福井大学医学部 2026年度入試対策ガイド:共通テスト1000点満点化と合格戦略
2026年度の福井大学医学部入試は、新課程への対応に伴い大きな変化を迎えます。特に共通テストの配点変更や新科目の導入は、受験生の戦略に多大な影響を与えます。本記事では、最新の募集要項やデータに基づき、合格のためのポイントを詳しく解説します。
1. 2026年度 入試配点の変更点(新課程対応)
2026年度入試の最大の特徴は、共通テストの満点が 1000点 (前期日程)に変更されることです。これは、新設科目である 「情報Ⅰ」が100点配点 として加わるためです。
前期日程の配点(共通テスト重視)
前期日程における共通テストの配点比率は約59%(1000点/1700点)と高く、共通テストの得点が合否を大きく左右する「逃げ切り型」に近い配分となっています。
| 試験区分 | 科目 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト | 国語 | 200 | |
| 数学 | 200 | 数ⅠA、数ⅡBC | |
| 外国語 | 200 | R:150 / L:50 | |
| 理科 | 200 | 2科目選択 | |
| 地歴公民 | 100 | 1科目選択 | |
| 情報 | 100 | 新設 [1] | |
| 小計 | 1000 | ||
| 個別試験(2次) | 英語 | 200 | |
| 数学 | 200 | 数ⅠⅡⅢABC [1] | |
| 理科 | 200 | 2科目選択 | |
| 面接 | 100 | 点数化される | |
| 小計 | 700 | ||
| 合計 | 1700 |
後期日程の配点(超・共通テスト重視)
後期日程では、共通テストの配点が500点に圧縮される一方、2次試験は小論文(100点)と面接(120点)のみで学力試験は課されません。そのため、共通テストの得点率が合否に直結する極めて厳しい戦いとなります。
2. 共通テストボーダーライン(合格目標ライン)
大手予備校のデータに基づいた、合格可能性50%の目安となる得点率を整理しました。
前期日程:80%〜83%
- 予想ボーダー得点率: 80%〜83%
- 2025年度合格者平均: 約81.3%
福井大学は共通テストの比重が高いため、80%が最低限の防衛ラインとなります。確実に合格を狙うには、1000点満点中 820点(82%)以上 の確保が目標です。2次試験での逆転は不可能ではありませんが、非常に高いハードルとなります。
後期日程:87%〜88%
- 予想ボーダー得点率: 87%〜88%
- 2025年度合格者平均: 約88.4%
後期日程は募集人員が25名と少なく、難関校からの併願層が流入するため、ボーダーは跳ね上がります。共通テストでの些細なミスも許されない状況です。
3. 足切り(第1段階選抜)の実施基準と傾向
志願倍率が一定を超えた場合、第1段階選抜(足切り)が実施されます。日程によってその運用は大きく異なります。
実施予告倍率(2026年度)
- 前期日程: 募集人員の約 5倍
- 後期日程: 募集人員の約 7倍
| 年度 | 日程 | 志願倍率 | 足切り実施 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 前期 | 3.8倍 | なし | 予告倍率に届かず |
| 後期 | 17.6倍 | あり | 131名が不合格 | |
| 2024年度 | 前期 | 4.8倍 | なし | 予告倍率に迫るも実施せず |
| 後期 | 24.0倍 | あり | 274名が不合格 |
前期日程は近年倍率が落ち着いており、足切りは実施されない傾向にあります。一方、後期日程は例年10倍〜20倍を超える倍率となるため、確実に足切りが実施されます。共通テストで86〜88%以上の高得点を確保していない場合、門前払いとなるリスクが非常に高いのが現状です。
4. 合格に向けた戦略ポイント
- 「情報Ⅰ」を含む共通テスト対策の徹底: 新科目「情報Ⅰ」も100点の重みがあります。医学部受験では1点の差が命取りになるため、万全の対策が必要です。
- 2次試験は「標準問題」の完答を目指す: 数学・理科・英語は標準的な良問が多く、難問に固執するよりもミスなく解き切る力が求められます。
- 面接対策も侮らない: 面接は100点(前期)の配点があり、評価が著しく低い場合は不合格となる基準も存在します。地域医療への関心などを整理しておきましょう。