【2026年度入試対策】北海道大学医学部の共通テスト配点・ボーダー・足切り完全ガイド
北海道大学(北大)医学部は、旧帝国大学の一つとして非常に高い人気と難易度を誇ります。その入試制度は「物理必須」や「国語の配点比率が高い」など独自の特徴を持っており、戦略的な対策が不可欠です。
本記事では、2026年度入試に向けた最新データに基づき、配点構造やボーダーライン、足切りの実態について徹底解説します。
1. 入試配点:国語重視と「情報Ⅰ」の追加
北大医学部の入試は、共通テストと個別学力検査(二次試験)の合計点で合否が決まります。2026年度からは新課程入試に伴い、共通テストの配点に変更があるため注意が必要です。
共通テストの配点(315点満点)
2026年度より「情報Ⅰ」が点数化され、合計配点が従来の300点から315点に変更となります。
| 教科 | 科目詳細 | 配点 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 国語 | 80点 | 素点200点を80点に圧縮。他科目より比重が高い。 |
| 数学 | 数IA・数IIBC | 60点 | 2科目合計200点を60点に圧縮。 |
| 理科 | 2科目選択 | 60点 | 物理・化学・生物から2科目。200点を60点に圧縮。 |
| 外国語 | 英・独・仏・中・韓 | 60点 | 200点を60点に圧縮。 |
| 地歴公民 | 1科目選択 | 40点 | 100点を40点に圧縮。 |
| 情報 | 情報Ⅰ | 15点 | 2026年度より15点配点で追加。 |
| 合計 | 315点 |
ここがポイント!
- 国語の配点が高い:数学や理科、英語が60点に圧縮される中、国語のみ80点配点となっており、共通テスト段階では「国語力」が重視されています。
- 情報Ⅰの追加:2025年度までは成績同点時の順位決定用でしたが、2026年度からは15点の配点が含まれます。
個別学力検査(二次試験)の配点(525点満点)
二次試験の配点は共通テストの約1.7倍あり、記述力と応用力が合否を分けます。
| 教科 | 科目詳細 | 配点 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 数I・II・III・A・B・C | 150点 | 数III・Cを含む記述式。 |
| 理科 | 物理必須 + 化or生 | 150点 | 物理が必須である点が最大の特徴。 |
| 外国語 | 英語など | 150点 | 記述量が多い傾向にある。 |
| 面接 | 個人面接 | 75点 | アドミッションポリシーへの適合が見られます。 |
| 合計 | 525点 |
【重要】二次試験は物理必須
北大医学部は二次試験で「物理」が必須です。生物選択のみの受験生は受験できないため注意が必要です。また、合計点(840点満点)のうち、二次試験が約63%を占める「二次重視」の配点となっています。
2. 共通テストボーダーラインの推移と予測
北大医学部は旧帝大の中でも人気が高く、共通テストでの高得点獲得が必須です。
ボーダー得点率(合格可能性50%ライン)
近年のデータおよび2026年度の予想は以下の通りです。
- 2026年度予想:87% ~ 88%
- 2025年度:87%
- 2024年度:85%
河合塾などの予想では、難関国立大学のボーダーラインは上昇傾向にあり、北大医学部も88%程度が目安になると予測されています。共通テストでの失敗が許されない厳しい戦いが予想されます。
合格者平均点(目安)
2025年度入試における合格者の共通テスト平均点は約89.0%でした。ボーダーラインよりもさらに上、9割近い得点を取ることが合格への安全圏と言えます。
3. 足切り(二段階選抜)のラインと実施状況
足切りライン(第一段階選抜)
北大医学部の一般選抜(前期)では、志願者が募集人員の3.5倍を超えた場合に二段階選抜(足切り)を実施すると予告されています。
- 予告倍率:3.5倍
- 実施状況:近年は「実施せず(足切りなし)」が続いています。
- 2025年度:実施せず(倍率3.5倍)
- 2024年度:実施せず(倍率3.5倍)
- 2023年度:実施せず(倍率3.3倍)
二次試験で「物理必須」という条件があるため、受験者層が自然と絞られ、極端な高倍率になりにくいという背景があります。ただし、倍率が急増した場合は足切りが発動する可能性があるため、共通テストで80%〜83%程度は確保しておくことが最低限のリスク管理となります。
【注意】フロンティア入試(総合型選抜)の足切り
一般入試とは異なり、総合型選抜(フロンティア入試 Type I)では厳格な基準があります。
共通テストで900点中720点(80%)以上取らなければ、どれだけ優秀でも不合格となります。
4. 合格に向けた戦略まとめ
- 共通テストは「国語」で差をつける
理系科目で高得点を取るのは医学部受験生として当然ですが、北大は国語の配点比率が高いため、国語での失敗が致命傷になりかねません。8割以上を安定して取れる対策が必要です。 - 二次試験は「物理」と「記述力」
物理が必須であるため、物理を得点源にできるかがカギです。また、全体配点の6割以上を占める二次試験での記述力強化が合格を左右します。 - 目標得点率は88%以上
ボーダーラインの上昇傾向を踏まえ、共通テストでは88%〜90%を目標に設定しましょう。
北海道大学医学部は、「大志を抱く(Boys, be ambitious)」精神のもと、世界で活躍できる医師を求めています。配点の特徴を理解し、戦略的に学習を進めてください。