「渋谷駅」徒歩5分 / 寮と一体型の校舎

・「渋谷駅」徒歩5分
・ 寮と一体型の校舎
・ 自由に質問可能

広島大学医学部医学科 二次試験の傾向と対策【2026年度版】

広島大学医学部医学科の二次試験(個別学力検査)は、配点比率が非常に高く、かつ「A配点(傾斜配点)」と「B配点(均等配点)」という特殊な選抜方式を採用している点が最大の特徴です。

本記事では、2025年度以降の変更点を踏まえ、合否を分ける配点の仕組みと各科目の対策について解説します。

広島大学医学部の特徴:超・二次試験重視型
共通テストと二次試験の配点は「1000点:1800点」となっており、二次試験の比率が約64%を占めます。共通テストでの多少の失敗は、二次試験の実力次第で十分に挽回可能です。

1. 入試配点の仕組み(合否を分ける重要ポイント)

合否判定は、以下の2段階の配点方式で行われます。受験生が選択するのではなく、自動的に受験生にとって有利な方式で判定されます。

共通テスト(1000点満点)

国語200、地歴100、数学200、理科200、外国語200、情報100

二次試験(1800点満点)

以下のいずれかの配点で判定されます。

配点方式 英語 数学 理科(2科目) 面接 特徴
A(s)配点
(理科重視)
300 300 1200 段階評価 理科1科目だけで600点。理科が得意な受験生に圧倒的に有利。募集定員の約半数がこの枠(とA(em))で決まります。
A(em)配点
(英数重視)
800 800 200 段階評価 英語・数学が得意で理科が苦手な受験生向けの傾斜配点です。
B配点
(バランス型)
600 600 600 段階評価 全科目均等配点。A配点で合格しなかった受験生同士で争う最終ラインです。
※注意点(足切り規定)
二次試験のいずれか1科目でも「受験者平均点の60%」を下回ると、総合点が高くても不合格となります。苦手科目を完全に捨てることはできません[2]。

2. 各科目の傾向・難易度・時間配分

問題自体は奇問・難問が少なく、標準的な良問中心ですが、高得点勝負となります。

英語(120分)

  • 配点:A(s)300点 / A(em)800点 / B600点
  • 難度:標準~やや難(分量が多い)
  • 時間:かなり厳しい

医学部独自問題ではなく全学部共通ですが、記述量が非常に多いのが特徴です。

  • 要約問題:約500語の英文を読み、日本語で要約する形式(200~250字程度)。論理構成力が問われます。
  • 英作文:グラフ・図表の説明や、意見論述などが出題されます。

要約や英作文に時間を取られすぎると長文読解が終わらなくなります。英作文(30分程度)→要約→長文の順で解くなど戦略が必要です。

数学(150分)

  • 配点:A(s)300点 / A(em)800点 / B600点
  • 難度:標準レベル(計算量・作業量が多い)
  • 時間:やや厳しい

大問5題構成。数III(新課程の数C含む)の微積分、確率、数列、ベクトル、複素数平面が頻出です。難問ではありませんが、計算過程が長く、完答するには高い処理能力が求められます。1問30分使えますが、計算で詰まると時間が足りなくなるため、解ける問題から確実に得点する力が重要です。

理科(2科目で120分)

  • 配点:A(s)1200点 / A(em)200点 / B600点

A(s)配点では1科目600点という驚異的な配点になります。

  • 物理(標準レベル):力学・電磁気を中心に典型問題が多いです。高得点(9割以上)が狙いやすく、時間内(40~50分程度)に解き終える受験生も多いです。
  • 化学(標準~やや難):理論・有機・高分子から出題。計算量が多く、有機の構造決定はパズル的な思考力を要します。時間が不足しがちです。
  • 生物(標準レベル):記述・考察問題が多く、知識だけでなく論理的思考力が問われます。物理に比べて高得点が取りにくい傾向があります。

物理選択者は物理を早めに終わらせ、化学に時間を回すのが定石です。

3. 合格ラインと共通テスト失敗時の逆転

合格ライン(目安)

  • 共通テスト:84%~86%程度がボーダーライン。
  • 二次試験:配点方式によりますが、70%~80%の得点率が目安です。

2024年度の合格最低点(得点率)は、A(s)配点で約74%、B配点で約68%でした。

逆転の可能性

十分に可能です。特に理科が得意な場合、A(s)配点(理科1200点)により、共通テストのビハインドを一気に覆せます。ただし、共通テストで失敗した場合、二次試験でミスが許されないプレッシャーがかかるため、相当な実力が必要です。

4. 面接試験・小論文

小論文:前期日程では課されません。

面接試験

  • 形式:個人面接(面接官3人対受験生1人)。時間は5分~10分程度と非常に短いです。
  • 評価:段階評価(A・Bなど)。点数化されず、よほど適性を欠く場合を除き差はつきません。
  • テーマ:志望動機、調査書の内容、アドミッション・ポリシー(受入方針)への理解、地域医療への関心などが問われます。

結論:合格への最短ルート

広島大学医学部は、「理科」の配点が合否を左右する最大の鍵です(A(s)配点)。

理科2科目を完璧に仕上げることが、最も効率的な合格戦略となります。また、英語・数学は難問対策よりも標準問題をいかにスピーディーかつ正確に解くかという「処理能力」の向上に努めてください。

※ 最新の募集要項は必ず大学公式サイトをご確認ください。