医学部 二次試験の傾向と対策・合格ライン分析
金沢大学医学部の二次試験(個別学力検査)は、非常に高い配点比率と独特な出題形式が特徴です。本記事では、2026年度入試に向けた各科目の難易度、合格ライン、そして合否を分ける「口述試験」のポイントを徹底解説します。
1. 合格ラインと目標得点率
2025年度の新配点における統計データに基づくと、合格には高い水準での得点力が求められます。標準的な問題でのケアレスミスが致命傷となる「高得点勝負」の試験といえます。
| 項目 | 2025年度実績・目安 |
|---|---|
| 二次試験 合格最低点 | 1563点(得点率 74.4%) |
| 総合合格最低点 | 2375点(得点率 77.9%) |
| 目標ライン | 二次試験で80%以上 |
💡 共通テストからの逆転可能性
金沢大学は共通テストと二次試験の配点比率が約3:7(950:2100)と極めて二次試験重視です。2025年度から二次試験の配点が倍増したため、1点の重みが増しており、共通テストでの多少のビハインドは学科試験や配点の高い「口述試験」で十分に挽回可能です。
2. 各科目の難易度と出題傾向
金沢大学の入試問題は、奇問よりも論理の連鎖を辿る「良問」が中心ですが、制限時間は非常にシビアです。
英語(90分 / 600点)
- ALL ENGLISH形式:国立大学では珍しく、設問も解答もすべて英語で構成されています。
- 速読力が必須:大問3題で計2,500語を超える英文を処理する必要があり、制限時間は非常に厳しいです。
- 自由英作文:独立した「小論文」はありませんが、英語試験内に80〜120語程度の自由英作文が含まれ、実質的な論述力が評価されます。
数学(120分 / 600点)
- 難易度:標準からやや難レベル。数学III(微積分・極限)、複素数平面、ベクトル、漸化式が頻出です。
- 特徴:誘導が非常に丁寧ですが、計算量は膨大です。発想力よりも正確かつ迅速な処理能力が試されます。
理科(2科目150分 / 600点)
物理・化学・生物から2科目を選択します。1科目あたり75分という時間は、医学部受験生であっても余裕はありません。
- 物理:基礎的な法則を複雑なモデルに適用させる問題が多く、年々難化傾向にあります。
- 化学:標準レベルですが高い情報処理能力が必要で、理論の計算や有機の構造決定で差がつきます。
- 生物:知識の再生よりも「実験データの解析」と「論理的記述」が重視されます。
3. 300点の配点を持つ「口述試験」
二次試験の「口述試験(面接)」には、主要科目の半分に相当する300点という巨大な配点が与えられています。これは合否に直結する重要な要素です。
⚠️ 評価形式
段階評価ではなく数値化され、医師としての適性、倫理観、志望意欲などが多面的に評価されます。
段階評価ではなく数値化され、医師としての適性、倫理観、志望意欲などが多面的に評価されます。
面接の形式と頻出テーマ
- 形式:面接官3名対受験生1名の個人面接(約15分)。
- アドミッション・ポリシー:倫理観や自ら学ぶ姿勢への適合性が問われます。
- 志望動機:「なぜ医師か」「なぜ金沢大学か(研究心や地域医療への関心)」が深掘りされます。
- 自己アピール:1分間程度での長所・短所のプレゼン能力。
- 時事問題:最近の医療ニュースや地域医療の課題についての意見。
4. まとめ:合格への戦略
金沢大学医学類の入試を突破するためには、以下の3要素をバランスよく鍛える戦略が必要です。
- 数学・理科における正確無比な計算力(ケアレスミスは命取り)。
- 英語での迅速な情報処理と発信力(ALL ENGLISHへの慣れ)。
- 高い配点の口述試験に向けた、医師としての明確なビジョンと表現力。
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最新の入試情報は必ず大学公式サイトの募集要項をご確認ください。